募集中地域・自治体の補助金

「中小企業省力化投資補助金」のご案内

実施機関
阿見町
募集期間
通年(随時受付)
地域
茨城県・阿見町

「中小企業省力化投資補助金」のご案内(阿見町)の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。

阿見町の案内ページが指す「中小企業省力化投資補助金」は、人手不足の会社が省力化の設備を入れるときの国の補助金です

茨城県阿見町のホームページに載っている「中小企業省力化投資補助金のご案内」は、町独自の補助金ではありません。独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が運営する国の補助事業を、町が事業者向けに知らせているページです。町のページには、制度の目的、2つの類型、補助上限の目安、問い合わせ先が載っています。申請の窓口は町役場ではなく、中小機構の専用サイトと事務局です。

ProdX Crowd編集部は、町のページ(初版公開2024年5月16日、更新2025年7月17日)と、中小機構の専用サイト(shoryokuka.smrj.go.jp)の最新ページを読み比べました。町のページは、第3回公募が中だった2025年夏の時点の案内です。いま(2026年10月)の専用サイトでは、一般型は第8回の応募申請が始まっており、カタログ注文型は2026年3月19日に制度が改定されています。この記事は、専用サイトの内容を基準に、町のページとの違いも示しながら整理します。

まず全体像を表にします。

項目内容
制度の名称中小企業省力化投資補助事業(通称:中小企業省力化投資補助金)
運営独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小企業庁と連携した国の事業)
目的人手不足の中小企業等が省力化投資を行い、付加価値額と生産性を高め、賃上げにつなげる
類型カタログ注文型、一般型の2つ
申請方法電子申請のみ。GビズIDプライムアカウントが必要
阿見町の位置づけ制度の案内を載せている自治体。受付や審査は町ではない
問い合わせ中小企業省力化投資補助事業コールセンター(ナビダイヤル0570-099-660、IP電話等は03-4335-7595、平日9:30〜17:30)

町のページにも書かれているとおり、問い合わせの前に、専用サイトの「よくあるご質問」をまず確認するよう求められています。電話がつながりにくいことがあるため、先に資料を読んでから質問をまとめるほうが、結果として早く進みます。

2つの類型は、何がどう違いますか

カタログ注文型は、中小機構が「カタログ」に登録した汎用製品の中から選んで入れる方式です。一般型は、自社の現場に合わせて設計する設備やシステムを入れる方式です。町のページも「簡易で即効性がある省力化投資」と「オーダーメイド性のある多様な省力化投資」という言い方で、この違いを示しています。

比べる点カタログ注文型一般型
投資の性格簡易で即効性がある省力化投資オーダーメイド性のある多様な省力化投資
補助の対象カタログに登録された製品等個別現場の設備や事業内容に合わせた設備導入・システム構築
補助上限(最大)1,500万円(賃上げ要件を達成した場合)1億円(大幅賃上げ特例の適用時)
公募のかたち随時受付(専用サイトでは「交付申請随時受付中」)公募回制(現在は第8回)
申請の組み方販売事業者と共同で申請事業者が自ら事業計画書を作って応募
設備の選び方カタログから製品を選び、販売事業者を選ぶ外部のシステムインテグレータ等と組んで設計し、交付申請時に相見積もりを取る
事業実施期間交付決定日から原則12か月以内交付決定日から18か月以内(採択発表日から20か月以内)

町のページに出ている「最大1500万円」「最大1億円」は、どちらも専用サイトの最新ページで確認できる最大額と一致します。ただし、この最大額は、賃上げなどの条件を満たしたときの額です。実際の上限は従業員数と特例の有無で変わるため、次の章で表にします。

カタログ注文型では、いくらまで補助されますか

カタログ注文型の補助率は「1/2以下」です。補助上限額は、応募・交付申請の時点の従業員数で決まります。専用サイトには、2026年3月19日の改定後と改定前の両方の表が載っています。改定前の条件が使えるのは、2026年3月16日17:00までに提出され、不備なく受理された申請に限られます。これから申請する会社は、改定後の表で考えます。

