『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています
『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています(大阪府)の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。
大阪府イノベーション創出基金への寄附は、企業が出す側の制度です。受け取る補助金ではありません
このページの制度は、大阪府が募集している「大阪府イノベーション創出基金」への寄附です。補助金ではなく、寄附と税制の制度である点を、最初にお伝えします。企業が大阪府に資金を渡す側になり、条件が合えば、地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)によって、寄附額の最大約9割にあたる法人関係税の軽減を受けられる、という位置づけです。
大阪府の基金ページ(2026年9月28日更新)は、この基金を、イノベーションの創出に向けた事業者の取組みを支援する目的で、令和7年3月に設置したと説明しています。集まった寄附は、大阪・関西万博で披露された新技術やサービス、それに続く新たな技術シーズの社会実装、スタートアップなどによる新たなイノベーションの創出を支える取組に使われます。
ProdX Crowd編集部は、基金のページ、企業版ふるさと納税の大阪府のページ、基金を使った補助金の概要ページ、内閣府の公式資料を読みました。読み取れたことを、寄附を検討する会社の視点で、次の順に並べます。
| 知りたいこと | この記事で答える箇所 |
|---|---|
| 結局、何の制度なのか | 冒頭の表、基金の仕組み |
| 税はいくら軽くなるのか | 税の軽減の計算 |
| 寄附したお金は何に使われるのか | 基金の使い道 |
| 申し込みの方法と、お金の払い方 | 申込みと納付 |
| 見返りは何が許されるのか | 見返りの線引き |
| 自社に向くのか | 向き不向き |
制度の骨格は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度の性格 | 基金への寄附。企業は地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)の適用対象になる場合がある |
| 基金の設置 | 令和7年3月、大阪府イノベーション創出基金条例にもとづく |
| 寄附の使い道 | 万博で披露された新技術等の社会実装、スタートアップ等による新たなイノベーションの創出 |
| 企業版ふるさと納税の条件 | 大阪府外に本社がある法人、寄附金額10万円以上 |
| 税の軽減 | 税額控除と損金算入の合計で、寄附額の最大約9割 |
| 申込先 | 大阪府商工労働部 イノベーション創出基金事務局(金融課内) |
| 電話・FAX | 06-6210-9509、06-6210-9510 |
この基金は何のために作られ、集めたお金はどう流れるのか
基金とは、自治体が特定の目的のために資金を積み立てる仕組みです。大阪府のこの基金は、条例にもとづいて設置されています。寄附は、基金に積まれ、目的に沿った事業に使われます。
府のページは、基金を活用している事業を一覧にしています。そのうち、補助金として事業者に資金が渡る部分は、「イノベーション創出基金補助金事業」として別のページで説明されています。
| 基金を活用して行っている事業(府のページ) | 性格 |
|---|---|
| イノベーション創出基金補助金事業 | 事業者に補助金を交付する |
| カーボンニュートラル技術ビジネス化推進事業 | 府の事業。外部サイトに案内あり |
| ものづくり中小企業とスタートアップの協業促進事業 | 同上 |
| 雇用促進に資する新技術・サービス社会実装化支援事業 | 同上 |
| 先端技術等に特化したスタートアップ育成支援事業(シーズ開拓) | 同上 |
| 先端技術等に特化したスタートアップ育成支援事業(社会実装支援) | 同上 |
| 海外ライフサイエンス・クラスター連携促進事業 | 府の事業 |
| デジタル技術活用技能伝承事業 | 府の事業 |
| 量子次世代人材育成事業 | 府の事業 |
この一覧は、府のページに載っている事業名の紹介です。個々の事業の対象や条件は、リンク先の各ページで確認する必要があります。ここでは、寄附が、こうした産業・技術分野の事業の財源になることを押さえてください。
補助金事業の側から見ると、寄附金はどう使われるのか
基金の補助金について、大阪府は「新技術社会実装支援補助金」の概要ページを公開しています(2026年8月18日更新)。ここでは、寄附が集まるほど、事業者に交付できる金額が変わる、という設計が読み取れます。
| 補助事業の区分 | 内容(府のページ) | 補助金額の上限 |
|---|---|---|
