農作物鳥獣被害防止対策補助金について
農作物鳥獣被害防止対策補助金について(東海村)の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。
東海村の農作物鳥獣被害防止対策補助金は、侵入防止柵の資材費の3分の2(1件12万円まで)を、村内の販売農家に出す制度
東海村(茨城県)の「農作物鳥獣被害防止対策補助金」は、野生鳥獣から畑や果樹園を守るための侵入防止柵(電気柵、ワイヤーメッシュ、防獣ネットなど)の資材購入費を、村が一部負担する制度です。村の公式ページ(2026年6月8日更新)には、「現在、令和8年度分を受け付けています」と書かれています。
ここで整理するのは、村の公式ページ、同じページに添付されている申請書と請求書の様式、村が令和5年度に作った「東海村農林水産物鳥獣被害防止計画(第3次:令和6年度〜8年度)」、同じ農業の分野にある村の2つの補助事業のページです。制度の骨格を、先に表で示します。
| 項目 | 内容(東海村の公式ページより) |
|---|---|
| 制度名 | 農作物鳥獣被害防止対策補助金 |
| 実施 | 東海村(産業部 農業政策課) |
| 受付 | 令和8年度分を受付中。予算の限度額に達し次第、今年度の受付は終了 |
| 対象者 | 村内在住の農作物の生産・販売農家(対象区域は村内の耕作農地) |
| 補助対象 | 侵入防止柵(電気柵、ワイヤーメッシュ、防獣ネット等)の設置・改修にかかる設備資材の購入費。工事費は含まない |
| 補助率 | 設備資材購入費の3分の2 |
| 限度額 | 1件につき12万円 |
| 募集件数 | 2件程度 |
| 対象鳥獣 | ハクビシン、アライグマ、タヌキ、カラス |
| 事前の手続き | 本申請の前に事前相談(随時受付) |
| 問い合わせ | 産業部 農業政策課 農業振興・農地保全担当、電話 029-282-1711 |
この記事は、金額の計算、対象になる柵と経費、申請の流れ、必要書類、つまずきやすい点、村が計画で示している被害の実態、同じ村の関連補助との違いを順に整理します。
いくら出る?3分の2と12万円の関係を計算例で確認
補助率は資材購入費の3分の2、上限は1件12万円です。資材費に3分の2をかけた額が12万円以下ならその額、12万円を超えるなら12万円で止まります。
12万円の上限に届く資材費は、12万円を3分の2で割った18万円です。以下は、「仮の数字」の計算例です。実際の補助額の端数の扱いや、消費税の扱いは、村の窓口で確認してください。
| 資材費(仮の数字) | 3分の2の額 | 補助金額の目安 | 自己負担の目安 |
|---|---|---|---|
| 9万円 | 6万円 | 6万円 | 3万円 |
| 15万円 | 10万円 | 10万円 | 5万円 |
| 18万円 | 12万円 | 12万円 | 6万円 |
| 24万円 | 16万円 | 12万円(上限) | 12万円 |
| 36万円 | 24万円 | 12万円(上限) | 24万円 |
資材費が18万円を超えると、超えた分は全額が自己負担になります。補助の効率が最も高いのは、資材費が18万円以下の範囲に収まる規模です。広い面積を一度に囲む場合は、補助が上限に達したうえで、残りを自己負担する形になります。
募集件数は「2件程度」と書かれています。1件12万円の上限で2件なら、補助の総額は最大で24万円の規模です。年度の予算額そのものは、公式ページには示されていません。残りの枠は、農業政策課に直接確認してください。
対象になるのは、どんな農家?