従業員数改定後の補助上限額(賃上げ未達成の場合)賃上げ要件を達成した場合改定前(参考)の上限
5名以下500万円750万円200万円(300万円)
6〜20名750万円1,000万円500万円(750万円)
21名以上1,000万円1,500万円1,000万円(1,500万円)

この表は、専用サイトの「2026年3月19日制度改定」のページを基準にしています。そのページは、従業員20人以下の補助上限額を引き上げたと説明し、改定前を200万円(300万円)、500万円(750万円)、1,000万円(1,500万円)、改定後を500万円(750万円)、750万円(1,000万円)、1,000万円(1,500万円)としています。カッコ内が、大幅な賃上げを行う場合の額です。カタログ注文型の説明ページには、改定前と改定後の2つの表が切り替えて載っており、画面の見方を間違えやすいため、自社の従業員数の行は、制度改定のご案内と公募要領の最新版で必ず確かめてください。

金額の計算例(仮の数字)

補助額は「補助対象経費の総額 × 補助率」で出た額が、補助上限額を超えれば上限額で止まります。専用サイトにもこの考え方が書かれています。次の表は、補助率を1/2として計算した、仮の数字の例です。

想定(仮の数字)補助対象経費1/2を掛けた額上限額(改定後の表を前提)補助額の目安
従業員4名、製品と導入経費で600万円600万円300万円500万円300万円
従業員4名、製品と導入経費で1,400万円1,400万円700万円500万円(賃上げ達成で750万円)500万円または700万円
従業員12名、製品と導入経費で1,800万円1,800万円900万円750万円(賃上げ達成で1,000万円)750万円または900万円
従業員30名、製品と導入経費で2,600万円2,600万円1,300万円1,000万円(賃上げ達成で1,500万円)1,000万円または1,300万円

専用サイトは「全額を受け取れるとは限らない」「必ずしも交付決定を受けた補助額の全額が支払われるわけではない」と、繰り返し注意しています。実績報告で補助額が確定してから支払いの請求をする、という順序だからです。賃上げの目標を、自己の責によらない正当な理由なく達成できなかったときは、補助額が減額されます。

2回目以降の交付申請と累計上限

カタログ注文型は、各申請の補助額の合計が上限に達するまでは、複数回の応募・交付申請ができます。改定後は、各申請時点で決まる補助上限額を2倍にした額が、1事業者あたりの累計補助上限額になります。前回までの累計交付額を引いた額が、その回の上限です。ただし、1回の申請では、その時点で決まる補助上限額を超えて申請することはできません。

専用サイトの例では、従業員10人で賃上げの特例なしの会社が3回申請する場合、1回あたりの補助上限額は750万円、累計補助上限額は1,500万円になります。

項目内容
2回目以降の追加要件その1前回の補助事業で省力化効果が得られていること。申請時に、前回の補助事業で得られた効果を報告する
追加要件その2前回の交付申請時と比べて、事業場内最低賃金を3.5%以上上昇させていること
前回から2年以上経っている場合7.0%以上
前回から3年以上経っている場合10.5%以上
提出書類で増えるもの交付申請時および前回申請時の全従業員分の賃金台帳、複数回申請における最低賃金確認書(指定様式)

つまり、2回目に進むには、1回目の効果と賃金の上昇を、数字で示せる状態にしておく必要があります。1回目の申請の時点から、賃金台帳と、省力化の効果を測る記録を整えておくと、後の手間が減ります。

一般型では、いくらまで補助されますか

一般型は、従業員数ごとの補助上限額に加えて、補助率にも特例があります。専用サイトの説明ページ(一般型とは)の表を、そのまま整理します。

従業員数補助上限額大幅賃上げ特例の適用時
5人以下750万円1,000万円
6〜20人1,500万円2,000万円
21〜50人3,000万円4,000万円
51〜100人5,000万円6,500万円
101人以上8,000万円1億円

補助率は、中小企業が1/2、小規模企業者・小規模事業者と再生事業者が2/3です。「最低賃金引上げ特例」を使える事業者は、中小企業の補助率が2/3になります(小規模・再生事業者は対象外の扱いで、もとから2/3です)。再生事業者の定義は公募要領で確認するよう、専用サイトが案内しています。