| 実証実験支援 | スタートアップ等が実施する実証実験への支援 | 1事業につき集まった寄附の7割(4億円が上限)。実証実験1件あたりの補助上限額は800万円 |
| マッチング・共創機会の提供 | 大企業等との個別のマッチング、共創機会を提供するもの | 1事業につき集まった寄附の7割(1億円が上限) |
| 伴走支援 | 課題設定や事業化に向けた企画立案支援、専門家による助言、専門人材の発掘・供給など | 1事業につき集まった寄附の7割(1億円が上限) |
| 施設運営 | 社会実装をめざすスタートアップ等への支援を目的とした施設の運営 | 1事業につき集まった寄附の7割(2億円が上限) |
補助率は、補助対象経費の10分の10以内です。補助事業者は、新技術社会実装支援プログラム認定要綱の通知を受けた者で、事業は年度ごとに実施されます(交付決定日から年度末まで)。下限は、プログラムの実施に必要な「最小実行金額」とされています。
この仕組みで、事業者の方に特に知っていただきたい点が1つあります。補助の上限が「集まった寄附の7割」と書かれていることです。つまり、基金への寄附の規模が、補助金を出せる規模に影響する仕組みになっています。寄附をする企業にとっては、自分の寄附が、こうしたスタートアップ支援の事業の財源になる、という意味になります。
なお、府の補助金概要ページには、令和7年度、令和8年度、令和9年度の「新技術社会実装支援プログラムの公募について」のページへのリンクが並んでいます。公募の最新の状況や締切は、そちらで確認してください。この記事の対象は、あくまで基金への寄附です。
税はいくら軽くなるのか(企業版ふるさと納税の仕組み)
大阪府のページには、次のように書かれています。大阪府外に本社がある法人で、寄附金額が10万円以上の場合、「地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)」を活用することができます。また、本基金への寄附は、この税制の適用対象になっています。
ただし、文字どおりに読むと、トップページ(基金概要)の見出しには「活用可能な場合があります」とあります。つまり、すべての寄附が自動的に9割軽減されるわけではありません。本社の所在地や、納める税額などの条件に左右されるためです。
内閣府の資料にもとづいて、軽減の内訳を整理します。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 損金算入 | 寄附額の約3割相当の軽減効果 |
| 法人住民税 | 寄附額の4割を税額控除。法人住民税の法人税割額の20%が上限 |
| 法人税 | 法人住民税で4割に届かない残額を税額控除。寄附額の1割が限度、法人税額の5%が上限 |
| 法人事業税 | 寄附額の2割を税額控除。法人事業税額の20%が上限 |
| 合計 | 税額控除で最大6割、損金算入と合わせて最大約9割。実質的な負担は約1割 |
内閣府の例では、1,000万円の寄附で、最大約900万円の法人関係税が軽減されます。
試算してみる(金額はすべて仮の数字)
大阪府外に本社のある、仮の会社を置いて計算します。数字は、制度の説明用の仮のもので、実在の会社の納税額ではありません。
| 項目 | 仮の会社X | 仮の会社Y |
|---|---|---|
| 寄附額 | 50万円 | 300万円 |
| 法人住民税の法人税割額 | 150万円 | 150万円 |
| 法人住民税の控除の上限(その20%) | 30万円 | 30万円 |
| 法人住民税の控除(寄附額の4割と、上限のうち小さい方) | 20万円(50万円×4割。上限30万円の範囲内) | 30万円(300万円×4割は120万円だが、上限30万円で止まる) |
| 4割に足りない残額 | なし | 90万円 |
| 法人税の控除(残額と、寄附額の1割=30万円のうち小さい方) | 0円 | 30万円(法人税額の5%の上限内であると仮定) |
| 法人事業税の控除(寄附額の2割。納める事業税は十分あると仮定) | 10万円 | 60万円 |
| 税額控除の合計 | 30万円 | 120万円 |
| 損金算入の効果(約3割) | 約15万円 | 約90万円 |
| 軽減の合計 | 約45万円 | 約210万円 |
| 実質的な負担の目安 | 約5万円 | 約90万円 |
仮の会社Xの軽減は、寄附額の約9割にあたり、資料の「最大」に届いています。一方で、仮の会社Yは、法人住民税の法人税割額が小さめのため、上限に当たり、軽減は寄附額の約7割にとどまっています。納税額が大きいほど、軽減が最大に近づく関係にあることが、この比較から分かります。
実際の控除額は、会社ごとの税額と、申告のしかたで変わります。内閣府のパンフレットは、税額控除の手続(申告)や算出について、税理士や所管する税務署への相談を案内しています。
本社が大阪府内にある会社は、どうなるのか
