募集中ProdX分析あり

エイジフレンドリー補助金

実施機関
エイジフレンドリー補助金
募集期間
2026/05/20 〜 2026/10/31
地域
全国
補助上限額
100万円
補助率
専門家総合対策コース第1段階は4/5、専門家総合対策コース第2段階と熱中症対策コースは1/2、コラボヘルスコースは3/4 ※コラボヘルスコースは上限額30万円。
主な対象
雇用・職場環境を改善し

エイジフレンドリー補助金(エイジフレンドリー補助金)の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。

この制度を一言でいうと

「エイジフレンドリー補助金」は、エイジフレンドリー補助金が実施する補助金・助成金です。対象の地域は全国です。

注意! Jグランツの仕様上、申請の際に添付いただく資料等のファイルの容量は、1ファイル30MBまでとなっています。 ■目的・概要 エイジフレンドリー補助金は、労働者が安全で安心して働くことのできる職場環境の整備を促進するため、「中小企業事業者」の以下の取組に要する経費の一部を補助します。

受付の期間は、2026年5月20日から2026年10月31日まで。

制度名エイジフレンドリー補助金
実施機関エイジフレンドリー補助金
種類補助金・助成金
対象地域全国
受付期間2026年5月20日から2026年10月31日まで
上限額100万円
補助率・支援の内容専門家総合対策コース第1段階は4/5、専門家総合対策コース第2段階と熱中症対策コースは1/2、コラボヘルスコースは3/4 ※コラボヘルスコースは上限額30万円。

「エイジフレンドリー補助金」でいくら支援されるか

エイジフレンドリー補助金では、対象になる経費に対して5分の4(80%)が支援され、上限は100万円です。上限いっぱいを受けるには、対象と認められる経費が125万円必要です。これを下回る投資なら、上限に達する前に、補助率の分だけが支援されます。

金額の仕組み:対象経費に補助率を掛けたものが支援額です

対象経費(100%)/上限100万円(対象経費125万円で上限に到達)

対象経費支援額の目安自己負担
300万円100万円200万円
600万円100万円500万円
1,200万円100万円1,100万円

Q&A経営者の疑問に答える

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経営者

Q. エイジフレンドリー補助金で、対象経費が600万円の場合、自己負担はいくらですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

支援は100万円で、自己負担は500万円です。対象外の経費が混ざっていれば、その分は全額が自己負担に加わります。

「エイジフレンドリー補助金」の対象になる方

対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。

対象かどうかを、この順に確認します
  1. 1地域全国
  2. 2対象の業種漁業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、複合サービス事業、
  3. 3規模従業員数の制約は示されていません
確認することこの制度の内容
地域全国
対象の業種漁業、建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、複合サービス事業、サービス業(他に分類されないもの)、農業、林業ほか、幅広い業種
規模従業員数の制約は示されていません
この制度の文章にある言葉ProdX Crowd編集部の見方
団体NPO・組合・団体も対象に含まれています。定款や規約、会員の名簿など、団体としての実態を示す書類が必要になることがあります。
承認認定・登録・承認を受けていることが、条件になっている場合があります。取得に時間がかかるものは、申請より先に手続きを始めます。
中小企業中小企業者・小規模事業者の定義に当たることが条件です。業種ごとに、資本金や従業員数の上限が決まっています。自社が当たるかを、定義の表で確認します。

「エイジフレンドリー補助金」が目指していること

エイジフレンドリー補助金は、労働者が安全で安心して働くことのできる職場環境の整備を促進するため、「中小企業事業者」の以下の取組に要する経費の一部を補助します。

「エイジフレンドリー補助金」の経費で気をつけたいこと

この制度の文章にある言葉ProdX Crowd編集部の見方
装置機械装置・生産設備が対象に含まれています。見積書には型番・仕様・数量を書き、その設備が計画の課題をどう解決するかを説明できるようにします。中古品は対象外の制度が多いので、新品かどうかも確認します。この制度の補助率(5分の4(80%))で考えると、この項目の見積額が100万円なら、支援の目安は80万円、自己負担は20万円です。
専門家専門家への謝金や指導費が含まれています。依頼する専門家の資格や、支援機関の登録の要件が決まっていることがあります。契約書に、支援の内容・回数・金額を書いておきます。この制度の補助率(5分の4(80%))で考えると、この項目の見積額が100万円なら、支援の目安は80万円、自己負担は20万円です。
工事工事・設置・施設整備に関する経費が含まれています。着工が交付決定の前だと対象外になる制度が多く、工事の写真(施工前・中・後)が証拠として求められます。天候や工期の遅れで期間内に終わらないリスクも、先に見ておきます。この制度の補助率(5分の4(80%))で考えると、この項目の見積額が100万円なら、支援の目安は80万円、自己負担は20万円です。

この制度の日程と期間の定め

区分内容
日程令和8年(2026年)5月20日から同年10月31日まで / 専門家総合対策コース第1段階の申請については、令和8年5月20日から同年8月31日まで。

申請の方法と、そろえる書類

この制度の文章にある言葉ProdX Crowd編集部の見方
取得財産補助金で取得した財産の処分に、制限があります。耐用年数の期間は、売却・貸付・転用・廃棄に、承認が必要です。

