支援事例スポーツ・サービス / 稼働率改善・新規事業
夜に偏る施設を、昼の新業態で収益化。
夜間中心の施設運営で昼間の設備やスペースが遊休資産となり、固定費の負担が大きいという課題を持つ企業の事例です。

- 課題夜に偏る運営で、昼間の設備とスペースが遊休。
- 支援した打ち手支援では、施設の時間帯別の稼働状況を整理し、昼間の設備とスペースの活用余地を確認しました。
- 目指す状態時間帯別の稼働を整理し、昼間の遊休を数で確認した。
+OUR SUPPORT
この事例での、ProdX Crowdの支援
事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。
- 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
- 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
- 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
- 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。
01COMPANY
この企業の事業と、強み
この施設は、夜間の利用に偏った運営をしていました。夜は利用者が多い一方、昼間は設備やスペースが十分に使われておらず、遊休資産となっています。稼働率を改善するには、昼間に新しい利用者を呼び込む必要があります。ただし、既存の事業と競合しない形で、既存の設備や立地を活かせる使い方を考える必要があり、思いつきで始めるには、投資や運営の負担も気がかりでした。
02PROBLEM
直面していた課題と、その本当の原因
稼働率の改善では、「空いている時間を埋める」ことだけを目的にすると、利用が続かない事業になりがちです。そこで、時間帯別の稼働状況を整理し、昼間にどのような顧客がいるのか、既存の顧客が昼間に求めているものは何か、立地の特性は昼間のどのような需要に合うのかを検討しました。また、既存の顧客にヒアリングを行い、昼間の新業態への関心を確認しています。需要が見込める領域を探し、その中で既存の設備を活かせる事業を絞り込むことが論点でした。
- 1表面的な課題昼間のスペースが使われていない。
- 2経営上の論点昼間に、誰に何を提供すれば稼働率が上がるか。
03STRATEGY
選んだ打ち手と、その理由
支援では、施設の時間帯別の稼働状況を整理し、昼間の設備とスペースの活用余地を確認しました。既存の顧客へのヒアリングを通じて、昼間の新しい業態に対する関心や、求められるサービスを確認しています。立地の特性とペット関連の市場を踏まえ、犬を同伴できるカフェと物販を組み合わせる新業態を検討し、メニュー、物販の内容、運営の人員、SNSによる集客を整理しました。また、既存のゴルフサービスの利用者に対して、カフェや物販を案内するクロスセルの仕組みも設計しています。
昼間にゴルフの利用者を増やす方法は、既存事業の延長ですが、昼間の需要の増加には限界があります。そこで、既存のゴルフとは別の顧客層を呼び込める新業態を選びました。犬同伴のカフェは、ペットを連れて過ごせる場所への需要に応え、既存の施設の空間を活かしやすい点が特徴です。さらに、既存のゴルフ利用者にも提案できる点が、クロスセルの観点から有効と判断しました。既存の設備と立地を活かせること、新しい顧客層に広がること、固定費の負担を軽くできることを合わせて検討した結果です。
04ACTIONS
取り組みの具体像
夜の運営に影響が出ないよう、時間帯の切り替えも検討しています。
- 1顧客|昼間に来る人昼間の時間に動ける人、ペットとの時間を大切にする人、既存の利用者の家族などを想定します。夜と異なる顧客層を呼び込むことが、新業態の狙いです。
- 2既存顧客へのヒアリング|求められているもの既存の利用者に、昼間に求めているサービスや、あれば利用したいものを聞きます。実際の声が、新業態の方向性の裏付けになります。
- 3立地|昼間の需要との相性周辺の住宅、散歩の動線、駐車場の便など、昼間の需要に合う立地の特性を整理します。立地を活かせる業態であることが、事業の成立条件です。
- 4ペット市場|犬同伴のニーズ犬と一緒に過ごせる場所への需要が高まっている点を整理します。既存の空間を活かせることが、初期投資を抑える利点になります。
- 5カフェ・物販・クロスセル|収益の入り口飲食と物販を組み合わせ、さらに既存のサービスへの案内を行います。複数の収益の入り口を持つことで、昼間の収益の安定を図ります。
05POINT
この事例から考えられること
稼働率の改善は、空いている時間を埋めることではなく、その時間に価値を感じる新しい顧客を見つけることです。この事例では、時間帯別の稼働を数え、既存の顧客の声を聞き、立地の特性を確認したうえで、新業態を選びました。遊休資産の活用は、需要の探し方から考えることが大切です。
稼働率の改善で、「空いている時間を埋める」ことだけを目的にすると、利用が続きません。昼間に来る顧客が何を求めているのかを先に確かめ、既存の事業と競合しない運営の形を決めます。ペットを受け入れる際の衛生と安全の決まりを、開始前に整えておくことが重要です。
06SUMMARY
この支援で整理した主なポイント
- 時間帯別の稼働を整理し、昼間の遊休を数で確認した。
- 既存顧客の声から、新業態の方向を決めた。
- 立地とペット市場の特性を、事業の条件として整理した。
- 犬同伴可能なカフェと物販の内容と運営を設計した。
07RELATED SERVICES
関連するサービス
※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。
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