大阪府の企業版ふるさと納税のページは、本社が所在する地方公共団体への寄附は制度の対象にならないと書いています。そのうえで、府内に本社のある企業からの寄附・支援も歓迎するが、税制上の優遇措置の対象にはならない、としています。
内閣府のパンフレットによれば、この場合の「本社」は、地方税法の「主たる事務所又は事業所」です。例として、A県B市に本社がある会社が、A県とB市に寄附しても、制度の対象外になります。
つまり、本社が大阪市や堺市などにある会社が、大阪府のこの基金に寄附しても、地方創生応援税制の税額控除は受けられません。そのうえで、法人が地方公共団体へ寄附をした場合の損金算入の取扱いは、別のルールです。大阪府の「税の控除制度」のページ(2020年10月更新)には、法人が地方公共団体に寄附した金額の全額を損金算入できると書かれています。基金ページにも、法人の場合は寄附金相当額が損金扱いになると書かれています。細かな取扱いは、税理士に確認してください。
申込みと納付は、どちらの方法を選べるのか
府のページは、寄附の申込みの方法を2通り用意しています。
| 方法 | 手続き | 必要なもの |
|---|---|---|
| 大阪府行政オンラインシステム | 企業版ふるさと納税のリンクから、銀行窓口での振込み、またはクレジットカード払いを選んで申し込む | 大阪府行政オンラインシステムへの登録(個人または事業者として)。新規の場合は新規登録ページから |
| メール・郵送等 | 寄附申込書(企業版ふるさと納税用のWord様式)を、基金事務局に提出する | 寄附申込書。納付は銀行窓口での振込み |
申込み先は、大阪府商工労働部 イノベーション創出基金事務局です。住所は、〒559-8555 大阪市住之江区南港北1-14-16 大阪府咲洲庁舎25階、電話は06-6210-9509、FAXは06-6210-9510、メールは osaka-innovation@gbox.pref.osaka.lg.jp です。
お金の払い方と、領収書が届くまで
| 納付方法 | 流れ(府のページ) | 気をつけること |
|---|---|---|
| 銀行窓口での振込み | 申込み後、大阪府から「納付書兼領収証書」が届く。大阪府公金取扱い金融機関の窓口で入金する | 納付書が届いてから払う順序。決算期をまたがないよう、日程を確認する |
| クレジットカード払い | 大阪府行政オンラインシステムに登録して申請する | 受領証等は入金確認後に発行される。カード会社により引落日が異なり、受領証等の発行までに1か月から1か月半程度かかる |
税額控除の申告には、受領書などの書類が必要になります。クレジットカード払いは、受領証の発行まで1か月から1か月半程度かかると府のページに明記されています。決算期の直前に、カード払いで申し込むと、書類がそろう時期が、決算の後ろにずれる可能性があります。どの事業年度の寄附として扱われるかは、顧問税理士に確認してください。
決算期からの逆算
資料に、申込みの締切は書かれていません。このため、会社の決算期から、確認する順番を逆算して整理します。
| 時期の目安 | やること | 確認先 |
|---|---|---|
| 決算の数か月前 | 当期の法人関係税の見込みを試算する。本社所在地が大阪府外であることを確かめる | 顧問税理士、登記事項証明書 |
| 寄附先を決めるとき | 基金のどの取組に関心があるかを整理し、事務局に電話かメールで相談する | 基金事務局(06-6210-9509) |
| 申込みのとき | オンラインか、申込書の提出かを選ぶ。オンラインの場合は、事前にシステムへ登録する | 府のページのリンク |
| 納付のとき | 銀行窓口の場合は納付書を待つ。カード払いの場合は、受領証発行の時期を考える | 府のページ |
| 受領後 | 受領書を保管し、申告に使う | 税理士、税務署 |
見返りで何が許され、何が禁止されているのか
大阪府のページは、寄附を行うことの代償として経済的な利益を受けることが禁止されていると明記しています。基金のページには、感謝状の贈呈が、金額に応じて整理されています。
| 寄附の額 | 感謝状(府のページ) |
|---|---|
| 10万円以上 | 大阪府知事名で感謝状を贈呈 |
| 50万円以上 | 合同感謝状贈呈式で、大阪府知事から感謝状を贈呈 |
| 100万円以上(個人の方) | 希望に応じて、個別に大阪府知事から感謝状を贈呈 |
| 1,000万円以上(団体様) | 同上 |
感謝状は、内閣府の解説で、許容される例として挙げられている種類の対応です。内閣府地方創生推進事務局の解説は、禁止される例と、許容される例を、次のように整理しています。
| 区分 | 具体例 |
|---|---|
| 禁止 | 寄附を理由とした補助金の交付 |
| 禁止 | 寄附を理由とした、他の法人より低い金利での貸付け |
| 禁止 | 入札や許認可での便宜の供与 |
| 禁止 | 寄附を、公共事業の入札参加要件とすること |