「エイジフレンドリー補助金」の手続きの流れと日程

この制度の受付は2026年5月20日から2026年10月31日まで。締切の2026年10月31日から逆算した、準備の目安は次の表のとおりです。

手続きの流れ
  1. 申請計画書・見積書を提出
  2. 審査1〜3か月
  3. 交付決定ここから発注できる
  4. 発注・実施期間内に支払いまで
  5. 実績報告証拠書類を提出
  6. 検査・確定補助額が決まる
  7. 入金お金が入るのは最後

発注・契約は「交付決定」の後。お金が入るのは、最後の「入金」です。

時期(目安)やること
2026年8月31日ごろ公募要領を読み、対象かどうかを確認する
2026年9月15日ごろ見積書の依頼、電子申請のアカウント取得、決算書・納税証明書の準備
2026年9月30日ごろ事業計画書の作成を始め、第三者(商工会議所・よろず支援拠点など)にも見てもらう
2026年10月23日ごろ書類の最終確認。入力を前倒しで済ませる
2026年10月31日受付の終了日。この日までに提出が完了していること

「エイジフレンドリー補助金」についてのよくある質問

Q&Aエイジフレンドリー補助金

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経営者

Q. エイジフレンドリー補助金の受付期間はいつですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

2026年5月20日から2026年10月31日まで。

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経営者

Q. エイジフレンドリー補助金は、いくらまで支援されますか?

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ProdX Crowd編集部
A.

上限は100万円です。対象経費に対して5分の4(80%)が支援されるため、125万円の対象経費で上限に達します。

この制度を検討するときの確認リスト

確認項目状況
対象の地域(全国)に、事業所がある□ はい □ いいえ
受付期間(2026年5月20日から2026年10月31日まで)に間に合う□ はい □ いいえ
自己負担を、上限100万円・補助率5分の4(80%)で計算した□ はい □ いいえ
交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない□ はい □ いいえ
後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている□ はい □ いいえ

OFFICIAL DATA

制度の基本情報(公式データ)

制度名
エイジフレンドリー補助金
実施機関
エイジフレンドリー補助金
対象地域
全国
募集開始日
2026/05/20 09:00
募集終了日
2026/10/31 23:59
補助上限額
100万円
補助率
専門家総合対策コース第1段階は4/5、専門家総合対策コース第2段階と熱中症対策コースは1/2、コラボヘルスコースは3/4 ※コラボヘルスコースは上限額30万円。
対象(従業員数)
従業員数の制約なし
対象業種
漁業・建設業・製造業 ほか15業種

漁業・建設業・製造業・電気・ガス・熱供給・水道業・情報通信業・複合サービス事業・サービス業(他に分類されないもの)・農業、林業・鉱業、採石業、砂利採取業・運輸業、郵便業・卸売業、小売業・金融業、保険業・不動産業、物品賃貸業・学術研究、専門・技術サービス業・宿泊業、飲食サービス業・生活関連サービス業、娯楽業・教育、学習支援業・医療、福祉

利用目的
雇用・職場環境を改善し
対象者・対象経費
上の解説と、公募要領でご確認ください
Jグランツの掲載文(目的・概要・応募資格など)を見る

注意!

Jグランツの仕様上、申請の際に添付いただく資料等のファイルの容量は、1ファイル30MBまでとなっています。

■目的・概要

エイジフレンドリー補助金は、労働者が安全で安心して働くことのできる職場環境の整備を促進するため、「中小企業事業者」の以下の取組に要する経費の一部を補助します。

・60歳以上の高年齢労働者が安全に働くことができる環境の整備のため、労働安全衛生に係る専門家による高年齢労働者の特性を考慮したリスクアセスメントの実施の取組(☆専門家総合対策コース第1段階)

・1の専門家または自社で実施したリスクアセスメントの結果をふまえ、60歳以上の高年齢労働者が安全に働くことができる環境の整備のため、高年齢労働者の身体機能の低下を補う設備・装置の導入その他労働災害防止対策の取組(機器等の導入や工事の施工等)や高年齢労働者を含む全ての労働者の転倒防止・腰痛予防のための運動指導等の取組(☆○専門家総合対策コース第2段階)

・暑熱な環境による熱中症予防対策として身体機能の低下を補う装置・装備の導入(▢熱中症対策コース)

・高年齢労働者を含む全ての労働者の健康保持増進のための取組(◇コラボヘルスコース)

申請にあたっては、厚生労働省HP等もご確認ください。(中小企業の範囲等を示しています)

エイジフレンドリー補助金について

・エイジフレンドリー補助金Q&A

・リーフレット「エイジフレンドリー補助金」のご案内

■交付申請受付期間

令和8年(2026年)5月20日から同年10月31日まで

専門家総合対策コース第1段階の申請については、令和8年5月20日から同年8月31日まで。

■支払請求書類受付期間

令和9年(2027年)1月末日まで

■申請先・問合せ先

エイジフレンドリー補助金事務センター

( https://www.jashcon-age.or.jp/ )

申請担当:03(6381)7507

支払担当:03(6809)4085

申請関係資料は厚生労働省HPからもダウンロードできます。

支払関係資料は申請先からダウンロードしてください。

その他関係資料 ※ 以下の書類は必要な場合に、ダウンロードして使用してください。

・様式6(承認申請書)

・様式2-1(取得財産等管理台帳)

規定等

・実施要領(令和8年3月12日改正)

・交付規程(本文)