最低賃金引上げ特例の適用の目安は、専用サイトの説明では次のとおりです。2024年10月から2025年9月までの間で、「その期間の地域別最低賃金以上、2025年度に改定された地域別最低賃金未満」で雇用している従業員が全従業員数の30%以上である月が、3か月以上あること。

金額の計算例(仮の数字)

次の表は、仮の数字による計算の例です。補助率と上限の関係を、具体的に見るためのものです。

想定(仮の数字)補助対象経費補助率計算上限補助額の目安
従業員15人の中小企業、ロボットシステムなどで2,400万円2,400万円1/21,200万円1,500万円1,200万円
同じ会社で、対象経費が4,000万円4,000万円1/22,000万円1,500万円(大幅賃上げ特例で2,000万円)1,500万円、または2,000万円
従業員4人の小規模事業者、1,800万円1,800万円2/31,200万円750万円(大幅賃上げ特例で1,000万円)750万円、または1,000万円
従業員40人の中小企業で最低賃金引上げ特例に該当、5,400万円5,400万円2/33,600万円3,000万円(大幅賃上げ特例で4,000万円)3,000万円、または3,600万円

どの行も、補助率を掛けた額が上限を超えると、上限で止まります。上限を超える部分は、自己負担です。補助金は、事業が終わって、確定した後に支払われる精算払いの仕組みです。専用サイトが示す流れでも、補助金の交付は、実績報告のあとの最後から2番目の段階(STEP8)に置かれています。その前に設備の代金を払う資金の手当てを、見込んでおく必要があります。

一般型の基本要件は、何を達成すればよいですか

一般型の応募には、事業計画で達成を約束する「基本要件」があります。専用サイトの一般型とはのページから整理します。

基本要件内容達成できなかったときの扱い
労働生産性年平均成長率で+4.0%以上増加公募要領で確認(このページでは返還要件は示されていません)
1人当たり給与支給総額年平均成長率を3.5%以上増加(日本銀行の「物価安定の目標」+1.5%)達成率に応じて補助金を返還
事業所内最低賃金事業実施都道府県の最低賃金+30円以上「補助金額÷計画年数」で補助金を返還
次世代育成支援対策推進法の一般事業主行動計画公表等。従業員21名以上の場合のみ公募要領で確認

返還が免除される場合として、専用サイトは次のような例を挙げています。給与の要件が未達でも、付加価値額が増えておらず、かつ企業全体で事業計画期間の過半数が営業利益の赤字になっている場合。最低賃金の要件が未達でも、付加価値額が増えておらず、かつその事業年度が営業利益の赤字などの場合。天災など、事業者の責めに帰さない理由がある場合。再生事業者は、基本要件が未達でも返還が免除されます。

最低賃金引上げ特例を使う事業者は、基本要件が、労働生産性、給与支給総額、一般事業主行動計画(21名以上)の3つだけになります。

大幅賃上げ特例を選ぶと何が変わりますか

大幅賃上げ特例を選ぶと、補助上限額が250万円から2,000万円の幅で上乗せされます(表のカッコ内の額)。その代わり、次の2つの条件を、どちらも満たす必要があります。

条件内容
給与支給総額基本要件の+3.5%に、さらに+2.5%以上を足して、合計+6.0%以上の増加
最低賃金事業所内最低賃金が、事業実施都道府県の最低賃金+50円以上

専用サイトには、「上記のいずれか一方でも未達の場合、各申請枠の従業員規模区分別の補助上限額との差額について補助金を返還」と書かれています。特例で上乗せされた分は、約束した賃上げを実現できなければ返す、ということです。上乗せされた上限額を目当てにするのではなく、自社の賃金の原資と、既存の従業員の給与を毎年どこまで引き上げられるかを、先に計算して決めてください。

賃上げの計算例(仮の数字)

想定(仮の数字)現在3年後の水準の目安計算の考え方
給与支給総額、基本要件(年率3.5%)3,000万円約3,326万円3,000万円を毎年3.5%ずつ増やして3年
給与支給総額、大幅賃上げ特例(年率6.0%)3,000万円約3,573万円3,000万円を毎年6.0%ずつ増やして3年
最低賃金+30円(県の最低賃金が1,000円の場合の例)事業所内最低賃金 1,010円1,030円以上県の最低賃金に30円を足した水準
最低賃金+50円(同じ例)事業所内最低賃金 1,010円1,050円以上県の最低賃金に50円を足した水準