対象者は「村内在住の農作物生産・販売農家」で、補助の対象区域は村内の耕作農地です。申請書の添付書類から、確認される内容もわかります。
| 確認される内容 | 根拠になる添付書類 |
|---|---|
| 村内に住所があること | 申請書の住所欄 |
| 農作物を出荷・販売していること | 農作物の出荷及び販売が確認できる証明書の写し |
| 柵を設ける農地が村内の農地であること | 農地基本台帳の写し |
| 村税の未納がないこと | 村税に未納がないことを証する書類 |
家庭菜園は、補助の対象外と読めます。ただし、出荷や販売の確認が、どの水準の書類で足りるのかは、申請書の様式には書かれていません。直売所への出荷記録などで足りるのかは、事前相談で確認してください。
法人や、村外に住む耕作者はどうなる?
公式ページの対象者の欄には「村内在住」と書かれており、法人についての記載はありません。村内に農地を持つが住所が村外にある場合や、農業法人の場合は、要綱の条文を窓口で確認する必要があります。同じ村の「農業用ビニールハウス」の補助は、法人と認定農業者を対象外としているので、制度ごとに対象者の範囲が違う点にも注意してください。
何が補助の対象になる?柵の資材と、工事費の線引き
対象になるのは、侵入防止柵の設置や改修にかかる「設備資材の購入費」です。公式ページは、そのうえで「工事費は含まない」と明記しています。
| 区分 | 補助の対象か | 補足 |
|---|---|---|
| 電気柵の本体、支柱、電線、碍子などの資材 | 対象(資材購入費) | ページが例示する「電気柵」にあたる |
| ワイヤーメッシュ | 対象(資材購入費) | ページが例示する |
| 防獣ネット | 対象(資材購入費) | ページが例示する |
| 柵の設置を業者へ頼む工事費 | 対象外 | 「工事費は含まない」と明記 |
| 新規の設置 | 対象 | 「新規に設置」が事業内容に書かれている |
| 既存の柵の機能向上、設置範囲の拡大・改善 | 対象 | 「改修」にあたる |
| 対象鳥獣以外の獣(イノシシなど)向けの柵 | 要確認 | 対象鳥獣は4種と書かれている |
電気柵の資材の細かい種類(電源装置やバッテリーなど)が資材費に入るかどうかは、公式ページには書かれていません。購入の前に、見積書や商品の一覧を示して、窓口で確認してください。
申請書にも、設備の種類の欄がある
様式第1号(交付申請書)には、「設置設備名」の欄があり、「1 電気柵」「2 その他( )」から選びます。数字を丸で囲む形式です。電気柵が想定の中心で、それ以外の柵は「その他」に具体名を書くと読めます。
申請から入金までは、どんな流れ?
公式ページと2つの様式から、手続きの順序を整理します。条文までは確認できていないため、順序の細部は事前相談で確かめてください。
| 段階 | やること | 書かれている根拠 |
|---|---|---|
| 事前相談 | 設置したい場所、面積、柵の種類、鳥獣の被害状況を相談する | 公式ページ「本申請前に事前相談(随時受付)をお願いいたします」 |
| 資材の購入・柵の設置・改修 | 設備資材を購入し、柵を設ける | 交付申請書の添付書類に、領収書の写し、設置箇所の図面・写真がある |
| 交付申請 | 様式第1号に、設置設備名、設置場所、交付申請額を書き、書類を添えて提出する | 様式第1号(要綱第7条関係) |
| 交付決定 | 村から決定の通知を受ける | 請求書に「東海村指令第○号により決定通知のあった」と書く欄がある |
| 請求 | 様式第4号の請求書に請求額と振込先を書いて提出する | 様式第4号(要綱第10条関係) |
| 入金 | 指定の口座に補助金が振り込まれる | 請求書に振込先の欄がある |
ここで大事なのは、申請書の添付書類に「領収書の写し」と「設置・改修箇所の図面及び写真」が含まれる点です。この書きぶりからは、資材を買い、柵を設けたあとで申請する流れに読めます。ただし、「交付決定の前に購入してよいのか、決定を待ってから購入するのか」は、様式だけでは判断できません。資材を購入する前に、必ず事前相談で、購入の時期を確認してください。