参考 

・間接交付された国又は地方公共団体の補助金で取得した固定資産の圧縮記帳の適用について

募集期間

募集名募集開始募集終了補助事業終了期限
令和8年度2026/05/20 09:002026/10/31 23:59—
令和8年度2026/05/20 09:002026/10/31 23:59—

出典:Jグランツ(デジタル庁)|情報取得日時:2026/10/12 11:55

GUIDE

この制度を、くわしく読み解く

この制度の公式の案内文を、確認したい項目の順に整理しました。解釈や補足は、下の対話にまとめています。

目的・概要

エイジフレンドリー補助金は、労働者が安全で安心して働くことのできる職場環境の整備を促進するため、「中小企業事業者」の以下の取組に要する経費の一部を補助します。

・60歳以上の高年齢労働者が安全に働くことができる環境の整備のため、労働安全衛生に係る専門家による高年齢労働者の特性を考慮したリスクアセスメントの実施の取組(☆専門家総合対策コース第1段階)

・1の専門家または自社で実施したリスクアセスメントの結果をふまえ、60歳以上の高年齢労働者が安全に働くことができる環境の整備のため、…

公式の記載をすべて見る

エイジフレンドリー補助金は、労働者が安全で安心して働くことのできる職場環境の整備を促進するため、「中小企業事業者」の以下の取組に要する経費の一部を補助します。

・60歳以上の高年齢労働者が安全に働くことができる環境の整備のため、労働安全衛生に係る専門家による高年齢労働者の特性を考慮したリスクアセスメントの実施の取組(☆専門家総合対策コース第1段階)

・1の専門家または自社で実施したリスクアセスメントの結果をふまえ、60歳以上の高年齢労働者が安全に働くことができる環境の整備のため、高年齢労働者の身体機能の低下を補う設備・装置の導入その他労働災害防止対策の取組(機器等の導入や工事の施工等)や高年齢労働者を含む全ての労働者の転倒防止・腰痛予防のための運動指導等の取組(☆○専門家総合対策コース第2段階)

・暑熱な環境による熱中症予防対策として身体機能の低下を補う装置・装備の導入(▢熱中症対策コース)

・高年齢労働者を含む全ての労働者の健康保持増進のための取組(◇コラボヘルスコース)

申請にあたっては、厚生労働省HP等もご確認ください。(中小企業の範囲等を示しています)

エイジフレンドリー補助金について

・エイジフレンドリー補助金Q&A

・リーフレット「エイジフレンドリー補助金」のご案内

申請期間・スケジュール

令和8年(2026年)5月20日から同年10月31日まで

専門家総合対策コース第1段階の申請については、令和8年5月20日から同年8月31日まで。

問合せ先・参照先・根拠法令

問合せ先

エイジフレンドリー補助金事務センター

( https://www.jashcon-age.or.jp/ )

申請担当:03(6381)7507

支払担当:03(6809)4085

申請関係資料は厚生労働省HPからもダウンロードできます。

支払関係資料は申請先からダウンロードしてください。

その他関係資料 ※ 以下の書類は必要な場合に、ダウンロードして使用してください。

・様式6(承認申請書)

参照先

対話で理解する

Q&Aエイジフレンドリー補助金について

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経営者

Q. この補助金は、ひと言でいうとどんな制度ですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

エイジフレンドリー補助金は、労働者が安全で安心して働くことのできる職場環境の整備を促進するため、「中小企業事業者」の以下の取組に要する経費の一部を補助します。

Jグランツでの利用目的の区分は、「雇用・職場環境を改善したい」です。

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経営者

Q. いくらまで、どのくらいの割合で補助されますか?

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ProdX Crowd編集部
A.

Jグランツの掲載では、補助上限額は100万円、補助率は「専門家総合対策コース第1段階は4/5、専門家総合対策コース第2段階と熱中症対策コースは1/2、コラボヘルスコースは3/4 ※コラボヘルスコースは上限額30万円。」です。

上限額や補助率は、申請する「枠」や事業者の区分によって異なる制度があります。自社が申請する枠の数字を、公募要領で確認します。

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Q. いつまでに申請すればいいですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

直近の募集は、2026/05/20〜2026/10/31です(現在募集中)。

締切の直前は電子申請が混み合うことがあるため、事業計画の準備は早めに始めます。

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Q. うちの会社でも使えますか?

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ProdX Crowd編集部
A.

Jグランツの検索項目では、従業員数:従業員数の制約なし / 地域:全国 / 業種:漁業・建設業・製造業 ほかです。

自社が対象かどうかの最終判断は公募要領の要件で決まります。迷う場合は、会社の規模・業種・やりたい取り組みを整理して相談するのが近道です。

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Q. どんな費用が補助の対象になりますか?

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ProdX Crowd編集部
A.

対象経費はJグランツの掲載文には詳しく書かれていません。公募要領の「補助対象経費」「対象外経費」の章で確認します。

見積を取る前に確認しておくと、後から対象外と分かるリスクを減らせます。

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Q. 申請は、どのように進めますか?

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ProdX Crowd編集部
A.

