企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します
企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します(藍住町)の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。
藍住町の企業版ふるさと納税は、補助金ではなく、企業が町の地方創生事業へ寄附をして税の軽減を受ける税制の仕組み
最初に位置づけをはっきりさせます。この制度は、事業者が町から補助金を受け取るものではありません。反対に、企業が徳島県板野郡藍住町へ寄附を行い、その寄附が国の認定を受けた地方創生の計画に使われると、法人関係税の負担が軽くなる税制(正式名称は「地方創生応援税制」、通称「企業版ふるさと納税」)です。藍住町は、令和8年3月31日付で内閣府から地域再生計画の認定を受け、その計画に基づく寄附を町外の企業から募集しています。
ProdX Crowd編集部は、藍住町の募集ページ、同ページに添えられた地域再生計画(認定された計画の本文)、寄附申出書の様式、国の制度見直しの資料、内閣府の企業版ふるさと納税ポータルサイトを読みました。この記事では、寄附を検討する企業の経営者や経理担当の方が、最初の判断に使えるように、仕組み・金額の考え方・手続き・つまずきやすい点を順に説明します。
先に全体像を表にします。
| 項目 | 内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 制度の性格 | 補助金ではなく、企業から自治体への寄附に対する税制上の特例 | 町の募集ページ |
| 寄附先 | 徳島県藍住町(産業商工課) | 町の募集ページ |
| 認定された計画 | 第2期藍住町まち・ひと・しごと創生推進計画 | 地域再生計画 |
| 認定日 | 令和8年3月31日付(内閣府) | 町の募集ページ |
| 計画期間 | 令和8年4月1日から令和12年3月31日まで | 町の募集ページ、地域再生計画 |
| 寄附の最低額 | 10万円以上 | 町の募集ページ |
| 寄附できない企業 | 藍住町内に本社(主たる事務所・事業所)がある企業 | 町の募集ページ |
| 申込方法 | 郵便、ファクシミリ、電子メール | 町の募集ページ |
| 問い合わせ | 産業商工課 電話 088-637-3120 | 町の募集ページ |
税の軽減はどのくらいか:国の資料にある仕組み
藍住町のページは、制度のしくみを短く説明しています。国が認定した地方公共団体の地方創生プロジェクトに企業が寄附した場合に、通常の損金算入に加えて、寄附額の6割に相当する額の税額控除の特例があり、寄附額の約9割が軽減される、という説明です。町のページが案内する国の資料(令和2年度の見直しのチラシ)には、この仕組みが次のように整理されています。
| 税目 | 税額控除の割合 | 控除額の上限(資料の記載) |
|---|---|---|
| 法人住民税 | 寄附額の4割 | 法人住民税 法人税割額の20% |
| 法人税 | 法人住民税で4割に達しない場合の残額を控除。ただし寄附額の1割が限度 | 法人税額の5% |
| 法人事業税 | 寄附額の2割 | 法人事業税額の20% |
加えて、通常の寄附と同じく損金算入による軽減(資料では寄附額の約3割)があり、合わせると最大で寄附額の約9割が軽減され、企業の負担は約1割まで圧縮される、と資料は書いています。資料の例では、1,000万円を寄附すると、最大約900万円の法人関係税(法人住民税、法人税、法人事業税)が軽減されます。この見直しは、令和2年4月1日以後に開始する法人の事業年度から適用されると記載されています。
ここで注意したいのは、「最大」という言葉です。軽減が最大になるのは、税額控除の上限に当たらない範囲で寄附をした場合です。税額控除には、前の表のとおり、各税額に対する上限があります。自社の法人税割額や事業税額が小さいと、控除できる額が上限に当たり、約9割に届かないことがあります。あなたの会社でどこまで控除できるかは、決算の数字を見ないと分かりません。税理士か顧問の会計事務所に、直近の申告書をもとに試算を依頼してください。
次に、金額の考え方を、仮の数字で確認します。以下は仕組みの理解のための仮の数字であり、実際の税額を示すものではありません。
| 項目 | 仮の数字での計算 |
|---|---|
| 寄附額 | 100万円(仮) |
| 税額控除の合計(法人住民税4割+法人税の残り最大1割+法人事業税2割の範囲内)の最大 | 資料の考え方では、控除は最大で寄附額の6割(60万円)まで |