事前相談で聞いておくと安心なこと
| 聞くこと | 理由 |
|---|---|
| 今年度の残りの枠と、受付の締切の見込み | 予算の限度額に達し次第、受付が終わる |
| 購入や設置を始めてよい時期 | 領収書を付けて申請する形のため、順序の確認が必要 |
| 領収書に求められる形式(宛名、内訳、日付) | 補助対象の資材と、そうでない物を区別できるようにするため |
| 出荷・販売の証明書として認められる書類 | 直売や、農協以外の出荷でも使える書類を確認するため |
| 図面と写真の撮り方 | 柵の位置、長さ、設置前後の様子をどう示すか |
| 柵を設ける農地が、農地基本台帳に載っているか | 農地基本台帳の写しの提出が必要 |
申請に必要な書類は?様式から読み取れる5点
様式第1号の「添付書類」の欄には、次の5つが並んでいます。
| 書類 | 内容 | 集めるときの注意 |
|---|---|---|
| 領収書の写し | 資材購入費の領収書 | 資材と、対象外の工事費が混ざる場合は、内訳がわかる形で |
| 図面及び写真 | 侵入防止柵の設置又は改修の箇所 | 設置の位置と範囲がわかるように |
| 出荷・販売の証明書の写し | 農作物の出荷及び販売が確認できるもの | 農協や直売所への出荷の記録などが考えられる。使える書類は事前に確認 |
| 農地基本台帳の写し | 柵の設置や改修にかかる農地のもの | 取得先と手数料の有無は、窓口に確認 |
| 村税の未納がないことの書類 | 村税に未納がないことを示すもの | 取得の窓口を事前に確認 |
申請書本体には、申請者の住所、氏名、電話番号、設置設備名、設置場所(番地、面積、地目)、交付申請額を書きます。公式ページの「関連資料」から、RTF形式でダウンロードできます。
様式第4号(請求書)には、請求額、振込先の金融機関名、支店名、口座の種類(普通・当座)、口座番号、フリガナ、口座名義人を書きます。通帳の写しなどが必要かどうかは、様式にはありません。窓口で確認してください。
なぜ村はこの補助を出す?東海村の鳥獣被害の実態
村の「鳥獣被害防止計画」は、この補助の背景を、数字で示しています。令和4年度の被害の現状は、村内の農業者への聞き取りや報告から算出されたものです。
| 鳥獣 | 被害のあった作物 | 被害面積 | 被害金額 |
|---|---|---|---|
| ハクビシン | 梨、とうもろこし、ぶどう | 2.1a、5.5a、3.5a | 180.6千円、153.2千円、227.4千円 |
| アライグマ | ぶどう | 2.2a | 142.9千円 |
| タヌキ | ぶどう | 2.2a | 142.9千円 |
| カラス | とうもろこし、落花生 | 18.6a、8.2a | 516.5千円、157.8千円 |
| 合計 | 42.3a | 1,521.3千円 |
被害額の最大はカラスによるとうもろこしで、516.5千円です。ハクビシン、アライグマ、タヌキの被害は、果樹(梨、ぶどう)を中心に出ています。
被害の傾向と、時期
計画は、傾向を次のように書いています。
| 鳥獣 | 時期 | 作物 | 場所 |
|---|---|---|---|
| ハクビシン、アライグマ、タヌキ | 7月から9月を中心 | 果樹と野菜類 | 村内全域から報告があり、増加傾向。家庭菜園にも広がっている |
| カラス | 年間を通して | 落花生と野菜類 | 村内全域から報告があり、増加傾向。家庭菜園にも広がっている |
柵の設置を考えるなら、7月から9月の果樹の被害期に間に合わせる設置が、実務上の目安になります。補助の受付が年度の予算に達すると終わることを考えると、夏の収穫期の前に、事前相談を済ませておくことになります。
村が目標としている数字
計画では、被害を令和8年度までに、令和4年度の現状値から約1割減らす目標を置いています。
| 指標 | 現状値(令和4年度) | 目標値(令和8年度) |
|---|---|---|
| 被害面積 | 42.3a | 38a |
| 被害金額 | 1,521.3千円 | 1,370千円 |
村の計画は、柵についてどう考えている?