申請は公式ページ(Jグランツ)から公募要領を確認し、電子申請または事務局の指定する方法で行います。不明点は、掲載されている問合せ先に確認できます。

申請書類や加点項目は公募回ごとに変わることがあるため、必ず最新の公募要領を使います。

PLANNING ANALYSIS

エイジフレンドリー補助金(令和8年度)を、高年齢労働者が働き続けられる職場づくりに使う|3コースの違いと申請の注意点

令和8年度の公式リーフレットから、3コースの補助対象・補助率・上限額、リスクアセスメントの位置づけ、前払い不可などの申請の注意点を整理。身体への負担と安全を投資の理由にする考え方を、経営支援の事例とあわせて解説します。

編集
ProdX Crowd編集部
調査日
最終更新
主な情報源
実施機関の公募要領・FAQ・採択結果ほか(下記「情報源」)

この分析で分かること

  • 60歳以上の高年齢労働者の労働災害防止のための設備改善・専門家指導等の経費の一部を補助します
  • 計画を審査し、効果が期待できるものに交付されます。全ての申請者に交付されるものではありません
  • 3コース(専門家総合対策・熱中症対策・コラボヘルス)は併用できず、申請は年度1回までです
  • 交付決定前の発注は対象外で、取組がすべて完了する前の代金の前払いも対象外です
  • 期限は、Jグランツの掲載(10月31日)と事務センター(11月20日に延長)で異なります

PRODX INSIGHTこの制度を事業計画に使うための、ProdX Crowdの見方

  1. この制度は「設備の補助」ではなく「リスクの低減計画の審査」。まず現場の危険を棚卸しする公式リーフレットは、計画を審査し、効果が期待できるものに交付すると明記しています。専門家総合対策コースの第2段階は、リスクアセスメントの結果を踏まえることが前提です。つまり、設備の候補から探し始めるのではなく、現場でどの作業に転倒・墜落・重量物・暑熱のリスクが集まっているかを、ヒヤリ・ハット事例から洗い出すことが入口になります。危険が大きい順に対策を決めると、設備の選定理由が、そのまま申請計画の説明になります。
  2. 前払いも不可。「交付決定→発注→すべて完了→支払い」の順序を、取引先との契約に組み込む交付決定日より前の発注が対象外になるだけでなく、交付決定を受けた取組のすべてが完了する前に代金を支払う「前払い」も、補助を受けられません。着手金や中間金を前提とする業者とは、そのままでは契約できません。見積の段階で、補助金の条件(完了後の支払い)を伝え、支払条件を取り付けておくことが、計画を実行するための前提になります。
  3. 対象は「高年齢労働者が就く業務」。名簿とヒヤリ・ハットで、人と作業を結んで計画をつくる補助対象は、高年齢労働者(60歳以上)が実際に補助対象に係る業務に就いていることが条件です。個人が着用する機器(アシストスーツ等)は、対策に関わる高年齢労働者の人数分までです。従業員名簿で60歳以上の就労状況を整理し、どの作業をだれが担当しているかを書き出すと、必要な機器の数と、補助の上限を同時に確認できます。
  4. 公式資料間で期限が違う。Jグランツは10月31日、事務センターは11月20日。申請前に事務センターに確認するJグランツの掲載文は申請期間を「令和8年5月20日から10月31日まで」としていますが、事務センターのホームページとリーフレット改訂版は、10月31日から11月20日(当日消印有効)に延長したと案内しています。さらに、予算額に達した場合は期間内でも受付が終了します。期限を前提に準備する場合は、最新の案内を事務センターのホームページで確認し、早めに申請する計画にします。
  5. コース選びは「リスクの種類」で決める。併用不可・年度1回なので、最も効果の大きいコースを先に決める3つのコースは併用できず、申請は年度1回までです。転倒・重量物・踏み間違いなら専門家総合対策、暑熱なら熱中症対策、健康づくりや健診データの活用ならコラボヘルスと、対応するリスクが分かれます。複数のリスクがある場合は、リスクアセスメントの結果で優先順位をつけ、最も労働災害につながりやすいものから1コースに絞って申請します。

この制度を30秒で理解する

エイジフレンドリー補助金は、60歳以上の高年齢労働者の労働災害防止のための設備改善や、専門家による指導などの経費の一部を補助する制度です。厚生労働省・都道府県労働局・労働基準監督署が示す枠組みのもと、一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会の「エイジフレンドリー補助金事務センター」が申請を受け付けています。

最初に知っておきたいのは、公式リーフレットの次の一文です。「高年齢労働者の雇用状況や対策・取組の計画を審査の上、効果が期待できるものについて補助金を交付します。全ての申請者に補助金が交付されるものではありません」。 つまり、設備を買えば出る制度ではなく、「誰の、どの危険を、どう減らす計画か」が審査されます。

令和8年度の要点は次のとおりです(公式リーフレット・事務センターのページ)。

  • 交付申請書類の受付は令和8年5月20日から11月20日(当日消印有効)。10月31日から延長されました
  • 3つのコース(専門家総合対策/熱中症対策/コラボヘルス)から選び、複数コースの併用はできず、申請は年度1回まで
  • 予算額に達した場合は、受付期間の途中でも受付を終了することがあります
  • 支払請求書の受付期限は令和9年1月31日(当日消印有効)