| 禁止 | 寄附で整備した施設を専属的に利用させること |
| 許容 | 感謝状の贈呈 |
| 許容 | ホームページや広報誌で、寄附法人の名称を他の寄附者と並べて紹介すること |
| 許容 | 施設の銘板等に、寄附法人の名称を他の寄附者と並べて列挙すること |
| 許容 | 社会通念上許容される範囲の記念品 |
この基金に寄附すると、基金の補助金がもらえるのか
寄附を検討する会社が、いちばん気にしやすい論点です。結論は、寄附を理由に、補助金を受け取ることはできない、というものです。内閣府の解説は、寄附を理由とした補助金の交付を、禁止される例の先頭に挙げています。
一方で、基金を使った補助金の公募は、大阪府の別のページで、新技術社会実装支援プログラムとして行われています。この補助事業者は、プログラムの認定要綱にもとづく通知を受けた者です。公募の側の条件や審査は、府の補助金ページと認定要綱で定められています。寄附をしたことが公募での扱いに影響することは、制度の趣旨に合いません。寄附と公募の両方を考えている会社は、事前に基金事務局や担当課へ、手続きの切り分けを確認してください。
府は、企業版ふるさと納税を活用した事業で、競争入札や随意契約(少額を除く)により契約の相手方を選んだ場合に、相手方を公表するとしています。令和7年度分の公表資料が、府のページにPDFとエクセルで置かれています。
制度の背景と、いつまで使えるのか
内閣府の資料によれば、企業版ふるさと納税は平成28年度に始まり、令和2年度の税制改正で、税の軽減効果が拡充されました。令和7年度の税制改正で、税額控除の特例措置は、令和9年度までの3年間延長されています。この延長は、制度の改善策を講じることが前提でした。
| 改善策(内閣府、令和6年12月) | 内容 |
|---|---|
| チェック機能の強化 | 事業実施時の留意事項のチェックリストを導入する |
| 透明化 | 一者応札などの一定の場合に、国への報告と寄附法人名の公表を求める |
| 発注先の公表 | 自治体が、競争入札・随意契約(少額を除く)の発注先を公表する |
| 欠格期間 | 認定取消しを受けた場合の再申請に、2年間の欠格期間を設ける |
内閣府のパンフレット(令和8年3月)には、令和6年度の寄附実績が631.4億円(前年比34%増)、寄附企業が8,464社(前年比10%増)、計画策定自治体が1,613団体(令和8年4月1日時点)と書かれています。
大阪府のこの基金については、いつまで寄附を受け付けるかが、基金ページには書かれていません。税制の側では、令和9年度までが一つの目安です。基金の受付期間と、企業版ふるさと納税の対象期間は別のものとして、事務局に確認してください。
大阪府の企業版ふるさと納税には、ほかにどんな寄附先があるのか
大阪府の企業版ふるさと納税のページ(2026年8月18日更新)は、基金への寄附のほかに、分野別の寄附募集事業を並べています。同じ「企業版ふるさと納税」でも、寄附先は複数あります。自社の関心に合わせて、比べて選ぶことができます。
| 分野 | 事業名(府のページ) | 担当課 |
|---|---|---|
| 人材育成 | 大阪教育ゆめ基金事業、グローバル人材育成基金事業 | 教育総務企画課、国際課 |
| 子育て支援 | 子どもの貧困対策、こども木育基金事業 | 子育て支援課、森づくり課 |
| 男女共同参画 | 男女共同参画推進事業 | 男女参画・府民協働課 |
| 環境保全 | 大阪府環境保全基金事業 | 脱炭素・エネルギー政策課 |
| 福祉 | 大阪ハートフル基金事業、大阪府福祉基金事業 | 就業促進課、地域福祉課 |
| 健康・医療 | がん対策基金事業、ギャンブル等依存症対策基金事業 | 健康づくり課、地域保健課 |
| イノベーション | イノベーション創出基金事業、空飛ぶクルマ都市型ビジネス創造都市推進事業、大阪公立大学「イノベーション・アカデミー構想」推進事業 | 金融課、産業創造課、副首都推進局 |
| 観光・交流 | 御堂筋イルミネーション事業、大阪ミュージアム推進事業、中之島にぎわいの森づくり事業、広域サイクルルート連携事業、公園都市緑化振興事業 | 魅力づくり推進課、計画推進室計画調整課、公園課 |
| 文化・スポーツ振興 | 大阪府文化振興事業、大阪府生涯スポーツ振興事業 | 文化課、スポーツ振興課 |
企業版ふるさと納税全体の相談窓口は、大阪府 政策企画部 企画室 推進課(電話06-6944-7690、直通)です。イノベーション創出基金の担当は、金融課の基金事務局(06-6210-9509)です。府のページは、寄附したい事業を選んだうえで、担当課に電話かメールで連絡するよう案内しています。
イノベーション分野には、基金のほかに、空飛ぶクルマの事業や大阪公立大学の構想に関する寄附先もあります。自社の事業との距離感で選べます。
向く会社と、向かない会社
| 観点 | 向く会社 | 向かない会社 |
|---|---|---|
