募集中地域・自治体の補助金

地域未来投資促進法による支援

実施機関
中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策)
募集期間
通年(随時受付)
地域
全国

地域未来投資促進法による支援(中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策))の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。

地域未来投資促進法は補助金ではなく、都道府県の承認を入口に税制の特例などを使えるようにする「計画承認+税制」の仕組み

「地域未来投資促進法による支援」という名前で検索に出てきますが、これは申請すると補助金がもらえる制度ではありません。正式な名称は「地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律」で、事業者が「地域経済牽引事業計画」を作り、都道府県知事の承認を受けると、設備投資に対する法人税の特例(特別償却または税額控除)や、各種の支援事業での優遇を受けられるようになります。記事の位置づけとしては、補助金ではなく、計画の承認と税制の制度です。

中小機構のJ-Net21(2026年2月内容改訂)の解説と、静岡県の公式ページ(2026年10月1日更新)、滋賀県の議会資料を読み、仕組みと手順を整理します。最初に、全体像を表にします。

項目内容
制度の種類計画の承認を入口とする、税制・規制の特例・予算事業での優遇の枠組み(補助金そのものではない)
根拠地域経済牽引事業の促進による地域の成長発展の基盤強化に関する法律(通称:地域未来投資促進法)。2017(平成29)年施行
事業者がまず作るもの地域経済牽引事業計画
承認する人都道府県知事(静岡県では、権限移譲により静岡市、浜松市、牧之原市、焼津市が事業実施場所となる計画は各市が承認)
承認の前提事業実施場所の地域に、国の同意を受けた「基本計画」があり、その内容に事業が合っていること
主な支援設備投資の税制特例(特別償却最大50%、または税額控除最大6%とJ-Net21は説明)、自治体の固定資産税・不動産取得税の軽減(自治体による)、予算事業での加点・優遇、規制の特例
税制の適用期限J-Net21は2027(令和9)年度末までと説明。静岡県のページも「令和9年度末まで、別途国の課税特例の確認あり」と記載
本記事で扱わないもの日本政策金融公庫の融資、信用保証協会の保証、出資などの金融支援。このサイトでは融資・信用保証を扱わないため、解説しない

この法律のしくみ。国・自治体・事業者の三層構造

地域未来投資促進法は、事業者に直接お金を出す法律ではありません。J-Net21は、地方公共団体が中心となり、関係する支援機関と連携して、地域の事業者の取り組みを後押しする仕組みだと説明しています。流れを順に見ます。

段階誰が何をするか
国の基本方針国地域経済牽引事業の促進についての考え方を示す。滋賀県の資料によれば、基本方針は平成29年8月10日に施行され、令和5年7月25日に改正された
基本計画の策定市町村・都道府県地域の特性を生かす分野や、事業者に求める要件を盛り込んだ基本計画を作り、国の同意を得る
事業計画の作成事業者基本計画に沿って、地域経済牽引事業計画を作る
承認都道府県知事計画を審査して承認する
支援国・自治体承認された計画に対して、税制・規制の特例・予算事業の優遇などを用意する

基本計画の策定には事業者は直接関わりません。ただし、基本計画に書かれた「地域経済牽引事業として求められる事業内容」は、事業者が自分の計画を作るときの重要な指針になる、とJ-Net21は説明しています。基本計画には、その地域が重点的に進めたい分野と、想定される代表的な取り組み、支援の対象となる事業者に求める要件が書かれています。

各自治体の基本計画は、経済産業省のウェブサイトの「同意基本計画一覧」で確認できる、とJ-Net21は案内しています。経済産業省のページは自動取得ができないため、この記事では、静岡県と滋賀県の公開資料から、基本計画の中身の実例を読みます。

計画が承認されるための3つの条件

J-Net21は、地域経済牽引事業計画が、基本計画に基づき、次の三点を備えていなければならないと書いています。

条件内容
地域の特性を生かす自治体が基本計画で示した分野・強みに合った事業であること
高い付加価値を創出する付加価値額が一定の水準を上回る見込みであること
地域の事業者への経済的効果を及ぼす売上、取引額、雇用、給与などの増加が見込まれること