令和8年度 エイジフレンドリー補助金の基本情報

項目内容
趣旨高年齢労働者(60歳以上)の労働災害防止のための設備改善や専門家による指導など、経費の一部を補助
対象1年以上事業を実施している中小企業事業者で、自社の労災保険適用の高年齢労働者(60歳以上)が常時1名以上就労している
コース専門家総合対策/熱中症対策/コラボヘルス(併用不可。申請は年度1回まで)
交付申請の受付令和8年5月20日〜11月20日(当日消印有効)。10月31日から延長。予算額に達した場合は受付終了
支払請求の受付令和9年1月31日(当日消印有効)
申請方法郵送またはJグランツ(メールでの申請は不可)
審査毎月末に取りまとめ、翌月に審査(個別の早期審査なし)。全ての申請者に交付されるものではない
問合せエイジフレンドリー補助金事務センター 申請担当 03-6381-7507/支払担当 03-6809-4085(平日10:00〜12:00・13:00〜15:00)
出典:一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会「令和8年度エイジフレンドリー補助金のご案内(リーフレット・令和8年度改訂版)」、事務センターのホームページ。確認日 2026-10-10。

Q&A経営者の疑問に答える

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Q. エイジフレンドリー補助金は、どんな会社が使える制度ですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

60歳以上の従業員が働いている中小企業が対象で、その人たちが安全に働けるようにするための費用の一部を補助します。1年以上事業をしていて、自社の労災保険が適用される60歳以上の労働者が常時1人以上いることが条件です。

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Q. 申請すれば、必ずもらえますか?

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ProdX Crowd編集部
A.

いいえ。公式リーフレットには「全ての申請者に補助金が交付されるものではありません」と書かれています。計画を審査して、効果が期待できるものに交付されます。

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Q. いつまでに申請すればいいですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

事務センターの案内では、令和8年11月20日(当日消印有効)までです(10月31日から延長)。ただし、予算額に達した場合は、期間内でも受付が終了します。Jグランツの掲載文は10月31日のままなので、事務センターのホームページを確認してください。

1. 対象になる事業者

次のいずれにも当てはまる中小企業事業者が対象です。

  • 1年以上事業を実施していること
  • 役員を除く、自社の労災保険適用の高年齢労働者(60歳以上)が常時1名以上就労していること

中小企業事業者の範囲は、業種別に「常時使用する労働者数」または「資本金・出資の総額」のどちらか一方を満たせば該当します(医療・福祉法人等で資本金がない場合は、労働者数のみで判断)。

申請対象となる中小企業事業者の範囲(どちらか一方を満たせば該当)

業種常時使用する労働者数資本金又は出資の総額
小売業(小売業、飲食店、持ち帰り・配達飲食サービス業)50人以下5,000万円以下
サービス業(医療・福祉、宿泊業、娯楽業、教育・学習支援業、情報サービス業、物品賃貸業、学術研究・専門・技術サービス業など)100人以下5,000万円以下
卸売業100人以下1億円以下
その他の業種(製造業、建設業、運輸業、農業、林業、漁業、金融業、保険業など)300人以下3億円以下
出典:一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会「令和8年度エイジフレンドリー補助金のご案内(リーフレット・令和8年度改訂版)」(5ページ【参考】)。医療・福祉法人等で資本金・出資がない場合は、労働者数のみで判断。確認日 2026-10-10。

2. 3つのコースと補助率・上限額

コースによって、補助の対象・補助率・上限額が異なります。金額はいずれも消費税を除く額です。

コース別の補助対象・補助率・上限額(消費税を除く)

コース補助対象補助率上限額
専門家総合対策 第1段階 A労働安全衛生の専門家による、高年齢労働者の特性に配慮したリスクアセスメントの実施経費4/5100万円(B・Cとの合計額)
専門家総合対策 第2段階 Bリスクアセスメントの結果を踏まえた、身体機能の低下を補う設備・装置の導入その他の労働災害防止対策(熱中症対策を除く)1/2100万円(Aとの合計額)
専門家総合対策 第2段階 Cリスクアセスメントの結果を踏まえた、転倒防止・腰痛予防のための運動指導等の取組(役員・派遣労働者を除く労働者)1/2100万円(Aとの合計額)
熱中症対策コース暑熱な環境による熱中症予防対策として身体機能の低下を補う装置・装備の導入1/2100万円
コラボヘルスコースコラボヘルス等の労働者の健康保持増進のための取組(保険者への健診結果のデータ提供を含む)3/430万円
出典:一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会「令和8年度エイジフレンドリー補助金のご案内(リーフレット・令和8年度改訂版)」。確認日 2026-10-10。

専門家総合対策コースは、第1段階(専門家によるリスクアセスメント)と第2段階(その結果を踏まえた対策)に分かれます。外部専門家の代わりに、自社の安全衛生担当者等(安全管理者、衛生管理者、安全衛生推進者、衛生推進者。常時使用する労働者が10人未満の場合は事業主も可)がリスクアセスメントを実施し、その結果を踏まえて、第2段階から申請することもできます。その場合、第1段階の申請は不要です。第1段階の申請期間は令和8年9月30日まででした(現在は受付終了)。

Q&A経営者の疑問に答える

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Q. 3つのコースは、どう選べばいいですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

防ぎたいリスクで選びます。転倒・重量物・踏み間違いなどの対策は専門家総合対策コース、暑さ対策は熱中症対策コース、健診データを使った健康づくりはコラボヘルスコースです。3つは併用できず、申請は年度1回までです。

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Q. 専門家総合対策コースの「第1段階」「第2段階」とは何ですか?

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ProdX Crowd編集部
A.