| 損金算入による軽減(約3割) | 約30万円(仮の税率による目安) |
| 軽減の合計の最大 | 約90万円 |
| 企業の実質的な負担 | 約10万円(資料の「約1割」の考え方) |
| 前提 | 税額控除の上限に当たらないこと、令和2年4月1日以後に開始する事業年度であること |
この例は、国の資料にある「1,000万円で最大約900万円」を、そのまま100万円に縮めたものです。上限に当たる場合は、軽減の額はこれより小さくなります。
寄附の期限や適用の期間はどうなっているのか
税額控除の特例措置には、適用期限があります。町のページが案内する令和2年度の見直し資料には、税額控除の特例措置の適用期限が5年間(令和6年度まで)延長される、という記載があります。この資料は令和2年度の改正時点のものです。
内閣府のポータルサイトには、「令和7年度税制改正 企業版ふるさと納税の延長」という資料が掲載されていることが、ページの目次から確認できます。ただし、この資料の中身までは、本稿では確認できていません。したがって、「いつまでの寄附がこの特例の対象になるか」という期限の数字は、本稿では示しません。寄附を実行する年度の期限は、内閣府の企業版ふるさと納税ポータルサイトか、藍住町の産業商工課(電話 088-637-3120)で、必ず最新の情報を確認してください。
町の計画期間は、令和8年4月1日から令和12年3月31日までです。この期間は、町の計画が認定されている期間であって、税制の適用期限とは別のものです。2つを混同しないよう、表で区別します。
| 期間の種類 | 何の期間か | 確認先 |
|---|---|---|
| 地域再生計画の期間 | 町の計画が国に認定されている期間(令和8年4月1日〜令和12年3月31日) | 町の募集ページ、地域再生計画 |
| 税額控除の特例の適用期限 | 国の税制で、特例が使える期限 | 内閣府ポータルサイト、国の税制改正の資料 |
| 町の寄附の受付 | 町の募集ページには、締切日の記載がない | 産業商工課 |
どの事業に使われる寄附なのか:藍住町の計画の中身
この制度の特徴は、町の計画が「第6次藍住町総合計画」に紐づく事業を包括して認定を受けている点です。町のページは、具体的な地方創生事業は総合計画を転記する形で包括的な認定を受けているため、寄附の対象事業は総合計画に紐づく事業になる、と説明しています。計画の本文では、事業は5つの区分に整理されています。
| 区分 | 事業の名称 | 計画に書かれた具体的な事業の例 |
|---|---|---|
| ア | ひとが育ち、力を発揮できるまち事業 | こども家庭センターの体制強化、グローバル人材育成支援事業、文化財保存活用地域計画の推進、武道館大規模改修事業 |
| イ | 暮らしに安心と快適さがあるまち事業 | 健康づくり事業、高齢者移動支援事業、各公園・緑地の機能充実・維持管理、自主防災組織支援事業 |
| ウ | 地域のつながりを大切にするまち事業 | 生活支援サポーター養成事業、(仮称)藍住町世代間交流施設整備事業、男性の育児参加を推進する取組の推進、奨学金返還支援事業 |
| エ | 地域資源を生かして魅力を高めるまち事業 | 新規就農者育成総合対策事業、商工業者チャレンジ支援事業、企業誘致の推進、藍住町歴史館「藍の館」の保全・活用 |
| オ | 持続可能な行財政運営を進めるまち事業 | 行財政改革基本計画の推進、企業版ふるさと納税の推進、DXの推進・AI導入の推進、広報・広聴事業 |
寄附申出書には、このア〜オの区分が並んでおり、活用を希望する事業に○を付ける欄があります。さらに、事業や分野など具体的に希望する使途があれば記入する欄もあります。つまり、寄附は「町に寄附する」だけでなく、5つの区分のどれを応援したいかを企業側が示せる仕組みになっています。
なお、計画の本文の末尾には、「詳細は第6次藍住町総合計画のとおり」と書かれています。総合計画の本編(PDF)は、町の募集ページからリンクされていますが、本稿では本編までは読めていません。個別の事業の細かな内容は、総合計画で確認してください。
町はなぜ企業の寄附を募るのか:計画の背景
地域再生計画は、寄附をする企業が応援する先の課題を知るために役立つ資料です。藍住町の計画は、課題を次のように書いています。
| 項目 | 計画の記載 |
|---|---|
| 人口 | 2023(令和5)年の35,579人をピークに減少局面に入った |
| 将来推計 | 国立社会保障・人口問題研究所の推計では、2060(令和42)年には総人口が28,000人を下回る見通し |