計画の「防護柵の設置等に関する事項」に、年度ごとの整備面積が書かれています。ハクビシン、アライグマ、タヌキを対象とした、防護柵(電気柵、ネットフェンス等)の新設による整備面積の合計です。
| 年度 | 整備面積の目標 |
|---|---|
| 令和6年度 | 5a |
| 令和7年度 | 10a |
| 令和8年度 | 15a |
カラスについては、鳥獣の特性を考慮して、捕獲ではなく防鳥ネット等による被害防止対策を行う、と計画に書かれています。侵入防止柵の補助の対象鳥獣にカラスが含まれているのは、この考え方と合っています。
また、計画は、これまでの対策の課題を認めています。
| これまでの取組 | 課題(計画の記述) |
|---|---|
| 個人による箱わなの設置 | 捕獲等に関する事項が、農業者に十分には周知されていない |
| 令和元年度から、茨城県の鳥獣被害防止促進補助金を使い、侵入防止柵の資材費の3分の1を個人に補助 | 個別に柵を設けても、隣の農地に被害が移る。小規模農地や耕作放棄地が多く、地域でまとまりにくい。補助事業や柵の効果の周知が足りない |
| 情報発信などの意識啓発 | 生息環境管理の効果が、農業者に十分周知されていない |
今回の村の補助が3分の2であるのに対し、計画に書かれている茨城県の促進補助は3分の1です。計画には、村の補助が令和元年度から3分の1だった、とは書かれていません。いまの補助率の根拠は、村の要綱で確認してください。
この課題のうち、「個別に柵を設けても、隣の農地に被害が移る」は、実務で重要です。補助は1件ごとの申請ですが、近隣の農家と柵の位置や範囲をそろえると、効果が高まる、というのが計画の問題意識です。
捕獲と、柵は、どう役割が分かれている?
計画は、柵を設ける対策に加えて、捕獲を並行して進めています。
| 項目 | 計画の内容 |
|---|---|
| 捕獲の体制 | 鳥獣捕獲等許可申請書を出して村長の許可を得た人が、わなで捕獲する |
| 捕獲の計画数(年) | ハクビシン10頭、アライグマ5頭、タヌキ5頭(令和6年度から8年度まで同数) |
| 捕獲の方法・場所・期間 | わな、村内全域、通年 |
| 令和2年度から4年度の捕獲実績 | ハクビシン、アライグマ、タヌキとも「なし」 |
| 村の取組方針 | 被害状況の調査結果に基づき、農業者と連携しながら、侵入防止柵と箱わなの設置を支援する |
捕獲の許可は、村が権限を持っています(茨城県知事の権限に属する事務処理の特例に関する条例により、権限委譲済み)。わなを使った捕獲を考える農家は、柵の補助とは別に、捕獲の許可の手続きが必要になります。ここで述べたのは計画の内容であり、わなの貸出しや許可の詳しい手続きは、農業政策課で確認してください。
計画には、関係機関の役割も書かれています。
| 機関 | 計画に書かれた役割 |
|---|---|
| ひたちなか警察署 | 村民からの通報により現場対応 |
| 東海村 産業部 農業政策課、村民生活部 環境政策課 | 連絡窓口、捕獲等の実際の対応 |
| 茨城県県民生活環境部環境政策課 県央環境保全室 | 鳥獣被害防止に関する連携 |
| 茨城県農林水産部農地局農村計画課、県央農林事務所畜産振興課 | 鳥獣被害防止に関する連携 |
| 一般社団法人茨城県猟友会勝田支部 | 助言と、鳥獣被害防止に関する事業の受託 |
| 常陸農業協同組合 | 農作物被害対策の情報共有 |
つまずきやすい点はどこ?