第1段階は、労働安全衛生の専門家にリスクアセスメント(危険の洗い出しと優先順位づけ)をしてもらう費用の補助です。第2段階は、その結果を踏まえて、設備の導入や運動指導などの対策を実施する費用の補助です。第1段階の申請期間は9月30日で終了しています。

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Q. 補助率と上限額は?

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ProdX Crowd編集部
A.

第1段階は4/5、第2段階(設備・運動指導)は1/2で、上限は100万円(消費税を除く。Aとの合計額)です。熱中症対策コースは1/2で上限100万円、コラボヘルスコースは3/4で上限30万円です。

3. 何が対象になるか|コース別の取組

専門家総合対策コース 第2段階B|身体機能の低下を補う設備・装置の導入

リスクアセスメントの結果を踏まえた、高年齢労働者の身体機能の低下を補う設備・装置の導入その他の労働災害防止対策です。公式リーフレットは、取組を次の3つに分類しています。

  • (ア)転倒・墜落災害防止対策:作業場所の床・通路の段差解消、滑り止め、防滑性能の高い床材・グレーチング等、凍結防止装置、階段の踏み面への滑り止め、階段への手すり、転倒時のけがのリスクを低減する設備・装備、高所作業台(自走式は含まず、床面から2m未満の物)
  • (イ)重量物取扱い・介護作業における労働災害防止対策:不自然な作業姿勢を解消する作業台等、重量物搬送機器・リフト(乗用タイプは含まず)、アシストスーツ、介護の移乗介助・入浴介助の身体的負担を軽減する機器、ノーリフトケアの技術習得のための教育
  • (ウ)その他:業務用車両への踏み間違い防止装置

条件として、対象の高年齢労働者が、補助対象に係る業務に就いていることが必要です。個人が着用する機器や備品(例:アシストスーツ)は、対策に関わる高年齢労働者の人数分に限り補助されます。機器を複数の作業場所で使う場合も、上限は機器を使用する高年齢労働者の人数分です。

専門家総合対策コース 第2段階C|運動指導等

転倒・腰痛を防止するための、専門家(理学療法士、健康運動指導士等)によるチェックと指導です。対象は、役員を除く自社の労災保険適用労働者で、高年齢労働者に限りません。次の①〜③をすべて実施する必要があります。

  1. 専門家を事業場に招き、対象労働者に身体機能のチェック評価を受ける
  2. ①の結果に基づき、専門家が対象労働者に対面で指導を実施する
  3. ②の効果の確認のため、専門家による身体機能の改善等のチェックを受ける

①〜③のいずれも専門家との対面による実施に限り、オンラインは補助対象外です。支払請求時には、実施状況がわかる写真と、身体機能のチェック結果の写し(10名分)の提出が求められます。

熱中症対策コース

暑熱な環境による熱中症予防対策として、身体機能の低下を補う装置・装備の導入(機器の導入・工事の施工等)が対象です(対象:60歳以上の労働者)。

  • 屋外作業等で体温を下げる機能のある服、移動式スポットクーラー(熱排気を屋外等へ逃がせるもので、標準使用期間が5年以上のものに限る)などの、体表面の冷却に必要な機器
  • アイススラリー又は保冷剤を冷やす専用の冷凍ストッカー(最大400Lまで)など、効率的な体温冷却に必要な機器(アイススラリー・スポーツドリンク・保冷剤等は対象外)
  • 熱中症の初期症状等の体調の急変を把握できるウエアラブルデバイスによる健康管理システム(通信機能により集中的な管理ができるもので、深部体温を推定できる機能を有するものに限る)

「屋外作業等」とは、屋外、または、温湿度調整を行ってもなお室温31℃又は湿球黒球温度(WBGT)28℃を超える屋内作業場での作業です。温度調整を行っても基準を下回らないことの説明が必要です。

コラボヘルスコース

事業主健診情報が保険者に提供されていることが補助の前提です。医療保険者と事業者が連携して、労働者の健康づくりを進める取組が対象で、次が補助対象になります。

  • 健康教育・研修等:健診結果等を踏まえた禁煙指導、メンタルヘルス対策等(産業医・保健師・公認心理師・労働衛生コンサルタント等による、専門家との対面実施に限る。メンタルヘルス対策は他の健康教育等とセットで申請)
  • システムの導入:健診結果等を電磁的に保存・管理し、事業所カルテ・健康スコアリングレポートの活用等を行うシステムの導入(初期経費のみ。PCの購入は対象外)
  • 栄養・保健指導:専門家との対面実施に限る(健康診断・歯科健康診断・身体機能のチェックの費用は対象外)

申請には、医療保険者から提供される「健康スコアリングレポート」や「事業所カルテ」の写し(申請企業・法人名の記載があるもの)と、取組内容がわかる資料が必要です。

対象になる取組/対象外または限定される取組(例)

対象になる例

  • 段差解消、防滑床材、階段の手すり、凍結防止装置、床面から2m未満の高所作業台
  • 重量物搬送機器・リフト(乗用タイプは含まない)、アシストスーツ、移乗・入浴介助機器
  • 業務用車両への踏み間違い防止装置
  • 専門家との対面による運動指導(チェック→指導→効果確認)
  • 体表面の冷却服、スポットクーラー(標準使用期間5年以上)、冷凍ストッカー、ウエアラブルデバイスによる健康管理システム