具体的な数値は、基本計画ごとに違います。実例として、二つの県の資料を比べます。

比べる点静岡県(県のページ、2026年10月1日更新)滋賀県(令和5年12月の議会資料の次期基本計画案)
付加価値額の基準付加価値創出額が5,411万円を上回ること6,000万円を上回る付加価値額の増加(それまでの案では5,277万円から引き上げ。令和3年経済センサスの統計を基に算定)
経済的効果売上12%増加、雇用者3%増加、雇用者給与等支給額12%増加のいずれか売上5%以上増加、域内の取引額5%以上増加、雇用者2人以上増加、給与等支給額3%以上増加のいずれか
対象分野の例成長ものづくり、農林水産、デジタル、観光・スポーツ、環境・エネルギー、ヘルスケア成長ものづくり、医療・ヘルスケア、環境・エネルギー、デジタル、観光・スポーツ、物流
計画期間令和6年4月1日から令和11年3月末(県全域計画)国の同意の日から令和10年度末まで(5か年)

県によって、数字も、対象分野も、計画期間も違うことがわかります。自社の所在地の基本計画を、必ず自分で確かめる必要があります。なお、滋賀県の資料は令和5年の議会提出資料、静岡県のページは2026年10月の公開ページで、時点が異なります。滋賀県の最新の基準は、同県の公式ページで確認してください。

どんな投資が税制の対象になるのか。通常類型の要件

制度の中心は、地域未来投資促進税制です。J-Net21は、承認を受けた事業者が、計画に沿って建物・機械等の設備投資を行う場合に、法人税等の特別償却(最大50%)または税額控除(最大6%)を受けられると説明しています。適用期限は、2027(令和9)年度末までです。

通常類型の要件を、J-Net21の記載から表にします。次の要件をすべて満たす必要があります。

要件内容
先進性先進性を有すること
労働生産性または投資収益率労働生産性の伸び率が4%以上、または投資収益率が5%以上
設備投資額1億円以上
前年度の減価償却費との関係設備投資額が前年度減価償却費の25%以上
売上高売上高の伸び率がゼロを上回り、かつ過去5年度の対象事業に係る市場規模の伸び率より5%以上高い
旧計画がある場合旧計画が終了しており、その労働生産性の伸び率が4%以上、かつ投資収益率が5%以上

投資額が1億円以上という基準は、静岡県のページも、設備投資への課税特例として「機械、装置及び建物等(投資額1億円以上)」と書いています。つまり、数百万円の設備更新を想定した制度ではありません。小規模な事業者は、この税制が使える規模かどうかを、早い段階で確かめる必要があります。

税額控除の率について、資料ごとに表記が違う点

資料によって、税額控除の率の書き方が違います。確認できた記載を、整理します。

資料税額控除・特別償却の記載記載の時点・注記
J-Net21(2026年2月内容改訂)特別償却は最大50%、税額控除は最大6%上乗せ類型の要件に当てはまる場合に高い率。税額控除はその事業年度の法人税額等の20%相当額が上限となるなど、いくつか制限がある
静岡県のページ(2026年10月1日更新)税額控除2%または4%等。要件を満たす場合は上乗せあり「令和7年度時点」と注記。令和9年度末まで、別途国の課税特例の確認あり
滋賀県の議会資料(令和5年12月)税額控除は最大5%、特別償却は最大50%当時の資料

この三つは、時点が異なること、上乗せの有無で率が変わることが、違いの背景にあるとみられますが、率そのものは経済産業省の最新の資料で確認してください。J-Net21は、通常類型と上乗せ類型で率が分かれる表を掲載しています(本文の表は図で、テキストでは取得できませんでした)。

上乗せ類型は、中堅・大企業向けの高いハードル

J-Net21は、大きく通常類型と、上乗せ類型(A1、A2、A3、Bの4種類)があると整理し、上乗せ類型は一定規模以上の投資や高い付加価値創出が求められ、主に中堅・大企業向けの要件だと説明しています。

類型要件のポイント
上乗せ類型A要件1から3のいずれかを満たし、かつ要件4を満たす
要件1(A1)直近事業年度の付加価値額増加率が8%以上
要件2(A2)直近2事業年度の平均付加価値額が50億円以上、かつ3億円以上の付加価値額を創出
要件3(A3)地域経済の成長・発展に特に資する業種で、設備投資額が10億円以上
要件4労働生産性の伸び率4%以上かつ投資収益率5%以上(中小企業者の場合)
上乗せ類型B産業競争力強化法の特定中堅企業で経営力の確認を受けていること、パートナーシップ構築宣言の登録、設備投資額10億円以上、A1とA2の両方を満たし、労働生産性の伸び率と投資収益率がともに5%以上