| 本社の所在地 | 大阪府外に本社がある | 本社が大阪府内にある(税額控除の対象外) |
| 納税の状況 | 法人関係税を一定額納めている | 赤字が続き、納める法人関係税がほとんどない |
| 寄附の目的 | 新技術・スタートアップの支援、万博のレガシーへの関心、大阪での事業展開やパートナーづくり | 寄附の見返りとして、府から補助金や契約を得たい |
| 取引の関係 | 府との関係を、公正な手続きの範囲で整理できる | 寄附を取引の条件にしたい |
| 金額感 | 10万円以上の寄附を、経営判断として出せる | 10万円未満の寄附を考えている(企業版ふるさと納税の対象は10万円以上) |
| 時期 | 決算期と受領証の発行時期を調整できる | 期限ぎりぎりで、書類の準備が間に合わない |
内閣府のパンフレットには、企業の声として、被災地の復興支援、企業のPR、SDGsやESGへの寄与、各種団体との新たなパートナーシップの構築などが挙がっています。基金への寄附についても、税の軽減だけでなく、寄附の目的を社内で共有しておくと、判断がしやすくなります。
補助金を受ける側の会社は、どう読めばいいのか
「イノベーション創出基金」という名前を見て、基金から補助金を受けられると思って、このページを開いた方もいるかもしれません。次の表で、立場による見方の違いを整理します。
| 立場 | このページの制度の意味 | 見るべきページ |
|---|---|---|
| 寄附をする側の企業 | 大阪府外に本社があれば、企業版ふるさと納税の対象になる場合がある | この記事、基金のページ、大阪府の企業版ふるさと納税のページ |
| 補助金を受けたいスタートアップ・事業者 | 基金を財源とした補助金の公募は別のページ。寄附の制度ではない | 新技術社会実装支援補助金の概要ページと、各年度の公募のページ |
| 府内に本社のある企業 | 寄附は歓迎されるが、税額控除の対象にならない | 基金のページと、事務局への相談 |
補助金を受ける側の方は、補助金検索で、大阪府や、自社の事業分野の制度を探してください。補助金には、公募の期間や対象経費、補助率といった条件があります。
よくある質問
| 質問 | 答え |
|---|---|
| 最低いくらから寄附できますか。 | 企業版ふるさと納税の対象になるのは、1回あたり10万円以上の寄附です。基金そのものの下限額は、基金ページに記載がありません。事務局に確認してください |
| 個人でも寄附できますか。 | できます。個人は、個人版ふるさと納税・一般寄附の申込みの窓口があります。個人住民税と所得税の寄附金控除が受けられます。相続や遺贈で取得した財産を、相続税の申告期限までに寄附した場合は、相続税の対象としない特例があります |
| 本社が大阪府外なら、必ず9割軽減されますか。 | 軽減の割合は、納める法人関係税の額に左右されます。上限に当たると、軽減は9割に届かないことがあります。税理士に試算を依頼してください |
| クレジットカード払いはできますか。 | できます。ただし、大阪府行政オンラインシステムへの登録が必要で、受領証の発行までに1か月から1か月半程度かかります |
| 感謝状はもらえますか。 | 10万円以上で、大阪府知事名の感謝状が贈られます。50万円以上は、合同感謝状贈呈式での贈呈です |
| 寄附すると、基金の補助金に有利になりますか。 | いいえ。寄附を理由とした補助金の交付は、禁止される見返りです |
| 寄附先を指定して、特定の事業に使ってもらえますか。 | 基金ページに、使い道の指定に関する記載はありません。基金は、イノベーションの創出に向けた取組に使われると書かれています。希望がある場合は、事務局に相談してください |
| 申込書の様式はどこにありますか。 | 基金のページに、企業版ふるさと納税用の寄附申込書(Word)があります |
| 制度はいつまでですか。 | 税額控除の特例は、令和9年度までです。基金の受付期間は、基金ページに記載がありません |
問い合わせ先と、確認の順番
| 順番 | 確認すること | 先 |
|---|---|---|
| 1 | 自社の本社が、大阪府外にあること | 登記事項証明書 |
| 2 | 当期の法人関係税の見込みと、軽減の試算 | 顧問税理士 |
| 3 | 基金の使い道、受付の状況、申込みの方法 | 大阪府商工労働部 イノベーション創出基金事務局(06-6210-9509、osaka-innovation@gbox.pref.osaka.lg.jp) |
| 4 | 企業版ふるさと納税の手続き全般 | 大阪府 政策企画部 企画室 推進課(06-6944-7690) |
| 5 | 納付と受領書の受け取り | 納付書兼領収証書、またはオンラインシステム |
| 6 | 税の申告 | 税理士、所管の税務署 |
| 7 | 制度全体への疑問 | 内閣府 地方創生推進事務局(03-6257-1421、kigyou-furusato@cas.go.jp) |
