経営革新支援事業
経営革新支援事業(中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策))の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。
経営革新計画は、「自社にとって新しい取組み」を3〜5年の数値目標つきで計画にまとめ、都道府県知事等の承認を受ける制度
経営革新支援事業は、中小企業等経営強化法にもとづく制度です。中小企業者等が、新商品や新サービスの開発、新たな生産・販売方式の導入、技術に関する研究開発などの「新事業活動」に取り組むとき、「経営革新計画」を作り、都道府県知事または国の承認を受けます。承認を受けると、各種の支援策の利用を検討できます。
中小機構のJ-Net21(2026年8月内容改訂)は、この計画を、単に支援策を受けるための申請書ではなく、自社の強みや課題を整理し、新たな事業活動の内容、実施体制、売上・利益・付加価値額などの目標を具体化する、中期的な経営計画だと説明しています。承認を受けても、各支援策の利用には、別途審査が必要です。
制度の骨格を、先に表で整理します。
| 項目 | 内容(J-Net21の解説より) |
|---|---|
| 根拠 | 中小企業等経営強化法 |
| 計画の中身 | 自社にとって新しい「新事業活動」と、一定の経営目標 |
| 計画期間 | 3年から5年 |
| 経営目標の指標 | 付加価値額または一人あたりの付加価値額、給与支給総額 |
| 承認する人 | 都道府県知事、または国 |
| 相談・申請の窓口 | 原則として、都道府県の担当部局。複数の中小企業者が共同で作る場合などは、国の地方機関等が窓口になる場合がある |
| 承認のあと | 各支援策の利用を検討できる。ただし、支援策ごとに、別途審査・申請が必要 |
この記事では、新事業活動の5つの類型、経営目標の考え方、承認を受けるメリット、申請前の確認事項、手続きの流れを、順に整理します。承認によって検討できる支援策のうち、融資・信用保証にあたるものは、このサイトの対象外のため、解説しません。
対象になる事業者
経営革新計画の対象は、制度上の要件を満たす、中小企業者、個人事業主、組合、連合会などです。会社、個人、組合等の区分や、業種、資本金、従業員数などによって、対象の範囲が決まっています。
複数の中小企業者が、共同で計画を作ることもできます。共同で取り組む場合は、代表者、実施体制、申請先が異なることがあるため、事前に、都道府県の担当部局や、国の地方機関等に確認してください。
新事業活動の5つの類型
経営革新計画では、自社にとって新しい事業活動に取り組むことが求められます。J-Net21は、主に5つの類型を示しています。
| 類型 | 内容の例 |
|---|---|
| 新商品の開発または生産 | 新しい製品を開発する。既存の技術を生かして、新分野の商品を生産する |
| 新役務の開発または提供 | 新しいサービスを開発する。既存事業から派生した新サービスを提供する |
| 商品の新たな生産または販売方式の導入 | 製造工程を変える。新しい販売チャネルや販売方法を導入する |
| 役務の新たな提供方式の導入 | サービスの提供方法、予約・配送・接客の方法などを新しくする |
| 技術に関する研究開発と、その成果の利用、その他の新たな事業活動 | 研究開発で得た技術やノウハウを、自社の事業に活用する |
業種別の取組みのイメージも、紹介されています。
| 業種 | 取組みのイメージ |
|---|---|
| 製造業 | 新素材を使った製品を開発する |
| 飲食店 | 新しい提供方式を導入する |
| 小売業 | ECや定期販売など、新たな販売方法を導入する |
| サービス業 | 専門性を生かして、新しい顧客層向けのサービスを展開する |
承認されにくい取組み
J-Net21は、次のような取組みは、経営革新計画として承認されない場合があると、注意しています。
| 承認されにくい取組み | 理由 |
|---|---|
| すでに同業他社で広く普及している取組み | 新規性が弱い |
| 単なる設備の更新 | 新事業活動とはみなされにくい |
| 通常の営業活動の延長と判断されるもの | 新しい取組みに当たらない |