県の最低賃金1,000円というのは、計算を見やすくするための仮の数字です。実際の事業実施都道府県の最低賃金は、毎年改定されます。応募する時点の公募要領で、基準の考え方を確認してください。

一般型で、事業計画に入れなければならないことは何ですか

基本要件とは別に、専用サイトは「その他要件」を示しています。審査で見られる観点の土台になるため、事業計画書の組み立てに直結します。

その他要件事業計画書で示すこと
省力化効果補助事業者の業務領域・導入環境で、この計画により業務量が削減される割合を示す
投資回収期間事業計画上の投資回収期間を、根拠資料とともに提出する
付加価値額3〜5年の計画期間内に、設備投資前と比べて付加価値額が増加する計画にする
人手不足の解消オーダーメイド設備等の導入など、人手不足の解消に向けた計画にする
カタログ掲載カテゴリの製品を導入する場合審査の際に考慮される

一般型で選ぶ設備については、専用サイトが「デジタル技術等を活用した専用設備」と説明しています。ICTやIoT、AI、ロボット、センサー等を使って、単一または複数の生産工程を自動化するために、外部のシステムインテグレータ(SIer)との連携などを通じて、事業者の個々の業務に合わせて専用に設計された機械装置やシステムのことです。汎用品をそのまま買うだけの計画は、一般型の趣旨からは外れやすいため、カタログ注文型で足りないかを先に確かめるのが筋です。

対象経費は、機械装置・システム構築費(必須)、技術導入費、専門家経費、運搬費、クラウドサービス利用費、外注費、知的財産権等関連経費です。必須の経費が機械装置・システム構築費である点は、設計図の段階から意識しておく必要があります。収益納付は求められません。

「イノベーション応援プログラム」という仕組みもあります。中小の製造事業者が作る、革新的で優れた省力化技術の製品を導入する場合は、審査で考慮され、相見積もりも不要になる、と専用サイトに書かれています。

カタログ注文型の補助対象経費は、どこまでですか

カタログ注文型の補助対象経費は、「製品本体価格」と「導入経費」の2つに分かれます。専用サイトの説明ページに、対象外の経費も列挙されています。

区分対象になるもの対象外のもの(主なもの)
製品本体価格補助事業のために使う機械装置、工具・器具、専用ソフトウェア・情報システムなどの購入経費顧客が実質負担する費用を含むもの、無償で提供されているもの、中古品、交付決定前に購入した製品、消費税
導入経費設置作業、運搬費、動作確認の費用、マスタ設定等の導入設定費用交付決定前に発生した費用、過去に購入した製品への作業費、導入と関連のないデータ作成費用、試運転の原材料費や光熱費、通常業務の代行費用、移動交通費・宿泊費、委託・外注費、補助金の申請代行費、消費税 など

特に、見落としやすいのは次の点です。交付決定前に買った製品や、発生した費用は、対象外です。申請の代行にかかる費用も対象外です。導入に伴う移動交通費・宿泊費や、外注費も対象に入りません。見積書の段階で、導入経費に何が含まれているかを、販売事業者と一緒に仕分けてください。

ファイナンス・リース取引を使って製品を導入することも可能と、専用サイトに書かれています。既に持っている製品と同じカテゴリの製品への置き換えも、交付申請ができる扱いです。リース取引を使う場合は、提出書類に「リース料軽減計算書」と「リース取引に係る宣誓書」が加わります。

カタログ注文型の基本要件と賃上げの目標は、どうなっていますか

カタログ注文型は、カタログに登録された省力化製品を導入し、販売事業者と共同で取り組む事業が対象です。事業計画では、次の目標を約束します。

目標内容
労働生産性の向上補助事業終了後3年間、毎年、申請時と比べて労働生産性を年平均成長率3.0%以上向上させる事業計画を作り、採択後はそれに取り組む
労働生産性の定義付加価値額(営業利益+人件費+減価償却費)を、従業員数で割った値
賃上げの目標(制度改定後、上限引き上げの条件)事業場内最低賃金を3.0%以上増加させる(物価安定の目標2%+1.0%)、かつ給与支給総額を6%以上増加させる。補助事業期間の終了時点で達成する見込みの計画にする
賃上げの目標(制度改定前)事業場内最低賃金を45円以上増加させる、かつ給与支給総額を6%以上増加させる
表明申請時に、賃金引き上げ計画を従業員に表明していること