ProdX Crowd編集部は、補助金や税制を、事業計画のなかでどう組み合わせるかについて、これからも制度ごとに整理していきます。受け取る制度を探している場合は補助金検索を、寄附や税制の制度を検討する場合は、この記事の確認先をご活用ください。
この制度を一言でいうと
「『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています」は、大阪府が実施する税制優遇です。対象の地域は大阪府です。
大阪府では「大阪府イノベーション創出基金」を設置し、大阪・ 関西万博で披露された新技術等の社会実装や新たなイノベーション の創出を支援しています。寄付額の約9割が税額軽減となる企業版 ふるさと納税が活用可能な場合があります。 まずは、お気軽にお問合せください! 問合先:大阪府商工労働部 イノベーション創出基金事務局(金融課内) TEL:06-6210-9509 FAX:06-6210-9510 Mail:osaka-innovation@gbox.pref.osaka.lg.jp
受付の期間は、通年(随時)で受け付けています。
| 制度名 | 『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています |
|---|---|
| 実施機関 | 大阪府 |
| 種類 | 税制優遇 |
| 対象地域 | 大阪府 |
| 受付期間 | 通年(随時)で受け付けています |
| 問い合わせ先 | 大阪府商工労働部 イノベーション創出基金事務局 |
「『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています」の対象になる方
対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。
- 1地域大阪府
- 2規模従業員数の制約は示されていません
| 確認すること | この制度の内容 |
|---|---|
| 地域 | 大阪府 |
| 規模 | 従業員数の制約は示されていません |
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 納税 | 税金や社会保険料の滞納がないことが条件になっています。納税証明書を取得するのに、日数がかかることがあります。 |
「『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています」の経費で気をつけたいこと
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 設置 | 工事・設置・施設整備に関する経費が含まれています。着工が交付決定の前だと対象外になる制度が多く、工事の写真(施工前・中・後)が証拠として求められます。天候や工期の遅れで期間内に終わらないリスクも、先に見ておきます。 |
「『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています」の手続きの流れと日程
この制度は通年で受け付けられています。予算がなくなり次第、受付を終了する場合があります。
- 要件の確認対象設備・期限
- 認定・証明書の取得取得の前に
- 設備の取得事業に使い始める
- 決算利益の見通し
- 申告で適用特別償却・税額控除
「『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています」についてのよくある質問
Q&A『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集しています
Q. 『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集していますの受付期間はいつですか?
通年で受け付けています。予算の状況により終了することがあるため、早めに実施機関へ確認します。
Q. 『大阪府イノベーション創出基金』へのご寄附を募集していますの問い合わせ先はどこですか?
大阪府商工労働部 イノベーション創出基金事務局
この制度を検討するときの確認リスト
| 確認項目 | 状況 |
|---|---|
| 対象の地域(大阪府)に、事業所がある | □ はい □ いいえ |
| 交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない | □ はい □ いいえ |
| 後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている | □ はい □ いいえ |
情報の確認元:大阪府の公開情報。最新の募集状況・申請書類は、実施機関のページで入手できます。 情報取得日:2026/10/12。
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