対象外・限定される例

  • 自走式の高所作業台、乗用タイプのリフト
  • オンラインによる運動指導・健康教育(専門家との対面に限る)
  • アイススラリー・スポーツドリンク・保冷剤等の消耗品(熱中症コース)
  • システム導入に伴うPCの購入、健康診断・歯科健康診断・身体機能チェックの費用(コラボヘルス)
  • 個人が着用する機器は、対象となる高年齢労働者の人数分まで
出典:一般社団法人日本労働安全衛生コンサルタント会「令和8年度エイジフレンドリー補助金のご案内(リーフレット・令和8年度改訂版)」(3〜5ページ)。確認日 2026-10-10。

4. 経営支援の事例から見る|身体への負担と安全を、設備投資の理由にする

この補助金の趣旨は、高年齢労働者が安全に働き続けられる環境をつくることです。ProdX Crowdが経営支援の現場で整理してきた事例には、「人の身体への負担」や「安全面」を設備投資の理由にして、事業の制約を解く考え方があります。以下は、この補助金の採択事例ではなく、経営の考え方を整理した支援事例です。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。

① 人手が集中する作業を、機械で標準化する。GPS農機で農作業の効率と品質を高める事例は、植え付け・収穫に人手が集中し、走行精度で品質も左右される作業を、機械で支える考え方です。熟練の経験に頼る作業を機械で標準化すると、高年齢の労働者が現場で力を発揮しやすい環境にもつながります。

3つに共通するのは、設備を「便利な道具」としてではなく、「人の負担と事業の制約の両方を解く手段」として選んでいる点です。エイジフレンドリー補助金の申請でも、「誰の」「どの動作の」「どんな危険が」「何で下がるのか」を一本の線でつなぐと、リスクアセスメントの結果と設備の選定理由が、一貫した計画になります。

Q&A経営者の疑問に答える

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Q. 設備を選ぶ基準は、何でしょうか?

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A.

「便利そうだから」ではなく、現場のどの作業で、だれが、どんな危険にさらされているかから選びます。経営支援の事例でも、人の負担が大きい作業を特定してから、その作業を機械に置き換える考え方で整理しています。

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Q. それは、申請書にどう生きますか?

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ProdX Crowd編集部
A.

この補助金は、計画の効果を審査します。危険な作業→リスクアセスメントの結果→選んだ対策→下がるリスク、の順に一本の線でつなげると、審査で伝わる計画になります。事例は考え方の整理で、この補助金の採択例ではありません。

5. 申請から支払いまでの流れと、期限の見方

専門家総合対策コースは、第1段階(リスクアセスメント)と第2段階(対策の実施)の2段階です。いずれも、交付決定の後に発注・実施します。

専門家総合対策コースの流れ(外部専門家にリスクアセスメントを依頼する場合)

  1. 01【第1段階】交付申請書類(リスクアセスメント実施計画・見積)を提出→審査(約1か月)→交付決定
  2. 02交付決定の後に、専門家へ発注(リスクアセスメント関係)→専門家がリスクアセスメントを実施・実施結果書を発行
  3. 03【第2段階】リスクアセスメント結果をもとに、実施計画や見積を添付して交付申請→審査(約2か月)→交付決定
  4. 04交付決定の後に、業者へ発注→機器等の導入・工事の施工・運動指導等の実施・完了
  5. 05支払請求書類を提出→補助金の確定→補助金の支払い

熱中症対策コース・コラボヘルスコースは、一度の申請です。

熱中症対策コース・コラボヘルスコースの流れ

  1. 01交付申請書類を提出
  2. 02審査(約2か月)→交付決定
  3. 03交付決定の後に、業者へ発注
  4. 04補助対象の取組(機器の導入・研修・システム導入等)を実施・完了
  5. 05支払請求書類を提出→補助金の確定→補助金の支払い

共通の注意事項は、公式リーフレットに次のとおり示されています。

  • 補助金の交付を受けるには、交付申請→審査→交付決定の後に、取組を開始(専門家による指導、機器の購入、設備等の工事を発注)する必要があります。交付決定日より前に発注した場合は、補助金を受けられません
  • 交付決定を受けた取組のすべてが完了する前(着手時点など)に、業者等に代金を支払った場合(前払い)も、補助金を受けられません。すべて完了した後に、業者に代金を支払い、その上で、期限までに実施報告と補助金の支払申請を行います
  • 交付申請書類は「申請担当」宛、支払請求書類は「支払担当」宛に送付します。申請は郵送またはJグランツで、メールでの申請はできません。郵送は、消印が確認できる方法で送ります

審査は、熱中症対策・コラボヘルスの両コースと、専門家総合対策コース第2段階では、毎月末に申請書類を取りまとめ、翌月に審査します。個別の早期審査はありません。

申請受付と審査・結果連絡の月別スケジュール(熱中症対策・コラボヘルス)

申請受付(当日消印有効)審査結果連絡
5月20日〜5月31日6月6月末〜7月上旬
6月1日〜6月30日7月7月末〜8月上旬
7月1日〜7月31日8月8月末〜9月上旬
8月1日〜8月31日9月9月末〜10月上旬
9月1日〜9月30日10月10月末〜11月上旬
10月1日〜10月31日11月11月末〜12月上旬
11月1日〜11月20日11月下旬〜12月初旬12月中旬以降
出典:エイジフレンドリー補助金事務センターのホームページ。専門家総合対策コース第2段階も、毎月末に取りまとめて翌月に審査。確認日 2026-10-10。 Jグランツの掲載文は申請期間を「10月31日まで」としていますが、事務センターは11月20日までに延長しています。