公式ページと様式から、実務でつまずきやすい点を、表にしました。
| つまずきやすい点 | 起きること | 対策の方向 |
|---|---|---|
| 予算の限度額に達すると受付が終わる | 年度の途中で、申請できなくなる | 柵の設置を決めた時点で、早めに事前相談 |
| 募集が「2件程度」 | 申請が多いと、枠に入れない | 事前相談で、今年度の残りと見込みを確認 |
| 工事費は補助対象外 | 業者に設置を頼むと、工事費は自己負担 | 資材費と工事費を見積書で分ける。設置を自分で行うかを決める |
| 18万円を超える資材費 | 12万円の上限で止まり、超過分は自己負担 | 面積と柵の種類を、予算に合わせて計画 |
| 出荷・販売の証明書が必要 | 家庭菜園や、販売の実績がない場合は申請できない可能性 | 出荷の記録を日ごろから保管。使える書類を事前に確認 |
| 領収書の写しが添付書類 | 先に購入する形のとき、購入前の確認がないと補助対象にならない恐れ | 購入前に、必ず事前相談で時期を確認 |
| 村税の未納 | 未納があると、証明書が取れない | 事前に納付状況を確認 |
| 隣地への被害の移動 | 自分の農地を囲んでも、隣に被害が移る | 近隣の農家と、柵の範囲をそろえる |
| 設置後の管理 | 柵が壊れると、被害が戻る | 柵の点検を定期的に行い、計画の「管理方法の普及啓発」の情報も活用 |
向く人、向かない人
| 向く人 | 向かない人 |
|---|---|
| 村内に住み、農作物を出荷・販売している農家 | 家庭菜園だけで、出荷・販売の実績がない人 |
| ハクビシン、アライグマ、タヌキ、カラスの被害が実際に出ている | 対象鳥獣以外の獣による被害が中心の人 |
| 柵の資材を自分で調達し、設置も自分または身内で行える | 設置の業者への工事費まで、補助を受けたい人 |
| 資材費が18万円以下の範囲で収まる規模の柵 | 広い面積を、1件の申請で大きく囲みたい人(超過分は自己負担) |
| 夏の収穫期の前に、事前相談と準備ができる | 受付の終了後に、設置を検討し始めた人 |
| 近隣の農家と、柵の範囲を相談できる | 隣接地の被害が移ることを気にせず、単独で囲む人 |
同じ村の、ほかの農業の補助との違いは?
東海村の農業のページには、同じ農業の分野で、補助事業がほかにも載っています。柵の補助と、目的や対象が違います。
| 制度 | 内容(村の公式ページより) | 柵の補助との違い |
|---|---|---|
| 農業用ビニールハウスの設置費用の補助(2026年4月15日更新) | 村内の個人が、50平方メートル以上のビニールハウスを畑地に設置する場合。資材購入費と設置費用の2分の1以内、上限25万円(1,000円未満切り捨て)。村内に10アール以上の農地の所有または利用権が必要。法人・認定農業者は対象外。窓口は農業支援センター(電話 029-287-7867) | 柵は資材費のみで3分の2。ハウスは設置費用も含み、2分の1。対象者の条件も違う |
| 環境にやさしい農産物栽培奨励補助事業(2024年4月19日更新) | 茨城県慣行栽培基準の半分以下の化学合成農薬・化学肥料で栽培する65種類の農産物を、茨城県特別栽培農産物の認証またはJAS有機の認証を受けて、村内の農地で生産・出荷した場合に、10アール当たり4万円(1作物50アール・5年を限度) | 柵は被害対策の設備への補助。栽培奨励は、栽培の方法に対する補助 |
同じ農地で、柵を設けながらハウスを設置する場合や、特別栽培に取り組む場合は、補助の対象事業や費用が重なっていないかを、それぞれの窓口で確認してください。併用の可否は、公式ページには書かれていません。
国の制度とのつながりは?