上乗せ類型は、中小企業にとっては、投資額や付加価値額のハードルが高い類型です。中小企業が検討する場合は、まず通常類型の要件を満たせるかを見ることになります。

税制以外の支援措置

J-Net21は、承認を受けた事業者が受けられる支援を、税制、金融、規制の特例、予算の四つに分けています。金融は融資・信用保証・出資などで、このサイトでは扱いません。残りを表にします。

区分内容
固定資産税・不動産取得税の軽減都道府県・市町村の条例により、事業に必要な土地・建物等について、課税免除または不均一課税を受けられる場合がある。制度の有無や内容は、各自治体に問い合わせる。滋賀県の資料は、県の不動産取得税の不均一課税、一部市町の固定資産税の課税免除・不均一課税を例に挙げる
規制の特例工場立地法における環境施設面積率・緑地面積率の緩和、農地転用許可等の手続きへの配慮、市街化調整区域の開発許可の手続きへの配慮、地域団体商標の登録の特例、財産処分の制限解除手続きのワンストップ化、事業環境整備の提案、事業承継の特例
予算事業での優遇各種予算事業で加点や優遇を受けられる。J-Net21は例として、デジタル化・AI導入補助金、中小企業省力化投資補助金(一般型)、ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金を挙げる。すでに終了している事業もあるため、最新の情報を確認するよう案内している

静岡県のページも、国の補助事業の優遇として、地域未来投資促進事業における優遇(事業審査時の加点等)を挙げています。承認を受けていることが、補助金の審査で加点になる場合があるという位置づけです。加点の有無や点数は、それぞれの補助金の公募要領で決まります。

手続きの流れ。承認の前に着工しない

手続きの順番は、この制度で最も間違えやすい点です。J-Net21は、特に重要なのは都道府県の承認を受けてから設備投資を行うことで、承認を受ける前に設備を購入すると、原則として税制が使えなくなると書いています。静岡県のページも、税制を活用する場合は「着工」前に事業計画の承認が必要だと注意しています。

ステップ内容
1事業を行う地域の基本計画を確認する
2事業内容をまとめた地域経済牽引事業計画を作成する
3都道府県(権限移譲がある場合は市)の承認を受ける
4承認後に設備投資を実施する
5国による課税特例の確認を受け、税務申告で適用する

静岡県のページに載っている、県での実務の流れを、さらに細かく見ます。

段階内容
事前相談県の担当(静岡県経済産業部産業政策課、054-221-2650)に電話で相談。申請概要書を出し、事業分野の適合性などを事前に確認してもらう。事前相談から承認まで、約2か月かかると記載されている
事業計画の作成・申請県の事前審査のあと、計画を作成して提出する。令和6年6月から、電子申請フォーム(Gビズフォーム)での申請が始まっている。GビズIDの取得が必要。メールでの提出も用意されている
提出書類事業計画承認申請書(表紙、別紙1、別紙2)、別表1-1・1-2、変更承認申請書の様式が、県のページに用意されている。審査では、直近2期分の財務諸表を確認される
承認後年に1度、実績報告等の提出を求められる
国への手続き各支援措置を希望する場合、計画の承認後に、別途国への手続きが必要。税制の場合は、課税特例の確認を受ける

オンライン手続きに関する問い合わせ先として、静岡県のページは、経済産業省関東経済産業局企業立地支援課(電話048-600-0271)を案内しています。静岡県以外の自治体では、窓口も手続きの細部も異なるため、事業実施場所の都道府県のページで確認してください。

日程を逆算する。承認から着工までの考え方

静岡県のページの「事前相談から承認まで約2か月」を、仮の日程に当てはめます。以下は、考え方を示す仮の例で、実際の日程は自治体ごとに違います。

時期の目安やること
着工予定の約3か月前基本計画を確認し、事業が分野と要件に合うか自己点検する。設備投資額が1億円以上の規模になるか確かめる
約2か月半前自治体に事前相談し、申請概要書を提出する
約2か月前から事業計画を作成し、直近2期分の財務諸表などを準備する
承認の取得承認を受ける。この時点まで、設備の発注・契約・着工はしない
承認後設備投資を実施し、国の課税特例の確認の手続きを進める
決算・申告税務申告で、特別償却または税額控除を適用する