労働生産性の計算で、付加価値額に人件費が入る点に注意してください。人件費を増やすと、付加価値額の側も増えるため、賃上げと生産性の目標は、同じ向きに動きやすい作りです。一方で、省力化で従業員数を減らして分母を小さくする、という考え方だけでは、賃上げの目標と両立しません。

労働生産性の計算例(仮の数字)

項目申請時(仮の数字)3年後に3.0%ずつ向上した場合
営業利益300万円計算の例のため省略
人件費3,000万円同上
減価償却費200万円同上
付加価値額3,500万円同上
従業員数10人同上
労働生産性(付加価値額÷従業員数)350万円約382万円(350万円を毎年3.0%ずつ増やして3年)

一般型の要件は労働生産性の年平均+4.0%以上なので、同じ350万円から出発すると、3年後は約394万円が必要になります。カタログ注文型より、一般型のほうが高い目標です。補助金の額が大きくなる分、約束も重くなると考えてください。

申請から入金までの流れは、どう進みますか

専用サイトの申請の流れのページから、2つの類型の手順を並べます。

段階カタログ注文型一般型
準備GビズIDプライムアカウントを取得GビズIDプライムアカウントを取得
計画づくりカタログから製品を選び、販売事業者を選ぶ事業計画書を作り、機械装置・システム等を選ぶ
申請販売事業者と共同で申請。販売事業者の招待を受けて専用フォームから入る(サイトに申請の入口はない)応募申請(電子申請のみ。採択まで3か月程度)
見積もり販売事業者と共同で事業計画を作る(見積書の扱いは「応募・交付申請の手引き」で確認)採択後、交付申請の前に、原則2者以上から同一条件で見積書を取る
交付申請応募と交付申請を、共同事業実施者として公募期間内に行う交付申請(電子申請のみ)
事業の実施交付決定日から原則12か月以内交付決定日から18か月以内
実績報告支払いの証憑、導入実績の証憑、事業計画の達成状況事業完了日から30日を経過した日、または事業完了期限日の早いほうまでに提出
補助金の交付実績報告をもとに補助額が確定し、支払い請求をすると交付される同じ(補助額確定後に請求)
効果報告補助事業完了後3年間、毎年、稼働状況と計画の達成状況を報告。実地検査あり事業計画期間の1年目が終わってから最初の4月より5年間、毎年報告

カタログ注文型の実績報告では、写真の撮影に「報告用写真撮影アプリ」を使えます。省力化製品の導入が確認できた場合、実績報告の提出後から効果報告期間に行われる実地検査を完了したとみなされます(賃貸借契約を除く)。アプリを使っても、事務局の判断で実地検査が行われることはあります。

一般型の「採択まで3か月程度」は、日程の逆算で効いてきます。現在受付中の第8回は、専用サイトによると、2026年9月18日(金)10:00に応募申請の受付が始まっています。国の専用サイトのトップページには、受付期間が2026年10月16日(金)17:00までと表示されています。本日(2026年10月12日)から数えて、数日しか残っていない計算です。GビズIDプライムアカウントの取得に時間がかかることは、専用サイトが繰り返し注意しています。まだ持っていない会社は、今回の公募に間に合わせることが難しい可能性があるため、次回の公募に向けた準備に切り替える判断も必要です。次回の公募時期は、あらためてホームページで公開すると専用サイトに書かれています。