6. 不交付・処分・変更の注意点

  • 全員に支給される制度ではない:審査により、不交付になることがあります。労働災害防止対策関係が不交付になった場合は、リスクアセスメント関係のみ支払請求(精算)を行います
  • 財産処分:補助金で取得した財産を処分する場合は、事前に承認を受ける必要があります(様式6:交付対象物等の処分等に係る承認申請書)
  • 予算の上限:交付決定額が予算に達した場合、受付期間中でも締め切られます
  • コースの併用不可:複数コースを併用できず、申請は年度1回まで
  • 公式の確認:申請前に、リーフレットのほか、ホームページのQ&A(令和8年度エイジフレンドリー補助金Q&A)を確認してください

なお、公式リーフレットは参考として、「高年齢者の労働災害防止のための指針」(令和8年4月1日適用)の5つのポイントを案内しています。安全衛生管理体制の確立、職場環境の改善(ハード面・ソフト面)、高年齢労働者の健康や体力の状況の把握、健康や体力に応じた対応、安全衛生教育です。補助金の申請書づくりの前に、自社の取組がこの5つのどこにあるかを確かめておくと、計画の説得力が高まります。

7. 申請前チェックリストと、ProdX Crowdの見方

申請前に自社で確かめる8項目

  • 1年以上事業を実施しているか。自社の労災保険適用の60歳以上の労働者が、常時1名以上就労しているか
  • 中小企業事業者の範囲(業種別の労働者数・資本金)に当てはまるか
  • 現場のどの作業で、高年齢労働者に転倒・墜落・重量物・暑熱等のリスクが集まっているかを、ヒヤリ・ハットで書き出せているか
  • 専門家(リスクアセスメント)に依頼するか、自社の安全衛生担当者で実施して第2段階から申請するかを決めたか
  • 設備・運動指導・教育のどれが、そのリスクを下げるかを説明でき、補助対象の定義(自走式の高所作業台・乗用リフトは対象外など)に合うか
  • 対象の高年齢労働者が補助対象の業務に就いているか。個人着用機器は人数分までで見積もっているか
  • 交付決定前に発注せず、取組がすべて完了してから代金を支払う条件で、取引先と契約できるか
  • 申請書類の送付方法(郵送は消印が確認できる方法、またはJグランツ)と、受付期限・予算状況を事務センターに確認したか

ProdX Crowdの見方は、この補助金を「設備を安く買う手段」ではなく、「高年齢の人が安全に働き続けられる職場に、投資の優先順位をつける機会」として使うことです。リスクアセスメントで危険の大きい動作を洗い出し、設備・運動指導・教育のどれが効くかを選び、期限と資金繰りを一本のカレンダーに落とし込みます。

制度の内容や期限は、年度の途中で改訂されます。最新の内容は、必ず事務センターのホームページと、公式のQ&Aで確認してください。

情報源(確認した公式資料)

ACTION PLAN

自社で確認すること

  1. 従業員名簿から、60歳以上の労働者の就労状況(担当業務)を整理する
  2. 現場のヒヤリ・ハット事例から、転倒・墜落・重量物・暑熱のリスクが集まる作業を書き出す
  3. リスクアセスメントを専門家に依頼するか、自社の安全衛生担当者で実施するかを決める
  4. 設備・運動指導・教育のうち、リスクを下げる手段を選び、補助対象の定義に合うか確認する
  5. 個人着用機器は人数分で見積もり、2者以上の見積を取る準備をする
  6. 取引先に、交付決定後の発注と、取組完了後の支払いという条件を伝える
  7. 最新の受付期限と予算状況を、事務センターのホームページ・電話で確認する
  8. 郵送の場合は消印が確認できる方法で送る準備をし、必要書類(様式1ほか)を揃える

この利用目的の補助金で、一般的に確認したいこと

  • 取り組みの目的(採用、定着、働き方の改善など)を明確にしておくと、合う制度を探しやすくなります。
  • 賃金や雇用に関する要件が設けられている場合があるため、公募要領で確認してください。

投資の内容・時期・金額を整理したうえで、この制度が自社に合うかを確認できます。利用できる制度を確認する

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よくある質問

会社の60歳以上の社員が1人だけでも申請できますか?

対象の要件は、役員を除く自社の労災保険適用の高年齢労働者(60歳以上)が常時1名以上就労していることです。人数が少ない場合は、個人着用機器の補助が、対策に関わる高年齢労働者の人数分に限られる点に注意します。

リスクアセスメントを自社でやってもいいですか?

自社の安全衛生担当者等(安全管理者、衛生管理者、安全衛生推進者、衛生推進者。10人未満の場合は事業主も可)が実施し、その結果を踏まえて、第2段階から申請することもできます。この場合、第1段階の申請は不要です。

先に機器を買ってしまいました。対象になりますか?

なりません。交付決定日より前に発注した場合は補助金を受けられません。また、取組のすべてが完了する前に代金を支払う前払いも、対象外です。

複数のコースに同時に申請できますか?

できません。複数コースの併用はできず、申請は年度1回までです。

メールで申請できますか?

できません。申請は、郵送またはJグランツで行います。郵送の場合は、消印が確認できる方法で送ります。