| 出生 | 2024(令和6)年公表の合計特殊出生率は1.58で、徳島県(1.46)や国(1.33)を上回る。一方で出生数は減少傾向にあり、2019(令和元)年に自然減に転じ、2024年には81人の自然減 |
| 社会動態 | 2023年から社会減に転じ、2024年は8人の社会減 |
| 年齢3区分 | 年少人口は1985(昭和60)年の6,178人がピーク、生産年齢人口は2005(平成17)年の22,480人がピーク。2025(令和7)年にはそれぞれ4,982人と21,080人 |
| 高齢化 | 2025(令和7)年の26.2%から、2045(令和27)年までに35.5%へ上昇する見込み |
| 地域の特徴 | 新興住宅地として発展した経緯から、地域のつながりが希薄な側面がある。担い手不足が、相互扶助力や防災力の低下を招くおそれがある |
町は、これらの課題に対し、町民の結婚・妊娠・出産・子育ての希望の実現を図って自然増につなげること、移住の促進、安定した雇用の創出などによって社会減に歯止めをかけることを、目標に掲げています。基本目標は5つで、「ひとが育ち、力を発揮できるまち」「暮らしに安心と快適さがあるまち」「地域のつながりを大切にするまち」「地域資源を生かして魅力を高めるまち」「持続可能な行財政運営を進めるまち」です。
数値目標(KPI)も計画に書かれています。抽出できた部分を表にします。
| 指標 | 現状値(計画開始時点) | 目標値(2029年度) |
|---|---|---|
| 町内に住み続けたい人の割合 | 72.9% | 80.0% |
| 町内在住の就業者数 | 15,607人 | 16,000人 |
| 町民アンケートで町政に関心があるとした人の割合 | 61.1% | 70.0% |
計画にはこのほか、出生者数(単年度)と移住者数(単年度)の指標も挙げられています。この2つの数値は、本稿が読んだ資料の表示では判読できなかったので、数値は書きません。町の計画本文(PDF)で確認してください。
寄附の金額の目安と、事業の評価の方法
計画には、寄附の金額の目安として、600,000千円(2026年度〜2029年度の累計)と書かれています。つまり6億円です。国の見直し資料には、「寄附(受入れ)の金額の目安」の範囲内であれば、事業費が確定する前でも寄附を受けられる、という趣旨の記載があります。
| 項目 | 計画の記載 |
|---|---|
| 寄附の金額の目安 | 600,000千円(2026年度〜2029年度の累計) |
| 事業実施期間 | 2026年4月1日から2030年3月31日まで |
| 計画期間 | 2026年4月1日から2030年3月31日まで |
| 事業の評価 | 毎年度9月頃までに外部有識者による効果検証を行い、翌年度以降の取組方針を決める。検証後、速やかに町の公式ウェブサイトで公表する |
寄附をした企業にとって、この「評価の公表」は、寄附が何に使われ、どう評価されたかを確認する手がかりになります。毎年度9月頃までの検証、その後の町サイトでの公表という流れが、計画に定められています。
寄附の手続き:企業側がすること
町のページが示す流れは、次の4段階です。
| 段階 | 企業の動き | 町の動き |
|---|---|---|
| 検討 | 地方創生事業への寄附を検討する | 計画や対象事業の情報を公開 |
| 調整と払込 | 町と調整し、寄附を払い込む | 町が寄附の払い込みを受ける |
| 領収書の交付 | 領収書を受け取る | 町から、寄附を行った企業に領収書を交付 |
| 申告 | 租税の申告時に、地方創生応援税制の適用がある寄附を行った旨を申告し、領収書の写しを提出する(法人税の申告にあたっては保管) | - |
申込方法は、郵便、ファクシミリ、電子メールです。町のサイトには、寄附申出書(DOCX)が用意されています。
申出書の様式を読むと、次の項目を記入する形になっています。
| 申出書の項目 | 内容 |
|---|---|
| 宛先 | 藍住町長 |
| 企業の情報 | 企業名、代表者名、所在地(本社) |
| 寄附申出額 | 金額を記入 |
| 寄附金の使途 | ア〜オの事業区分のうち、活用を希望するものに○。具体的な希望の使途があれば記入 |
| 寄附方法 | 納付書(町指定金融機関の窓口専用納付書)または銀行振込(町が指定する口座。手数料は寄附する側が負担) |
| 担当者の連絡先 | 所属・役職、担当者氏名、電話、FAX、寄附受領書等の送付先 |
| 寄附情報の公開 | 社名・ロゴ、企業のホームページ、寄附金額、寄附事業のうち、公開に同意する項目をチェック |
