支援事例鉄鋼材料卸売 / 在庫管理・DX・トレーサビリティ

「在庫量」だけでなく、製造番号まで把握できる在庫管理へ。

ばね用鋼線などを在庫し、必要な材料を短納期で製造業へ供給する卸売企業が、在庫の総量は分かっても、どの製造番号の材料が何kg残っているかをシステム上で把握できなかった課題を、基幹システムで解く取り組みを整理した事例です。

業種
鉄鋼材料卸売
支援テーマ
業務改善
区分
経営コンサルティング
鉄鋼材料卸売のイメージ
イメージ画像です。実際の支援先を撮影したものではありません。

+OUR SUPPORT

この事例での、ProdX Crowdの支援

事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。

  • 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
  • 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
  • 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
  • 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。

01COMPANY

この企業の事業と、強み

この企業は、ばね用の鋼線などを在庫として持ち、必要な材料を短い納期で製造業へ供給する卸売企業です。豊富な在庫と、即納できる体制が強みです。

豊富な在庫と即納の体制が強みです。必要な材料をすぐに届けられることが、顧客にとっての価値です。

製造業の顧客は、必要な材料を、必要なときに、確実に手に入れられることを求めています。材料の出どころを確認できることも、品質の管理上、重要になっています。

02PROBLEM

直面していた課題と、その本当の原因

事業支援では、在庫の総量は確認できても、「どの製造番号の材料が、何kg残っているのか」をシステム上で把握できなかったと整理されています。そのため、Excelでの管理、現場での確認、電話での確認、発注の判断、価格改定の処理などに、手作業が発生していました。

03STRATEGY

選んだ打ち手と、その理由

事業支援では、基幹システムを導入し、製造番号と数量を紐づけて、在庫管理、売掛管理、買掛管理、債権債務管理を行い、価格改定のデータを連携させる方針が整理されています。在庫確認の手間を減らし、発注判断を高度化して、トレーサビリティを高めます。卸売業のDXは、事務の効率化にとどまらず、「必要な物を必要なときに届ける」という顧客価値そのものを強化するものです。

04ACTIONS

取り組みの具体像

構想には、基幹システム、製造番号と数量の紐づけ、在庫・売掛・買掛・債権債務の管理、価格改定データの連携が含まれています。

  • 1製造番号と数量の紐づけ「総量」ではなく「どの製造番号が何kg残っているか」を把握するための基本です。
  • 2在庫管理入荷、保管、出荷の記録を、システムで一元化します。現場の確認と電話の手間を減らします。
  • 3売掛・買掛・債権債務の管理在庫と金銭の情報をつなげ、経営の判断に使える形にします。
  • 4価格改定データの連携価格が変わる材料では、改定の反映の手間と間違いを減らします。
  • 5発注判断の高度化製造番号単位で在庫が見えると、どの材料をいつ発注するかを根拠を持って決められます。
  • 6トレーサビリティの向上材料の出どころを確認できることは、顧客の品質管理にも役立ちます。
  • 7必要な物を必要なときに届ける力システム化の目的を、事務の効率化から、顧客価値の強化へ広げます。
  • 8最初に確かめること鉄鋼材料卸売の事例では、まず「製造番号ごとの残量が分からず、Excelや電話確認に頼る」という状況を、数字で確かめることから始めます。時間、件数、費用のうち、いちばん大きな制約になっているものを特定し、それが改善されたときに全体がどう変わるかを見ます。
  • 9打ち手の見方「製造番号と数量を紐づけた基幹システムで在庫管理を高度化」という打ち手は、導入そのものが目的ではありません。導入の前に比べる基準(現状の数字)を決め、導入の後に同じ条件で測り直して、目標との差を確かめます。

05VISION

この取り組みが目指す姿

支援した内容は、製造番号まで把握できる在庫管理による、在庫確認の省力化、発注判断の高度化、トレーサビリティの向上です。

06POINT

この事例から考えられること

卸売業の価値は、在庫があることだけでなく、「どの在庫が、どれだけ、どこにあるか」を正確に把握して届けられることにあります。システム化の目的を、事務の効率化から、顧客価値の強化に広げて考えることが重要です。

現在のExcelや紙の記録を、新しいシステムにどう移すのか、現場の入力の負担をどう抑えるかを、導入前に決めます。入荷時に製造番号を記録する手順を、現場の動きに合わせて設計することが、定着の鍵です。

07SUMMARY

この支援で整理した主なポイント

  • 豊富な在庫と即納体制を、強みとして整理した。
  • 製造番号ごとの残量が分からない状態を、課題に置いた。
  • 製造番号と数量を紐づけた基幹システムを、設計した。
  • 価格改定データの連携を、設定した。
  • 発注判断の高度化とトレーサビリティの向上を、目標に置いた。
  • 卸売業のDXを、顧客価値の強化として位置づけた。

08RELATED SERVICES

関連するサービス

※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。

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