農林水産省の「鳥獣被害対策コーナー」(令和8年9月更新)には、野生鳥獣による農作物被害は、営農意欲の減退、耕作放棄、離農の増加など、数字に出る以上に深刻な影響を及ぼしている、と書かれています。国は「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」に基づいて、現場に最も近い行政機関である市町村が中心になって行う、被害防止の総合的な取組を支援しています。
東海村の「鳥獣被害防止計画」は、この仕組みで市町村が作る計画にあたります。計画期間は令和6年度から令和8年度で、令和8年度が最終年度です。次の計画の作成で、制度の内容が見直される場合もあるため、令和9年度以降の補助は、あらためて村の公式ページで確認してください。
よくある質問
申請はいつまでにすればよい?
公式ページには、締切の日付は示されていません。「予算限度額に達し次第、今年度の受付は終了」とあります。令和8年度の受付が続いているかは、2026年10月12日時点でも、農業政策課に電話で確認するのが確実です(電話 029-282-1711)。
柵の設置を業者に頼むと、補助は出る?
補助されるのは、設備資材の購入費です。工事費は含まれません。業者に頼む場合は、見積書で資材費と工事費を分けてもらってください。
家庭菜園でも使える?
申請書の添付書類に、農作物の出荷及び販売が確認できる証明書の写しがあります。対象者も「生産・販売農家」です。家庭菜園だけで販売がない場合は、対象にならないと考えられます。個別の事情は、事前相談で確認してください。
電気柵とワイヤーメッシュ、どちらが対象?
どちらも、公式ページが挙げる対象の例です。防獣ネットも含まれます。柵の種類の選び方は、被害を出す鳥獣、農地の形、管理のしやすさによるため、設置の前に、農業政策課や、柵を扱う店の説明を聞いて決めてください。
カラスの被害でも使える?
対象鳥獣にカラスが入っています。村の計画では、カラスは捕獲ではなく、防鳥ネット等による被害防止の対策とされています。
問い合わせ先は?
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 窓口 | 東海村 産業部 農業政策課 農業振興・農地保全担当 |
| 所在地 | 〒319-1192 茨城県那珂郡東海村東海三丁目7番1号 |
| 電話 | 029-282-1711 |
| FAX | 029-282-2145 |
| 公式ページ | https://www.vill.tokai.ibaraki.jp/sangyo_business/nogyo/3615.html |
ProdX Crowd編集部から
この制度は、1件12万円までの小さな補助です。ですが、柵の資材の選び方、設置の範囲、申請の順序を、事前相談で確かめてから動けるかどうかで、手元に残る費用は変わります。申請書の様式と添付書類を先に確認しておけば、領収書や写真を、購入と設置の時点で整えておけます。
ProdX Crowd編集部は、農業を含む中小の事業者に向けて、補助金の活用方針の整理や制度選びの相談を、顧問として継続的にお手伝いしています(株式会社ウブントゥ社内集計で、500件以上、20億円以上の実績)。月額10,000円、初期費用0円、成果報酬0円、最低契約期間なし、いつでも解約OKです。申請書の作成や電子申請の実務は月額に含まれず、パートナー企業の案内になります。
本記事は、2026年10月12日時点で確認できた村の公式ページと添付様式、計画書に基づきます。要綱の条文は確認できていないため、細部は窓口で、あわせてご確認ください。
この制度を一言でいうと
「農作物鳥獣被害防止対策補助金について」は、東海村が実施する補助金・助成金です。対象の地域は東海村・茨城県です。
農作物鳥獣被害防止対策補助金について/東海村 現在、令和8 年度分を受け付けています。予算に限りがございますので侵入防止柵の設置や改修をされる方は早めにお申し込みください。 有害鳥獣による果実や野菜等の農作物被害を防止するため、侵入防止柵を新規に設置または既存の防止柵機能向上や設置範囲の拡大・改善を行うための設備資材の購入費に対して一部補助を行っています。 侵入防止柵(電気柵、ワイヤーメッシュ、防獣ネット等)の設置、改修にかかる設備資材の購入費(工事費は含まない)の一部
受付の期間は、通年(随時)で受け付けています。