申出書の最後にある「寄附情報の公開」は、見落としやすい項目です。町は、同意された項目を、町のホームページやパンフレット等で紹介するとしています。実際、町のページには「企業版ふるさと納税、ありがとうございました」という見出しで、令和3年度から令和7年度までの寄附企業が一覧で公開されています。公開に同意するかどうかは、社内の広報の考え方と合わせて決めてください。
町のページに載っている、これまでの寄附の実績
町は、過去の寄附企業を年度別に公開しています。その一部を表にします。金額が記載されていない企業は、表では「-」としています。
| 年度 | 企業名 | 寄附金額 | 寄附事業 |
|---|---|---|---|
| 令和7年度 | 株式会社阿波銀行 | 4,000,000円 | 結婚・出産・子育ての希望がかなうまちづくり事業 |
| 令和7年度 | シエンプレ株式会社 | - | 安心して暮らせる魅力的なまちづくり事業 |
| 令和6年度 | タレントスクエア株式会社 | 100,000円 | 安心して暮らせる魅力的なまちづくり事業 |
| 令和6年度 | 四国放送株式会社 | - | 結婚・出産・子育ての希望がかなうまちづくり事業 |
| 令和6年度 | カナデビアE&E株式会社 | 200,000円 | 安心して暮らせる魅力的なまちづくり事業 |
| 令和6年度 | 奥村商事株式会社 | 300,000円 | 藍住町への新しい人の流れづくり事業 |
| 令和5年度 | エスエヌ環境テクノロジー株式会社 | 300,000円 | 藍住町への新しい人の流れづくり事業 |
| 令和4年 | 株式会社ビジネス・ブレイン | 500,000円 | 結婚・出産・子育ての希望がかなうまちづくり事業 |
| 令和4年 | エスエヌ環境テクノロジー株式会社 | 500,000円 | 藍住町への新しい人の流れづくり事業 |
この表から読み取れることは、寄附額が10万円から400万円までと幅があり、最低額の10万円(令和6年度のタレントスクエア株式会社)の事例もある、という点です。町の募集の最低額は10万円以上なので、実績の下限と一致しています。また、事業名が「結婚・出産・子育ての希望がかなうまちづくり事業」「安心して暮らせる魅力的なまちづくり事業」「藍住町への新しい人の流れづくり事業」といった、前の計画の区分で書かれている年度もあります。令和8年度から始まる第2期計画では、区分の名称がア〜オに変わっているので、申出書もそれに合わせた書式になっています。
寄附をするときの留意事項
町のページには、「留意事項」として次の3点が明記されています。
| 留意事項 | 内容 | 実務での意味 |
|---|---|---|
| 最低額 | 10万円以上の寄附が対象 | 10万円未満の寄附は、この税制の対象にならない |
| 本社所在地 | 藍住町内に本社(地方税法における主たる事務所及び事業所)がある企業は対象外 | 町内の企業は、この仕組みでは寄附できない。本店の登記だけでなく、地方税法上の主たる事務所・事業所で判断される |
| 経済的利益の供与の禁止 | 寄附の代償として、寄附企業に経済的な利益を供与すること(補助金の交付、低金利の貸付、入札の便宜など)は禁止 | 寄附した企業が、町から見返りを受けることは認められない |
3つ目の禁止事項は、この制度の大前提です。内閣府のポータルサイトには、「寄附を行うことの代償として経済的な利益を供与すること」についての解説の資料や、それに関するQ&Aが掲載されています。ただし、その資料の中身までは、本稿では読めていません。町と企業の間で、寄附と何かを結びつける約束をすることは避け、判断に迷う場合は、内閣府のQ&Aと町の産業商工課に確認してください。
この制度の位置づけを、他の制度と並べて確認する
企業版ふるさと納税は、補助金や助成金とは、お金の流れの向きが逆です。誤解しやすい点を表にします。
| 比べる観点 | 補助金・助成金 | 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制) |
|---|---|---|
| お金の流れ | 国や自治体から事業者へ | 企業から自治体へ |
| 事業者にとっての意味 | 事業の経費の一部を受け取る | 寄附をして、法人関係税の軽減を受ける |
| 見返り | 事業の成果や報告が求められる | 寄附の代償としての経済的利益の供与は禁止 |
| 手続きの窓口 | 公募を行う機関 | 寄附先の自治体、税務の申告は税務署・各地方税の窓口 |
| 地域との関係 | 事業が地域に及ぶ場合もある | 寄附先の自治体の地方創生事業を応援する |