重要なのは、「他社にとって新しいか」だけではなく、「自社にとって新しい取組みであり、経営力の向上につながる計画になっているか」です。まったく新しい分野に進出する必要はありません。既存事業の強みを生かして、新商品を作る、販売方法を変える、といった取組みも、対象になります。
経営目標:付加価値額と給与支給総額を、数字で示す
経営革新計画では、3年から5年の計画期間を設定し、事業の実施によって、経営力がどの程度向上するかを、数値で示します。主な指標は、2つです。
| 経営指標 | 内容 |
|---|---|
| 付加価値額または一人あたりの付加価値額 | 営業利益、人件費、減価償却費などをもとに、自社が生み出す価値の伸びを確認する指標 |
| 給与支給総額 | 役員や従業員に支払う給与、賞与、各種手当などの総額の伸びを確認する指標 |
付加価値額の考え方は、次のとおりです。
| 式 | 内容 |
|---|---|
| 付加価値額 = 営業利益 + 人件費 + 減価償却費 | 自社が生み出した価値の総額 |
| 一人あたりの付加価値額 = 付加価値額 ÷ 従業員数 | 従業員1人あたりの価値 |
目標となる伸び率は、計画期間が3年、4年、5年のいずれかによって異なります。J-Net21は、基準や算定方法は変更されることがあるため、最新のガイドブックや申請先の案内で確認するよう、注意しています。
付加価値額の計算例
仕組みを理解するための、仮の数字で、付加価値額を計算します。
| 項目 | 現状(仮) | 3年後の目標(仮) |
|---|---|---|
| 営業利益 | 300万円 | 450万円 |
| 人件費 | 3,000万円 | 3,300万円 |
| 減価償却費 | 200万円 | 250万円 |
| 付加価値額 | 3,500万円 | 4,000万円 |
| 従業員数 | 10人 | 11人 |
| 一人あたりの付加価値額 | 350万円 | 約364万円 |
この例では、付加価値額が3年で、約14%増えています。目標は、事業の実施によって、本当に到達できる水準で設定してください。承認の後も、フォローアップ調査などで、進捗が確認される場合があります。
承認を受けるメリット
J-Net21は、メリットを「計画づくりによる経営面のメリット」と、「承認後に利用を検討できる支援策」の2つに分けています。
計画づくりによる経営面のメリット
| メリット | 内容 |
|---|---|
| 課題と方向性の整理 | 現状、強み、弱み、外部環境、顧客ニーズ、競合を整理し、新事業の内容、売上・利益の見通し、実施体制、資金計画、スケジュールを具体化できる |
| 社内での共有 | 方針を、社内で共有しやすくなる |
| 外部への説明 | 金融機関や、支援機関に、説明しやすくなる |
| 進捗の管理 | 実行後の進捗管理がしやすくなる |
承認の有無にかかわらず、計画づくり自体が、新事業を進めるための準備になる、とJ-Net21は述べています。
承認後に検討できる支援策
| 支援策 | 内容 |
|---|---|
| 特許関係料金の軽減措置 | 計画の内容に、技術に関する研究開発が含まれる場合、一定の要件を満たすと、軽減措置を利用できる可能性がある。対象となる料金や適用条件は、特許庁の最新情報で確認する |
| その他の支援策 | 事業化、販路開拓などに関する支援策。中小企業投資育成株式会社法の特例、販路開拓・事業化支援、海外展開時の支援などが挙げられている |
利用できる支援策は、時期、地域、実施機関によって異なります。承認を受ければ、必ず利用できるものではなく、支援策ごとに、別途要件の確認や審査があります。
他の制度での加点
補助金の中には、経営革新計画の承認を、加点の項目にしているものがあります。たとえば、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金の第23次公募の概要版では、加点項目の1つに、「申請締切日時点で有効な『経営革新計画』の承認を取得している事業者」が挙げられています。補助金の申請を考えている場合は、公募要領の加点項目に、経営革新計画が含まれているかを、確認してください。
| 場面 | 活用 |
|---|---|