「着工前の承認」という条件は、すでに発注した設備には後から使えないことを意味します。設備投資の稟議や契約の順番を、計画の承認に合わせて組み直す必要があります。

数字の例で考える。仮の設備投資の場合

税額控除や特別償却が、実際にどのような規模の話かを、仮の数字で考えます。ここでは、率そのものは使わず、投資額の要件だけを確認します。

項目仮の数字判断
設備投資額(建物・機械等)1億2,000万円通常類型の1億円以上の要件を満たす
前年度の減価償却費8,000万円投資額が前年度減価償却費の25%以上という要件は、8,000万円の25%=2,000万円以上が必要。1億2,000万円は満たす
別の例の設備投資額3,000万円1億円未満のため、通常類型の要件を満たさない
別の例の前年度減価償却費2億円25%は5,000万円。1億円以上という要件も満たさないため、この税制の対象になりにくい

このとおり、設備投資額が1億円以上であること、前年度の減価償却費の25%以上であることの二つを、先に確かめます。そのうえで、労働生産性の伸び率4%以上、または投資収益率5%以上という数値目標を、計画に落とし込めるか検討します。

つまずきやすい点

資料の記載から読み取れる、つまずきやすい点を整理します。

場面つまずき対処
承認前の発注承認の前に設備を購入・着工すると、税制が使えなくなる稟議や契約の順番を、承認取得の後に置く
基本計画との不一致事業が、自治体の基本計画に定める分野に合わない同意基本計画一覧で、自社の所在地の分野と要件を読み込む
付加価値額の算定自治体が定める基準値(例:静岡県は5,411万円)を上回る見込みを、根拠とともに示す必要があるガイドラインの算定式に沿って計画を作る
国への手続きの忘れ県の承認のあと、国の課税特例の確認が別途必要承認後の手続きを、日程に入れておく
実績報告承認後、年に1度、実績報告等の提出がある(静岡県)担当者と提出時期を決めておく
資料の時点の違い税額控除の率や適用期限の記載が、資料によって違う経済産業省と自治体の最新ページを確認し、税理士にも確認する

この制度が向く会社・向かない会社

会社の状況判断
地域の特性を生かし、1億円以上の設備投資を計画している検討に値する。自社所在地の基本計画の分野と要件を確かめる
数百万円から数千万円の設備導入を考えている税制の通常類型の投資額要件を満たさない可能性が高い。補助金など別の制度を探す
補助金の審査で加点がほしい承認が加点の対象になる補助金がある。公募要領で、加点の対象かどうかを確かめる
すでに設備を発注・着工してしまったその設備については、税制が使えない可能性が高い。次の投資から計画に組み込む
立地する自治体に基本計画が見当たらない経済産業省の同意基本計画一覧で確認する。計画がなければ、この制度は使えない

類似制度との違い

制度違い
地域未来投資促進法都道府県の承認を入口に、税制、規制の特例、予算事業の優遇を使えるようにする。金銭給付そのものはない
補助金(ものづくり補助金など)経費の一部を補助する。地域未来投資促進法の承認があると、審査で加点される場合がある
経営革新計画中小企業等経営強化法に基づき、新しい事業活動の計画について都道府県知事の承認を受ける。承認を入口に支援策を検討する点は似ているが、根拠法も、求められる規模も違う

経営革新計画の行は、承認を入口とする点の紹介にとどめます。制度の詳細は、それぞれの制度の公式資料で確認してください。

よくある質問

質問回答
申請すると補助金がもらえるのかもらえない。計画の承認を受け、税制や規制の特例、予算事業での優遇を使える状態になる制度
中小企業でも使えるのか対象になる。通常類型の要件を満たす必要があり、設備投資額1億円以上の要件などがある。上乗せ類型は、主に中堅・大企業向けとJ-Net21は説明している
承認前に設備を買ってしまった原則として税制が使えなくなる。承認後に着手する設備から対象になる
どこに申請するのか事業実施場所の都道府県。権限移譲された市では、その市
申請の方法は静岡県の場合は、電子申請フォーム(Gビズフォーム)か、メール。GビズIDが必要
どのくらい時間がかかるか静岡県のページでは、事前相談から承認まで約2か月と案内されている
承認の後は何をするか国の課税特例の確認、税務申告での適用。年に1度の実績報告もある(静岡県)
経営革新計画と何が違うのか根拠法、承認の基準、求められる規模が違う。地域未来投資促進法は、基本計画に沿った地域の特性の活用が条件
融資などの金融支援はあるのか資料には、金融の支援措置が載っているが、このサイトでは融資・信用保証を扱わないため解説しない。日本政策金融公庫などの公式ページで確認する

