支援事例医療用クリーニング / 工程統合・省力化
医療用リネンの仕上げ工程を再設計し、安定供給体制を強化。
病院などで使われる診察衣、看護衣類などの洗浄を行う事業者が、乾燥、前準備、仕上げの各工程が分かれ、仕上げ工程がボトルネックになっていた状況を、工程の統合によって解く取り組みを整理した事例です。

- 課題乾燥・前準備・仕上げが分かれ、仕上げ工程が全体を制約。
- 支援した打ち手トンネルフィニッシャーで前準備と乾燥を統合し、仕上げを省力化。
- 目指す状態衛生品質と効率を両立し、医療機関へ安定供給。
+OUR SUPPORT
この事例での、ProdX Crowdの支援
事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。
- 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
- 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
- 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
- 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。
01COMPANY
この企業の事業と、強み
この事業者は、病院などで使用される診察衣や看護衣類などの洗浄を行っています。医療の分野への対応の実績、衛生管理、個別の包装、細かな顧客要望への対応が強みです。
医療分野への対応実績、衛生管理の体制、個別包装、顧客要望への細やかな対応が、既存の強みです。
医療機関では、衣類の安定した供給と、高い衛生品質が前提となります。
02PROBLEM
直面していた課題と、その本当の原因
事業支援では、乾燥、前準備、仕上げの各工程が分かれており、仕上げの工程がボトルネックになっていたと整理されています。医療向けでは、衛生と品質の要求水準が高いため、工程を単に速くするだけでは対応できません。
03STRATEGY
選んだ打ち手と、その理由
事業支援では、トンネルフィニッシャーを導入し、前準備と乾燥の工程を統合し、仕上げの工程を省力化して、投入の作業の改善と搬送の削減を行い、生産能力を高める方針が整理されています。省力化によって医療向けの品質の要求を落とすのではなく、高い衛生品質と、効率的な生産工程を両立します。
04ACTIONS
取り組みの具体像
構想には、トンネルフィニッシャー、前準備と乾燥の統合、仕上げ工程の省力化、投入作業の改善、搬送の削減が含まれています。
- 1トンネルフィニッシャー乾燥や仕上げを連続して行う設備です。工程を分けていたときの待ちと搬送を減らします。
- 2前準備と乾燥の統合工程の間の移動が減ることで、衛生面のリスクも抑えやすくなります。
- 3仕上げ工程の省力化人手のかかる仕上げを減らし、ボトルネックを解消します。
- 4投入作業の改善作業者の負担を減らし、全体の流れを整えます。
- 5搬送の削減リネンを運ぶ回数を減らし、衛生と効率を両立します。
- 6衛生品質と効率の両立医療向けの基準を保ったまま効率を高めます。
- 7医療機関への安定供給需要が変動しても、納期を守って供給できる体制にします。
- 8最初に確かめること医療用クリーニングの事例では、まず「乾燥・前準備・仕上げが分かれ、仕上げ工程が全体を制約」という状況を、数字で確かめることから始めます。時間、件数、費用のうち、いちばん大きな制約になっているものを特定し、それが改善されたときに全体がどう変わるかを見ます。
05PUBLIC SUPPORT
公的支援制度の活用
仕上げ設備の導入は投資の規模が大きくなりやすいため、公的支援制度を資金計画の一つとして活用しています。事業支援では、事業内容、導入する設備、実施時期を整理し、工程の統合が、医療向けの品質を保った安定供給にどう結びつくのかが伝わる内容にしています。
06VISION
この取り組みが目指す姿
支援した内容は、医療用リネンの仕上げ工程の再設計による、安定供給体制の強化です。
07POINT
この事例から考えられること
品質の要求水準が高い分野での省力化は、「品質を保てるか」が最大の論点です。品質を落とさずに、人手がかかる部分と待ちが生じる部分を整理することが、設備選びの基準になります。
衛生管理の基準を満たすかどうかを、設備の選定の最初の条件に置きます。試験運転で仕上がりと衛生の状態を確認し、医療機関に示せる記録を整えます。
08SUMMARY
この支援で整理した主なポイント
- 医療分野への対応実績と衛生管理を、強みとして整理した。
- 仕上げ工程のボトルネックを、課題に置いた。
- トンネルフィニッシャーによる工程統合を、設計した。
- 搬送の削減と投入作業の改善を、設定した。
- 医療機関への安定供給を、目標に置いた。
09RELATED SERVICES
関連するサービス
※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。
10RELATED CASES
関連する支援事例
金型・プレス技術を生かし、畜産省力化機器の部品市場へ進出
金型加工の精度・時間・停止リスクの改善を、新分野への対応と既存加工の効率化の両方に生かす取り組みを整理した。
- 当初の課題
- 自動給餌機などの部品に具体的な引き合いがあるが、既存の設備では、新しい部品用の金型の加工に精度・時間・安定性の面で制約があった。
- 支援した打ち手
- 顧客の引き合い→必要な部品→必要な金型→既存設備では能力不足→設備更新→新市場と既存加工の生産性改善、という順で、顧客プル型の設備投資として整理した。
- 目指す方向
- 金型加工の精度・時間・停止リスクの改善を、新分野への対応と既存加工の効率化の両方に生かす取り組みを整理した。
施術者が付きっきりになる工程を見直し、対応能力と人材育成時間を確保
施術者1人あたり最大6名/日という現状の水準を、計画上、拡大させる仮説。治療効果や安全性は示さない。
- 当初の課題
- 施術者が手技を続ける工程で拘束され、1人が同時に複数の患者を担当しにくかった。
- 支援した打ち手
- 電極低周波治療器などの機器で一部の手技の工程を置き換え、施術者が他の業務へ時間を使える取り組みとして整理した。
- 目指す方向
- 施術者1人あたり最大6名/日という現状の水準を、計画上、拡大させる仮説。治療効果や安全性は示さない。
住宅施工の工期短縮と顧客価値向上を目指し、パネル工法と新素材の活用を計画
別の表の2か月→1.5か月は対象の工程が異なる可能性があり、同じ数値として扱わない。
- 当初の課題
- 現場での組立の工程が多い従来の工法では工期と人工数がかさみ、顧客は耐震性に加えて快適性・断熱性・省エネ性も重視していた。
- 支援した打ち手
- 工場製作のパネルを現場で組み立てる工法へ転換し、調湿用途の炭素材を住宅部材として活用する取り組みとして整理した。
- 目指す方向
- 別の表の2か月→1.5か月は対象の工程が異なる可能性があり、同じ数値として扱わない。
同じような課題を検討している方へ
同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。
補助金・経営支援顧問