| ものづくり補助金 | 加点項目として、承認を取得していることが挙げられている(第23次の概要版) |
| 他の補助金 | 公募要領の加点項目を、確認する |
申請前に確認する、10のチェック項目
J-Net21のチェックリストを、整理します。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 対象事業者 | 自社が、制度上の対象となる中小企業者等に当たるか |
| 新事業活動 | 自社にとって新しい取組みで、制度上の類型に当たるか |
| 新規性 | 同業他社で広く普及している取組みではないか |
| 実現可能性 | 人員、設備、技術、資金、協力先などの実施体制があるか |
| 経営目標 | 付加価値額または一人あたり付加価値額、給与支給総額の目標を設定できるか |
| 資金計画 | 必要資金、自己資金、借入、補助金等の見通しを整理しているか |
| 販路・顧客 | 想定する顧客、販売方法、価格、競合との差別化を説明できるか |
| 支援策 | 承認後に利用を検討したい支援策を、確認しているか |
| 申請窓口 | 都道府県の担当部局、または国の地方機関等の窓口を、確認しているか |
| 実施後の管理 | 計画の進捗管理や、フォローアップ調査に対応できるか |
手続きの流れ:相談から、フォローアップまで
| 段階 | やること | 備考 |
|---|---|---|
| 1 | 新たに取り組みたい事業を整理する | 既存事業との違い、顧客ニーズ、競合との差別化、実施体制を確認する |
| 2 | 申請窓口に相談する | 原則として、都道府県の担当部局。中小企業庁が、都道府県の経営革新計画担当課の一覧を公開している |
| 3 | 経営革新計画を作成する | 新事業活動の内容、実施体制、販売計画、資金計画、数値目標を整理する。商工会、商工会議所、都道府県の支援機関、認定経営革新等支援機関などに、相談してもよい |
| 4 | 必要書類を準備し、申請する | 申請書、決算書、会社概要、事業計画に関する資料など。必要書類や提出方法は、都道府県によって異なる |
| 5 | 審査・承認を受ける | 計画の新規性、実現可能性、経営目標、資金計画などが確認される |
| 6 | 計画を実行し、支援策の利用を検討する | 各支援策は、実施機関に別途申請し、審査を受ける |
| 7 | 進捗管理・フォローアップに対応する | 都道府県等による、フォローアップ調査や助言が行われる場合がある |
申請の窓口が、都道府県ごとに異なる点は、実務で大切です。必要書類、申請の時期、相談の予約の方法などは、都道府県によって異なります。まず、所在地の都道府県の担当課に、電話かメールで相談してください。
計画書に書く内容を、章立てで整理する
計画書の様式は、都道府県ごとに異なる場合があります。次の表は、J-Net21が示す、計画づくりで整理する項目(現状、強み・弱み、外部環境、顧客ニーズ、競合、新事業活動の内容、売上・利益の見通し、実施体制、資金計画、スケジュール)を、書く順番に並べ直した、当社の整理です。様式が決まっている場合は、様式に沿って書いてください。
| 章 | 書く内容 | 準備する材料 |
|---|---|---|
| 1 現状 | 事業の概要、売上と利益の推移、強み・弱み | 直近の決算書、事業の紹介資料 |
| 2 外部環境 | 市場の動き、顧客のニーズ、競合の状況 | 業界の統計、顧客の声、競合の調査 |
| 3 新事業活動 | 何を、新しく行うか。5つの類型のどれか。自社にとっての新しさ | 試作品、サービスの設計、既存事業との違いの整理 |
| 4 販売の計画 | 誰に、何を、いくらで、どう売るか | 価格表、販売チャネルの案、見込み客のリスト |
| 5 実施体制 | 誰が、何を担当するか。協力先 | 組織図、外部の協力者の一覧 |
| 6 資金計画 | 必要な資金と、その調達の方法 | 設備や外注の見積書、自己資金の額 |
| 7 数値計画 | 3〜5年の売上、利益、付加価値額、給与支給総額 | 月次・年次の計画表 |
| 8 スケジュール | 準備から実施、目標の達成までの時期 | 年表(ガントチャート) |