確認先と、この記事の読み方

この記事は、中小機構J-Net21「地域未来投資促進法による支援」(https://j-net21.smrj.go.jp/publicsupport/2020031001.html)、静岡県公式ホームページの地域未来投資促進法のページ、滋賀県議会の資料を読んで整理しています。経済産業省のページは自動取得ができず、読めていません。そのため、最新の税制の要件、率、適用期限は、経済産業省の「地域未来投資促進税制」「地域経済牽引事業計画のガイドライン」「同意基本計画一覧」のページで必ず確認してください。J-Net21は、ガイドラインとして「地域経済牽引事業計画のガイドライン(令和7年4月)」を挙げています。

静岡県で事業を行う場合の窓口は、県の経済産業部産業政策課(054-221-2650)です。ほかの地域は、事業実施場所の都道府県や市の産業政策、企業立地の担当部署に問い合わせてください。税制の適用には、顧問の税理士や会計士への確認も欠かせません。

補助金の検索で、この制度が「補助金」として出てくるのは、補助金の審査で加点があるなど、補助金と一緒に語られることが多いためと考えられます。ただ、申請してお金が入る制度ではない点は、最初に理解しておいてください。承認を受けるための準備は、設備投資の計画づくりと、ほぼ同時並行になります。承認、着工、課税特例の確認という順番を、投資の日程表に最初から書き込んでおくことが、この制度を使ううえでの実務上の要点です。

この制度を一言でいうと

「地域未来投資促進法による支援」は、中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策)が実施する補助金・助成金です。対象の地域は全国です。

さらに、その取り組みの効果を高めるためには、国の関係省庁、地方公共団体、支援機関などが連携し、一体となって支援することが重要であることも明記されています。 こうした考え方を背景に、2017(平成29)年、地域の特性を生かした事業が生み出す経済的な効果に着目し、その効果を最大限に高めようとする地方公共団体の取り組みを支援する法律として、地域未来投資促進法が施行されました。この法律は、地域経済を牽引する事業の創出を通じて、地域の成長と発展の基盤を強化することを目的としています。 その地域がどのような特性を有し、その特性を今後どのように生かしていくかは、地方公共団体の運営にも深く関わるテーマです。

受付の期間は、通年(随時)で受け付けています。

制度名地域未来投資促進法による支援
実施機関中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策)
種類補助金・助成金
対象地域全国
受付期間通年(随時)で受け付けています

「地域未来投資促進法による支援」の対象になる方

対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。

対象かどうかを、この順に確認します
  1. 1地域全国
  2. 2規模従業員数の制約は示されていません
確認することこの制度の内容
地域全国
規模従業員数の制約は示されていません
この制度の文章にある言葉ProdX Crowd編集部の見方
団体NPO・組合・団体も対象に含まれています。定款や規約、会員の名簿など、団体としての実態を示す書類が必要になることがあります。

申請の方法と、そろえる書類

この制度の文章にある言葉ProdX Crowd編集部の見方
支援機関商工会議所・商工会・支援機関が関与する手続きがあります。窓口の予約や、確認書の発行に、日数がかかる場合があります。

「地域未来投資促進法による支援」の手続きの流れと日程

この制度は通年で受け付けられています。予算がなくなり次第、受付を終了する場合があります。

手続きの流れ
  1. 申請計画書・見積書を提出
  2. 審査1〜3か月
  3. 交付決定ここから発注できる
  4. 発注・実施期間内に支払いまで
  5. 実績報告証拠書類を提出
  6. 検査・確定補助額が決まる
  7. 入金お金が入るのは最後

発注・契約は「交付決定」の後。お金が入るのは、最後の「入金」です。

「地域未来投資促進法による支援」についてのよくある質問

Q&A地域未来投資促進法による支援

経営者のイメージ写真
経営者

Q. 地域未来投資促進法による支援の受付期間はいつですか?

解説役のイメージ写真
ProdX Crowd編集部
A.

通年で受け付けています。予算の状況により終了することがあるため、早めに実施機関へ確認します。

この制度を検討するときの確認リスト

確認項目状況
対象の地域(全国)に、事業所がある□ はい □ いいえ
交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない□ はい □ いいえ
後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている□ はい □ いいえ

情報の確認元:中小企業基盤整備機構(J-Net21 中小企業支援施策)の公開情報。最新の募集状況・申請書類は、実施機関等のページで入手できます。 情報取得日:2026/10/12。