カタログ注文型の申請で、そろえる書類は何ですか

カタログ注文型の申請フローのページには、提出書類の一覧(2026年5月26日更新)があります。全事業者に共通するものと、状況によって加わるものに分かれています。

区分主な書類
全事業者共通従業員名簿(指定様式)、貸借対照表(前期・前々期)、損益計算書(前期・前々期)
法人履歴事項全部証明書(発行から3か月以内)、法人税の納税証明書(その2)直近3期分、役員名簿・株主出資者名簿(指定様式)
個人事業主確定申告書の控え 第一表 直近1期分、所得税の納税証明書(その2)直近1期分
人手不足の確認(設問の回答により、いずれか)時間外労働時間(指定様式)、従業員減少の確認用(指定様式)、求人募集したことを証明する書類
大幅な賃上げの対象者最低賃金者の賃金台帳
省力化計画省力化効果判定シート(指定様式。販売事業者が添付)
常勤従業員がいない事業者事業実態の詳細が確認できる書類
ファイナンス・リース取引リース料軽減計算書、リース取引に係る宣誓書
介護事業法人介護給付費等支払決定額通知書
2回目以降の申請全従業員分の賃金台帳、複数回申請における最低賃金確認書(指定様式)

専用サイトは、「記載の書類以外にも事務局から提出を求める場合があります」と、注意しています。提出書類に不足事項があると、事務局の審査で不備になります。書類ごとの必要事項を確認できる「提出書類チェックシート」も用意されています。

法人の場合、法人税の納税証明書(その2)は直近3期分です。創業間もない会社や、決算期が変わった会社は、証明書の取得に時間がかかることがあります。決算書と納税証明書は、取引している税理士や、管轄の税務署に早めに依頼してください。

つまずきやすいのは、どこですか

専用サイトの記載から読み取れる、つまずきやすい点を、表にまとめます。

つまずきやすい点起きること先にやっておくこと
GビズIDプライムアカウントの取得が遅れる公募期間に間に合わず、応募できない取得に時間がかかるため、公募開始の前に手続きを始める
交付決定前の発注・購入対象外の経費になる発注・契約は、交付決定の通知を受けてから
導入経費に対象外の項目が混じる経費が減り、補助額が下がる移動交通費・宿泊費、外注費、申請代行費は含めない
一般型で見積書が1社だけ価格の妥当性を示せない原則2者以上から、同一条件の見積書を取る
賃上げの目標を達成できない補助額の減額や返還が生じる賃金の原資を計算してから、特例の有無を選ぶ
効果報告を忘れる報告が数年にわたって続くため、記録が途切れる付加価値額、従業員数、賃金の記録を、毎年同じ形で残す
町のページの古い数字をそのまま使う上限額や公募回が、現在と合わなくなる専用サイトと公募要領の最新版を確認する

特に、最後の行は、阿見町のページを入口に読む人にとって大切です。町のページは、2025年7月17日の更新で、第3回公募の日程を載せたままです。制度は、2026年3月19日にカタログ注文型の上限額などが変わっており、一般型も回を重ねています。町のページは、制度の存在を知る入口として使い、数字と日程は専用サイトで確かめてください。

向いている会社、向かない会社は、どう分かれますか

状況カタログ注文型一般型
汎用のロボット・機器を1台入れたい向く。カタログにあれば、販売事業者と一緒に申請できる汎用品だけなら、趣旨に合いにくい
現場ごとに設計が必要な自動化ラインを組みたいカタログにない場合は向かない向く。SIerと組んで専用設備を設計する
補助額が数百万円で足りる向く事業計画書の作成の手間が、金額に見合うか検討する
補助額が数千万円以上必要上限が足りない向く。従業員数に応じて最大1億円
事業計画書を自分で書く時間がない販売事業者が省力化計画を支える分、負担は軽い事業計画書を自社で組み立てる必要がある
人手不足の実態を示せない人手不足の確認書類(時間外労働時間、従業員の減少、求人の証明)が出せないと、申請に進めない労働生産性・賃上げの計画で示す必要がある
賃上げの余力がない賃上げ特例なしの上限で計画する基本要件の賃上げ(給与支給総額+3.5%など)を満たせないと、申請の前提を欠く
今月中に応募したい随時受付なので、書類がそろえば対応しやすい第8回の受付期限が迫っている。間に合わなければ次回の公募を待つ

人手不足の確認では、時間外労働時間、従業員の減少、求人募集の証明という、3種類の書類から回答に応じていずれかを出します。人手不足が実際に起きていることを、数字や記録で見せる必要があります。「あると便利」というだけの設備導入は、この補助金の趣旨とは合いません。