| 向く企業 | 設備投資や事業の拡大を計画している企業 | 地域貢献や、将来の関係づくりを考える企業 |
藍住町の募集ページは、「経営改善・経営強化」の分類で補助金検索に載っていますが、実際の中身は、事業者が資金を受け取る制度ではなく、企業が資金を出す側になる制度です。補助金を探している事業者が、この制度のページに来て戸惑うことがないように、まず位置づけを理解しておいてください。
向く企業、向かない企業
| 向く企業 | 理由 |
|---|---|
| 地域貢献を、継続的な寄附の形で進めたい企業 | 町の計画期間は令和12年3月31日までで、毎年度の評価が公表される |
| 藍住町や周辺地域と、事業上のつながりがある企業 | 町は、寄附をきっかけに企業との継続的なつながりを広げる方針を計画に書いている(計画の「関係人口」の項目) |
| 納税額が一定規模あり、税額控除を活用しやすい企業 | 控除には各税目の上限があるため、税額が小さいと軽減額が上限に当たりやすい |
| 寄附先の事業分野(子育て、健康、地域交流、産業振興など)に、自社の考え方が合う企業 | 申出書で使途の区分を選べる |
| 向かない・注意が必要な企業 | 理由 |
|---|---|
| 藍住町内に本社がある企業 | 対象外 |
| 寄附の見返りに、補助金や入札の便宜を期待する企業 | 経済的利益の供与は禁止 |
| 税額が小さく、控除の上限に当たる企業 | 軽減が約9割に届かないことがある |
| 10万円未満で、少額の応援をしたい企業 | 10万円以上が対象。それ未満は、この税制の対象にならない |
| 決算期や納税額が見通せない企業 | 寄附の時期と税額の関係を、税理士と試算する必要がある |
申告で押さえたいこと
町のページの「寄附の流れ」には、租税の申告時に、地方創生応援税制の適用がある寄附を行った旨を申告し、交付を受けた領収書の写しを提出する、と書かれています。法人税の申告では、領収書の写しを保管する扱いとされています。
国の見直し資料には、制度の仕組みを示す図があり、次のような流れが示されています。地方公共団体が地方版総合戦略を策定し、それをもとに地域再生計画を作成して内閣府が認定し、企業が寄附をし、企業が国や所在地の自治体から税額控除を受ける、という流れです。企業が所在する自治体には法人住民税・法人事業税の控除、国には法人税の控除が関わります。申告の実務は、税目ごとに窓口が違うので、次の表で整理しておきます。
| 税目 | 控除の割合(国の資料) | 関わる窓口(図の記載から) |
|---|---|---|
| 法人税 | 法人住民税で4割に達しない場合の残額(寄附額の1割が限度) | 国(税務署) |
| 法人住民税 | 寄附額の4割 | 企業が所在する自治体 |
| 法人事業税 | 寄附額の2割 | 企業が所在する自治体(都道府県) |
実際の申告書の書き方や、別表の記載方法は、本稿では取り上げていません。申告の様式は、税務署や所在地の自治体の案内、または顧問税理士に確認してください。
よくある質問
Q1. これは補助金ですか。いいえ。企業が自治体へ寄附をして、税の軽減を受ける税制の仕組みです。藍住町が企業に資金を交付する制度ではありません。
Q2. いくらから寄附できますか。町のページでは、10万円以上の寄附が対象です。
Q3. どのくらい税が軽くなりますか。国の見直し資料では、損金算入の軽減と税額控除を合わせて、最大で寄附額の約9割が軽減され、企業の負担は約1割まで圧縮される、とあります。例として、1,000万円の寄附で最大約900万円の法人関係税が軽減されます。ただし、各税目に控除の上限があるため、実際の軽減額は、自社の税額によって変わります。
Q4. 藍住町に本社がある会社は寄附できますか。町のページでは、藍住町内に本社(地方税法における主たる事務所及び事業所)が所在する企業は対象外です。
Q5. 寄附のお礼に何かもらえますか。いいえ。寄附の代償としての経済的利益の供与(補助金の交付、低金利の貸付、入札の便宜など)は、禁止されています。
Q6. どうやって申し込みますか。郵便、ファクシミリ、電子メールで、寄附申出書を送ります。申出書は町のサイトからダウンロードできます。寄附方法は、納付書または銀行振込から選びます。
Q7. 寄附は公表されますか。申出書の「寄附情報の公開」で、社名・ロゴ、ホームページ、寄附金額、寄附事業のうち、同意した項目が、町のホームページやパンフレット等で紹介されます。公開に同意しない選択もできる形式です。
Q8. 締切はありますか。町の募集ページには、寄附の受付の締切日は書かれていません。計画期間は令和12年3月31日までです。時期の希望がある場合は、産業商工課に確認してください。
