支援事例自動車部品製造 / 自動化・ボトルネック解消

自動車内装部品の溶着工程を自動化し、生産能力の制約を解消へ。

自動車内装部品の裁断やプレスを行う加工企業が、柔らかい内装材への加工技術と金型・治具の内製力を持ちながら、溶着工程がボトルネックとなって生産量を増やせない状況を、工程の自動化で解く取り組みを整理した事例です。

業種
自動車部品製造
支援テーマ
省力化
区分
公的支援制度・設備投資
公的支援制度
公的支援制度を活用
自動車部品製造のイメージ
イメージ画像です。実際の支援先を撮影したものではありません。

+OUR SUPPORT

この事例での、ProdX Crowdの支援

事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。

  • 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
  • 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
  • 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
  • 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。

01COMPANY

この企業の事業と、強み

この企業は、自動車の内装部品の裁断やプレスを行っています。柔らかい内装材を加工する技術と、金型や治具まで社内で対応できる体制が強みです。

柔らかい内装材への加工技術と、金型・治具まで内製できる対応力が、既存の強みです。

自動車の内装部品の分野で、受注が増えた場合にも、品質を保ちながら量を確保できることが求められます。

02PROBLEM

直面していた課題と、その本当の原因

事業支援では、溶着の工程が全体のボトルネックになっており、前後の工程に余力があっても、生産量を増やしにくい状態だったと整理されています。工場全体の生産能力は、最も処理能力の低い工程で決まります。忙しい工程を増強するのではなく、全体を止めている工程を探すことが論点でした。

03STRATEGY

選んだ打ち手と、その理由

事業支援では、高周波ウエルダーを導入して手動の作業を自動化し、複数の工程を並列で稼働させて処理能力を高め、作業の負担と品質のばらつきを減らす方針が整理されています。設備投資の対象を「一番忙しい工程」ではなく、「全体を止めている工程」から考える事例です。

04ACTIONS

取り組みの具体像

構想には、高周波ウエルダーの導入、手動作業の自動化、複数工程の並列稼働、処理能力の向上、品質の安定化が含まれています。

  • 1溶着工程のボトルネック特定前後の工程に余力があるのに増産できない場合、制約は一つの工程に集中しています。各工程の処理能力を並べ、溶着が全体を止めていることを確かめます。
  • 2高周波ウエルダーの導入溶着を自動化し、一定の条件で繰り返し行えるようにします。手作業のばらつきを減らします。
  • 3複数工程の並列稼働一つの工程の処理能力を、並列に稼働させて高めます。全体の流れを止めない構成が重要です。
  • 4作業負担の低減手作業による負担を減らします。作業者の疲労の蓄積が減り、品質も安定します。
  • 5品質のばらつきの低減溶着の条件を一定にして、不良の発生を減らします。後の工程の手戻りも減ります。
  • 6金型・治具の内製力との組み合わせ溶着の自動化には、治具の工夫が不可欠です。社内で治具を作れる強みが、設備の力を引き出します。
  • 7受注増への対応力制約が外れることで、受けられる量が増えます。工場全体の生産能力の底上げにつながります。

05PUBLIC SUPPORT

公的支援制度の活用

溶着設備の導入は投資の規模が大きくなりやすいため、公的支援制度を資金計画の一つとして活用しています。事業支援では、事業内容、導入する設備、実施時期を整理し、ボトルネックの解消が、受注増への対応力にどう結びつくのかが伝わる内容にしています。

06VISION

この取り組みが目指す姿

支援した内容は、溶着工程の自動化による、生産能力の制約の解消と、受注増への対応です。

07POINT

この事例から考えられること

設備投資は、最も忙しそうに見える工程ではなく、全体の流れを止めている工程から考えると、効果が大きくなります。工程を並べて「どこで待ちが生じているか」を可視化することが、投資対象を決める第一歩です。

投資の前に、各工程の処理能力を同じ単位で並べ、本当に溶着が制約なのかを確かめます。最も忙しい工程ではなく、全体を止めている工程を見極めることが、設備投資の効果を決めます。導入後も、全体の流れが次にどこで詰まるかを確認します。

08SUMMARY

この支援で整理した主なポイント

  • 内装材加工と金型・治具の内製力を、強みとして整理した。
  • 溶着工程を、ボトルネックとして特定した。
  • 高周波ウエルダーによる自動化を、設計した。
  • 複数工程の並列稼働を、設定した。
  • 受注増への対応力と、品質の安定を、目標に置いた。
  • 「全体を止めている工程」から考える投資の進め方を示した。

09RELATED SERVICES

関連するサービス

※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。

10RELATED CASES

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目指す方向
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同じような課題を検討している方へ

同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。