似た制度とは、どう使い分けますか

人手不足や生産性向上を目的とする補助金は、ほかにもあります。それぞれの公募要領は、まったく別の資料です。ここでは、名前の挙がりやすい制度との違いを、考え方の面から整理します。数字や締切は、それぞれの公式資料で確認してください。

比べる制度考え方の違い使い分けの目安
中小企業省力化投資補助金(カタログ注文型)登録された汎用製品を入れる。製品の選択肢が決まっている製品がカタログにある場合に最も手続きが軽い
中小企業省力化投資補助金(一般型)現場に合わせて設計する設備・システムカタログにない、オーダーメイドの自動化
ITツールの導入を支援する補助金ソフトウェア等の導入が中心業務のデジタル化が中心なら、そちらの公募要領を確認
設備投資や新製品開発を支援する補助金新しい製品・サービスの開発など、事業の中身の革新が中心省力化ではなく、新事業・新製品が目的ならそちら
都道府県・市町村の独自の補助金地域の事業者向けに、金額や対象が地域ごとに決まる阿見町など、自治体の窓口で別枠の制度がないか、町の商工観光課に確認

専用サイトは、カタログ注文型の申請の条件として、補助金の重複に該当しないことを挙げています。他の制度に申し込む予定や、すでに採択された制度があるときは、同じ経費を二重に計上していないかを、先に整理してください。

よくある質問

質問答え
阿見町の役場で申請できますかできません。申請は、中小機構の専用サイトの電子申請システムで行います。町の商工観光課の電話は029-888-1111ですが、制度の中身の問い合わせは、専用のコールセンターが窓口です
申請に必要な最初の手続きは何ですかGビズIDプライムアカウントの取得です。取得に時間がかかることがあるため、公募の前に始めます
補助金は、先に受け取れますか受け取れません。事業を終えて実績報告を出し、補助額が確定したあとに支払いの請求をして、交付されます。設備代金の支払いの資金を、先に用意します
申請の代行や書類作成の費用は、補助の対象ですかカタログ注文型では、補助金申請・報告に係る申請代行費は対象外と、専用サイトに書かれています
従業員数は、いつの時点で数えますかカタログ注文型では、応募・交付申請の時点の従業員数で上限額が決まります。補助を受ける目的で、事業実施期間中に資本金や従業員数を変えると、対象外になる場合があります
賃上げは、必ず約束しないといけませんかカタログ注文型では、賃上げの特例を使わない選択もあります(上限額が低い)。一般型では、基本要件に給与支給総額と最低賃金の水準が含まれます
採択結果は、公表されますかはい。一般型では、申請者名、住所(市区町村まで)、法人番号、事業計画名、支援機関名等が公表されます。カタログ注文型では、補助事業者の名称、法人番号、所在地(市区町村まで、個人事業主は都道府県まで)、申請年度が公表されます
熊本地震の被害を受けた場合は、どうなりますか一般型の第8回公募では、令和8年熊本地震の被害を受けた熊本県内の事業者は、審査で配慮されます。個別の相談は、コールセンターへ
システムが止まる日はありますか専用サイトによると、2026年10月19日(月)10:00〜18:00頃に、申請マイページ等のシステムメンテナンスがあり、その間は申請を含めてすべての機能が使えません
問い合わせ先は中小企業省力化投資補助事業コールセンター。ナビダイヤル0570-099-660(通話料がかかります)、IP電話等は03-4335-7595。平日9:30〜17:30

編集部のまとめ:まず、どちらの類型で足りるかを決めます

この補助金の相談で、最初にやることは、自社の省力化したい作業が、カタログの製品で足りるのか、現場に合わせた設計が必要なのか、を決めることです。足りるなら、カタログ注文型のほうが、手続きの負担が小さく済みます。足りないなら、一般型で、SIerなどの協力を得ながら、事業計画書を組み立てることになります。

どちらの類型でも、次の3点は共通です。人手不足の実態を、記録で示せること。賃上げの計画を、資金の裏づけとともに作れること。補助金は後払いなので、設備代金を先に払う資金の手当てができること。この3点が整っていれば、あとは、公募要領に沿って、書類と日程を整えていく作業です。