| 制度名 | 農作物鳥獣被害防止対策補助金について |
|---|---|
| 実施機関 | 東海村 |
| 種類 | 補助金・助成金 |
| 対象地域 | 東海村・茨城県 |
| 受付期間 | 通年(随時)で受け付けています |
| 対象者 | 補助率・限度額・募集件数 |
「農作物鳥獣被害防止対策補助金について」の対象になる方
対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。
- 1地域東海村・茨城県(市区町村の制度のため、その市区町村内に事業所があることが基本)
- 2対象者補助率・限度額・募集件数 / (対象区域)
- 3規模従業員数の制約は示されていません
| 確認すること | この制度の内容 |
|---|---|
| 地域 | 東海村・茨城県(市区町村の制度のため、その市区町村内に事業所があることが基本) |
| 対象者 | 補助率・限度額・募集件数 / (対象区域) |
| 規模 | 従業員数の制約は示されていません |
「農作物鳥獣被害防止対策補助金について」が目指していること
有害鳥獣による果実や野菜等の農作物被害を防止するため、侵入防止柵を新規に設置または既存の防止柵機能向上や設置範囲の拡大・改善を行うための設備資材の購入費に対して一部補助を行っています。侵入防止柵(電気柵、ワイヤーメッシュ、防獣ネット等)の設置、改修にかかる設備資材の購入費(工事費は含まない)の一部ハクビシン, アライグマ, タヌキ, カラス
「農作物鳥獣被害防止対策補助金について」の経費で気をつけたいこと
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 設置 | 工事・設置・施設整備に関する経費が含まれています。着工が交付決定の前だと対象外になる制度が多く、工事の写真(施工前・中・後)が証拠として求められます。天候や工期の遅れで期間内に終わらないリスクも、先に見ておきます。 |
| 資材 | 原材料・資材に関する費用が含まれています。試作や開発に使うものに限られる制度が多く、通常の製造に使う分は対象外です。使用量の記録を残します。 |
補助率・金額の区分(この制度の定め)
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| 地域 | 村内在住の農作物生産・販売農家 / (村内の耕作農地) |
| 補助率 | 設備資材購入費の3分の2 |
| 金額 | 1件につき12万円 / ※予算限度額に達し次第,今年度の受付は終了となります。 |
| 申請の方法 | ※本申請前に事前相談(随時受付)をお願いいたします。 |
「農作物鳥獣被害防止対策補助金について」の手続きの流れと日程
この制度は通年で受け付けられています。予算がなくなり次第、受付を終了する場合があります。
- 申請計画書・見積書を提出
- 審査1〜3か月
- 交付決定ここから発注できる
- 発注・実施期間内に支払いまで
- 実績報告証拠書類を提出
- 検査・確定補助額が決まる
- 入金お金が入るのは最後
発注・契約は「交付決定」の後。お金が入るのは、最後の「入金」です。
「農作物鳥獣被害防止対策補助金について」についてのよくある質問
Q&A農作物鳥獣被害防止対策補助金について
Q. 農作物鳥獣被害防止対策補助金についての受付期間はいつですか?
通年で受け付けています。予算の状況により終了することがあるため、早めに実施機関へ確認します。
Q. 農作物鳥獣被害防止対策補助金についての対象になるのは、どんな事業者ですか?
補助率・限度額・募集件数
この制度を検討するときの確認リスト
| 確認項目 | 状況 |
|---|---|
| 対象の地域(東海村・茨城県)に、事業所がある | □ はい □ いいえ |
| 対象者の条件に当てはまる | □ はい □ いいえ |
| 交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない | □ はい □ いいえ |
| 後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている | □ はい □ いいえ |
情報の確認元:東海村の公開情報。最新の募集状況・申請書類は、実施機関のページで入手できます。 情報取得日:2026/10/12。
補助金・経営支援顧問