Q9. 問い合わせ先はどこですか。藍住町 産業商工課です。電話は 088-637-3120、電子メールは町のページに記載のアドレスです。制度全体については、内閣府の企業版ふるさと納税ポータルサイトを案内されています。
寄附の前の最終チェック
| 確認項目 | 確認すること | 確認先 |
|---|---|---|
| 本社の所在地 | 藍住町内に主たる事務所・事業所がないか | 自社の登記と税務の届出 |
| 寄附の金額 | 10万円以上か | 社内の決裁 |
| 税額控除の上限 | 自社の法人税割額・事業税額に対して、いくらまで控除できるか | 顧問税理士 |
| 特例の期限 | 寄附をする年度が、税額控除の適用期限内か | 内閣府ポータルサイト、産業商工課 |
| 使途 | ア〜オのどの区分を応援するか | 町の計画、総合計画 |
| 見返りの扱い | 寄附の代償と見られる約束がないか | 内閣府Q&A、産業商工課 |
| 公表 | 社名・ロゴ・金額・事業の公開に同意するか | 社内の広報の方針 |
| 申告 | 領収書の保管、申告での記載 | 顧問税理士、税務署 |
藍住町の企業版ふるさと納税は、補助金のように受け取るものではなく、地域の計画を応援する寄附に、税制上の特例が加わる制度です。軽減の大きさは魅力ですが、控除には上限があり、期限や見返りの禁止といった決まりもあります。まず自社の税額で試算し、町の産業商工課に問い合わせ、そのうえで寄附の判断をするのが、順序として安全です。
参考にした公式資料
| 資料 | 発行元 | 読んだ内容 |
|---|---|---|
| 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します | 藍住町 産業商工課 | 制度の説明、計画の認定、寄附の流れ、留意事項、申込方法、寄附実績 |
| 地域再生計画「第2期藍住町まち・ひと・しごと創生推進計画」 | 藍住町(内閣府の認定) | 目標、課題、事業の区分、金額の目安、事業の評価の方法、計画期間 |
| 企業版ふるさと納税の大幅な見直し(令和2年度〜) | 内閣府 地方創生推進事務局 | 税額控除の割合、控除の上限、約9割の軽減、事業費確定前の寄附の受領 |
| 寄附申出書(DOCX) | 藍住町 | 申出書の記入項目、寄附方法、情報公開の同意欄 |
| 企業版ふるさと納税ポータルサイト | 内閣府 地方創生推進事務局 | 制度概要、Q&A、関連資料の一覧 |
この制度を一言でいうと
「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します」は、藍住町が実施する税制優遇です。対象の地域は藍住町・徳島県です。
平成28年4月から、企業が応援したい自治体の事業を選び寄附をする「企業版ふるさと納税」が創設されました。 本町では、地域再生計画「藍住町まち・ひと・しごと創生推進計画」が、内閣府の認定を受けましたので、この事業に企業の皆様からの寄附を募集いたします。 本町のまちづくりや取組をぜひ応援してくださいますようお願い申し上げます。 『藍住町まち・ひと・しごと地方創生総合戦略』に紐づく事業が企業版ふるさと納税の対象となっており、幅広い事業に活用させていただきます。
受付の期間は、通年(随時)で受け付けています。
| 制度名 | 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します |
|---|---|
| 実施機関 | 藍住町 |
| 種類 | 税制優遇 |
| 対象地域 | 藍住町・徳島県 |
| 受付期間 | 通年(随時)で受け付けています |
「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します」の対象になる方
対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。
- 1地域藍住町・徳島県(市区町村の制度のため、その市区町村内に事業所があることが基本)
- 2規模従業員数の制約は示されていません
| 確認すること | この制度の内容 |
|---|---|
| 地域 | 藍住町・徳島県(市区町村の制度のため、その市区町村内に事業所があることが基本) |
| 規模 | 従業員数の制約は示されていません |
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 納税 | 税金や社会保険料の滞納がないことが条件になっています。納税証明書を取得するのに、日数がかかることがあります。 |