数値計画は、章3〜6の内容と、矛盾しないように作ります。たとえば、新商品の販売計画が少ないのに、売上の目標だけが、大きくなっていると、審査で、説明が求められます。販売の計画から、積み上げて、数値を計算してください。
審査で確認される観点
J-Net21は、申請先での審査で、計画の新規性、実現可能性、経営目標、資金計画などが確認される、と説明しています。それぞれの観点で、何を示せばよいかを、整理します。
| 観点 | 示すこと | 材料の例 |
|---|---|---|
| 新規性 | 自社にとって新しい取組みであること。同業他社で広く普及していないこと | 競合の調査、他社の取組みとの比較 |
| 実現可能性 | 人員、設備、技術、資金、協力先で、計画を実行できること | 担当者の経歴、設備の見積書、協力先との合意 |
| 経営目標 | 付加価値額または一人あたり付加価値額、給与支給総額が、目標どおり伸びること | 数値計画の根拠、積み上げの計算 |
| 資金計画 | 必要な資金を、どう賄うか | 見積書、自己資金、他の制度の活用の計画 |
準備のスケジュール(目安)
承認までに必要な期間は、都道府県によって異なります。公式に決まった期間は、示されていません。次の表は、準備の段階の目安です。補助金の加点を狙う場合などは、公募の日程から逆算してください。
| 時期 | やること |
|---|---|
| 申請の3〜6か月前 | 取り組みたい事業の整理、競合・市場の調査。都道府県の担当課に、最初の相談をする |
| 申請の2〜3か月前 | 計画書の下書きを作る。数値計画の試算。必要なら、支援機関に相談する |
| 申請の1か月前 | 必要書類(決算書など)を、そろえる。担当課に、計画書の内容を確認してもらう |
| 申請 | 申請書と、必要書類を、提出する |
| 審査の期間 | 追加の質問や、修正の依頼に、対応する |
| 承認の後 | 計画を実行し、支援策の利用を検討する。進捗を記録する |
経営力向上計画との違い
似た名前の制度に、経営力向上計画があります。次の表で、違いを整理します。
| 比べる点 | 経営革新計画 | 経営力向上計画 |
|---|---|---|
| 根拠 | 中小企業等経営強化法 | 中小企業等経営強化法 |
| 目的 | 新事業活動(新商品、新サービス、新たな方式の導入など)に取り組む | 設備投資、コスト管理、人材育成などで、経営力を向上させる |
| 承認・認定 | 都道府県知事または国が承認 | 事業分野別指針に沿って計画を作り、認定を受ける |
| 計画の期間 | 3年から5年 | 制度の定めを、申請先で確認する |
| 新規性の要求 | 自社にとって新しい事業活動が必要 | 新事業活動は、必須ではない |
| 計画づくりの負担 | 相対的に重い(J-Net21は、経営力向上計画を、比較的簡易に作成できる計画と説明している) | 比較的軽い |
| 主な使い道 | 新しい事業に挑戦する場面、補助金の加点 | 設備投資の税制の活用など |
新しい事業に、本格的に挑戦するときは、経営革新計画が向きます。設備投資の税制の優遇を、使いたいときは、経営力向上計画が、入口になります。両方を、取得する会社もあります。
ProdX Crowdの見方:経営革新計画は、「承認がゴール」ではなく「新事業の設計図」
当社は、これまで500件以上の中小企業支援を行い、累計20億円以上の調達を支援してきました(株式会社ウブントゥ社内集計)。経営革新計画について、特に感じる点があります。
申請の相談を受けるとき、最も多いのは、「支援策を使うために、計画を出したい」という動機です。しかし、承認が、支援策の利用を保証するわけではありません。計画の価値は、承認そのものより、新事業の設計図を、数字で描くことにあります。誰に、何を、どう売り、いくら稼ぎ、誰が実行するのか。この設計が、あいまいなまま、事業を始めると、途中で、止まります。
もう1つは、新規性の判断です。「自社にとって新しい」ことが、大切ですが、同業他社で広く普及している取組みは、承認されない場合があります。自社の事業が、地域や業界で、どの程度、新しいのかを、客観的に説明できるよう、競合の調査を、先に行ってください。
最後に、補助金との関係です。経営革新計画は、補助金の加点項目に含まれる場合があります。補助金の公募の直前に、慌てて申請しても、承認までに時間がかかり、間に合わない場合があります。補助金の活用を考えているなら、公募の予定の数か月前から、都道府県の担当課に相談を始めることを勧めます。