阿見町のページから入った方は、町のページに載っている制度名と専用サイトのURL(https://shoryokuka.smrj.go.jp/)を手がかりに、まず専用サイトのトップページで、現在受付中の公募回と受付期間を確認してください。本日時点では、一般型の第8回が受付中で、トップページには2026年10月16日(金)17:00までの表示があります。応募を検討するなら、公募要領で締切の時刻と、必要な書類の最新版を確認し、不明な点はコールセンターへ問い合わせてください。

この制度を一言でいうと

「「中小企業省力化投資補助金」のご案内」は、阿見町が実施する補助金・助成金です。対象の地域は阿見町・茨城県です。

「中小企業省力化投資補助金」のご案内 | 茨城県阿見町ホームページ ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます 独立行政法人中小企業基盤整備機構からのお知らせ 中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援します。

受付の期間は、通年(随時)で受け付けています。

制度名「中小企業省力化投資補助金」のご案内
実施機関阿見町
種類補助金・助成金
対象地域阿見町・茨城県
受付期間通年(随時)で受け付けています
問い合わせ先【中小企業省力化投資補助事業 コールセンター】

「「中小企業省力化投資補助金」のご案内」の対象になる方

対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。

対象かどうかを、この順に確認します
  1. 1地域阿見町・茨城県(市区町村の制度のため、その市区町村内に事業所があることが基本)
  2. 2規模従業員数の制約は示されていません
確認することこの制度の内容
地域阿見町・茨城県(市区町村の制度のため、その市区町村内に事業所があることが基本)
規模従業員数の制約は示されていません
この制度の文章にある言葉ProdX Crowd編集部の見方
法人法人が対象です。履歴事項全部証明書(登記事項証明書)と、直近の決算書が、基本の提出書類になります。
中小企業中小企業者・小規模事業者の定義に当たることが条件です。業種ごとに、資本金や従業員数の上限が決まっています。自社が当たるかを、定義の表で確認します。

「「中小企業省力化投資補助金」のご案内」が目指していること

中小企業等の売上拡大や生産性向上を後押しするために、人手不足に悩む中小企業等に対して、省力化投資を支援します。これにより、中小企業等の付加価値額や生 産性向上を図り、賃上げにつなげること を目的とします。

「「中小企業省力化投資補助金」のご案内」の経費で気をつけたいこと

この制度の文章にある言葉ProdX Crowd編集部の見方
ホームページシステム・ソフトウェア・ウェブ関連の経費が含まれています。クラウドの月額利用料は「何か月分まで」と決められていることがあります。契約期間と補助事業の期間の関係を、見積もりの段階で確認します。汎用のパソコンやタブレットは対象外のことが多い点にも注意が必要です。

「「中小企業省力化投資補助金」のご案内」の手続きの流れと日程

この制度は通年で受け付けられています。予算がなくなり次第、受付を終了する場合があります。

手続きの流れ
  1. 申請計画書・見積書を提出
  2. 審査1〜3か月
  3. 交付決定ここから発注できる
  4. 発注・実施期間内に支払いまで
  5. 実績報告証拠書類を提出
  6. 検査・確定補助額が決まる
  7. 入金お金が入るのは最後

発注・契約は「交付決定」の後。お金が入るのは、最後の「入金」です。

「「中小企業省力化投資補助金」のご案内」についてのよくある質問

Q&A「中小企業省力化投資補助金」のご案内

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経営者

Q. 「中小企業省力化投資補助金」のご案内の受付期間はいつですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

通年で受け付けています。予算の状況により終了することがあるため、早めに実施機関へ確認します。

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経営者

Q. 「中小企業省力化投資補助金」のご案内の問い合わせ先はどこですか?

解説役のイメージ写真
ProdX Crowd編集部
A.

【中小企業省力化投資補助事業 コールセンター】

この制度を検討するときの確認リスト

確認項目状況
対象の地域(阿見町・茨城県)に、事業所がある□ はい □ いいえ
交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない□ はい □ いいえ
後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている□ はい □ いいえ

情報の確認元:阿見町の公開情報。最新の募集状況・申請書類は、実施機関のページで入手できます。 情報取得日:2026/10/12。