| 認定 | 認定・登録・承認を受けていることが、条件になっている場合があります。取得に時間がかかるものは、申請より先に手続きを始めます。 |
「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します」が目指していること
ふりがなをつけるスマートフォンサイト組織から探す
「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します」の経費で気をつけたいこと
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 認定 | 認証・規格の取得に関する費用が含まれています。審査費用、コンサルティング費、更新費用のうち、どれが対象かを、制度の定めで確認します。 |
申請の方法と、そろえる書類
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 第2期 | 公募が複数回に分かれています。回ごとに、期間、予算、要件が変わることがあるため、自社が申請する回の定めを、確認します。 |
この制度で、特に注意したいこと
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| その他 | 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します / 本町のまちづくりや取組をぜひ応援してくださいますようお願い申し上げます。 / 『藍住町まち・ひと・しごと地方創生総合戦略』に紐づく事業が企業版ふるさと納税の対象となっており、幅広い事業に活用させていただきます。 / 企業版ふるさと納税、ありがとうございました! / 企業版ふるさと納税制度を活用し、藍住町の地方創生事業を応援していただいた企業様をご紹介します。 |
| 日程 | 公開日 2026年06月08日 / 2016年4月から、企業が応援したい自治体の事業を選び寄附をする「企業版ふるさと納税」が創設されました。 |
| 地域 | 本町では、地域再生計画「第2期藍住町まち・ひと・しごと創生推進計画」が、内閣府の認定を受けましたので、この事業に企業の皆様からの寄附を募集いたします。 |
「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します」の手続きの流れと日程
この制度は通年で受け付けられています。予算がなくなり次第、受付を終了する場合があります。
- 要件の確認対象設備・期限
- 認定・証明書の取得取得の前に
- 設備の取得事業に使い始める
- 決算利益の見通し
- 申告で適用特別償却・税額控除
「企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します」についてのよくある質問
Q&A企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します
Q. 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集しますの受付期間はいつですか?
通年で受け付けています。予算の状況により終了することがあるため、早めに実施機関へ確認します。
Q. 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集しますで、注意すべきことはありますか?
企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集します
Q. 企業版ふるさと納税(地方創生応援税制)での寄附を募集しますで、注意すべきことはありますか?
公開日 2026年06月08日
この制度を検討するときの確認リスト
| 確認項目 | 状況 |
|---|---|
| 対象の地域(藍住町・徳島県)に、事業所がある | □ はい □ いいえ |
| 交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない | □ はい □ いいえ |
| 後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている | □ はい □ いいえ |
情報の確認元:藍住町の公開情報。最新の募集状況・申請書類は、実施機関のページで入手できます。 情報取得日:2026/10/12。
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