自社で使えるかを判断する、確認リスト
| 確認すること | 状況 |
|---|---|
| 自社が、中小企業者等(会社、個人事業主、組合など)に当たる | □ はい □ いいえ |
| 自社にとって新しい取組み(5つの類型のいずれか)がある | □ はい □ いいえ |
| 同業他社で広く普及している取組みではない | □ はい □ いいえ |
| 3〜5年の計画期間で、付加価値額と給与支給総額の目標を設定できる | □ はい □ いいえ |
| 人員、設備、技術、資金の、実施体制がある | □ はい □ いいえ |
| 都道府県の担当課に、相談した(または相談の予定がある) | □ はい □ いいえ |
| 承認の後の、進捗管理とフォローアップに対応できる | □ はい □ いいえ |
| 補助金の加点を狙う場合、公募の時期から逆算して、承認の時期を確認した | □ はい □ いいえ |
よくある質問
Q. 承認を受ければ、必ず支援策を使えますか。
使えるとは限りません。J-Net21は、承認を受ければ必ず利用できるものではなく、支援策ごとに、別途要件の確認や審査があると、はっきり書いています。
Q. どこに申請しますか。
原則として、都道府県の担当部局です。複数の中小企業者が共同で計画を作成する場合などは、国の地方機関等が窓口になる場合があります。中小企業庁が、都道府県の経営革新計画担当課の一覧を公開しています。
Q. 申請に、専門家の支援は必要ですか。
必須ではありません。商工会、商工会議所、都道府県の支援機関、認定経営革新等支援機関などに、相談しながら作成することが、J-Net21で勧められています。
Q. 設備を更新するだけでも、対象になりますか。
J-Net21は、単なる設備更新は、経営革新計画として承認されない場合があると注意しています。設備の更新を通じて、新しい商品や、新しい提供方式を生み出す内容であれば、対象になる可能性があります。
Q. 承認の後に、何か報告が必要ですか。
都道府県等による、フォローアップ調査や助言が行われる場合があります。計画の進捗を、日頃から記録しておいてください。
まとめ:新しい事業の設計図を、数字で描く
経営革新計画は、自社にとって新しい事業活動を、3年から5年の数値目標とあわせて計画にまとめ、都道府県知事等の承認を受ける制度です。承認によって、特許関係料金の軽減、販路開拓支援、補助金の加点など、各種の支援策の利用を検討できます。
最初の一歩は、次の3つです。
| やること | 内容 |
|---|---|
| 新事業の整理 | 取り組みたい新商品、新サービス、新方式を、既存事業との違いとともに整理する |
| 窓口への相談 | 所在地の都道府県の担当課に、相談し、必要書類と日程を確認する |
| 数値目標の試算 | 付加価値額と給与支給総額の、3〜5年の目標を、試算する |
公式の情報は、J-Net21の経営革新支援事業のページ(https://j-net21.smrj.go.jp/publicsupport/201921201.html)と、中小企業庁の経営革新計画のページで確認できます。補助金や税制と組み合わせた事業計画を整理したい場合は、ProdX Crowdの無料診断で、自社に使える制度を一緒に確認できます。
この制度を一言でいうと
「経営革新支援事業」は、中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策)が実施する補助金・助成金です。対象の地域は全国です。
経営革新支援事業は、中小企業者等が新商品・新サービスの開発、新たな生産・販売方式の導入、技術に関する研究開発などの「新事業活動」に取り組む際、経営革新計画の承認を受けることで、金融支援や信用保証の特例、販路開拓支援などの支援策を活用できる可能性がある制度です。本記事では、経営革新支援事業の概要、経営革新計画の対象となる新事業活動、承認を受けるメリット、申請前に確認したいポイント、手続きの流れを整理します。
受付の期間は、通年(随時)で受け付けています。
| 制度名 | 経営革新支援事業 |
|---|---|
| 実施機関 | 中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策) |
| 種類 | 補助金・助成金 |
| 対象地域 | 全国 |
| 受付期間 | 通年(随時)で受け付けています |
| 対象者 | 経営革新計画の対象となるのは、制度上の要件を満たす中小企業者、個人事業主、組合、連合会などです。会社、個人、組合等の区分や、業種、資本金、従業員数などによって対象範囲が定められています。 |
「経営革新支援事業」の対象になる方
対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。
- 1地域全国
- 2対象者経営革新計画の対象となるのは、制度上の要件を満たす中小企業者、個人事業主、組合、
- 3規模従業員数の制約は示されていません
| 確認すること | この制度の内容 |
|---|---|
| 地域 | 全国 |
| 対象者 | 経営革新計画の対象となるのは、制度上の要件を満たす中小企業者、個人事業主、組合、連合会などです。会社、個人、組合等の区分や、業種、資本金、従業員数などによって対象範囲が定められています。 |
| 規模 | 従業員数の制約は示されていません |
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 個人事業主 | 個人事業主も対象に含まれています。開業届の提出や、納税地の要件が求められることがあります。確定申告書の控えを、準備しておきます。 |
| 会社 | 法人が対象です。履歴事項全部証明書(登記事項証明書)と、直近の決算書が、基本の提出書類になります。 |
| 組合 | NPO・組合・団体も対象に含まれています。定款や規約、会員の名簿など、団体としての実態を示す書類が必要になることがあります。 |
| 従業員 | 従業員数や、雇用保険・社会保険への加入に関する条件があります。数え方(常勤・パートの扱い)は、制度の定義に従います。 |
「経営革新支援事業」の経費で気をつけたいこと
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 開発 | 試作・開発・試験・実証に関する費用が含まれています。目的と、試験の方法、評価の基準を、計画書に書いておくと、経費の必要性を説明しやすくなります。 |
「経営革新支援事業」の手続きの流れと日程
この制度は通年で受け付けられています。予算がなくなり次第、受付を終了する場合があります。
- 申請計画書・見積書を提出
- 審査1〜3か月
- 交付決定ここから発注できる
- 発注・実施期間内に支払いまで
- 実績報告証拠書類を提出
- 検査・確定補助額が決まる
- 入金お金が入るのは最後
発注・契約は「交付決定」の後。お金が入るのは、最後の「入金」です。
「経営革新支援事業」についてのよくある質問
Q&A経営革新支援事業
Q. 経営革新支援事業の受付期間はいつですか?
通年で受け付けています。予算の状況により終了することがあるため、早めに実施機関へ確認します。
Q. 経営革新支援事業の対象になるのは、どんな事業者ですか?
経営革新計画の対象となるのは、制度上の要件を満たす中小企業者、個人事業主、組合、連合会などです。会社、個人、組合等の区分や、業種、資本金、従業員数などによって対象範囲が定められています。
この制度を検討するときの確認リスト
| 確認項目 | 状況 |
|---|---|
| 対象の地域(全国)に、事業所がある | □ はい □ いいえ |
| 対象者の条件に当てはまる | □ はい □ いいえ |
| 交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない | □ はい □ いいえ |
| 後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている | □ はい □ いいえ |
情報の確認元:中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策)の公開情報。最新の募集状況・申請書類は、実施機関等のページで入手できます。 情報取得日:2026/10/12。
補助金・経営支援顧問