支援事例環境関連化学製品製造業 / 排水処理・省力化・生産能力

排水処理の制約を見直し、製造能力拡大を目指す環境設備投資。

脱臭・ガス吸着用途の特殊活性炭を加工・販売する企業が、製造工程の廃液処理と使用水量が生産能力を制約していた状況に対し、逆浸透膜を使った排水処理設備の導入と工程の自動化を整理した事例です。効果は目標値として扱っています。

業種
環境関連化学製品製造業
支援テーマ
資源循環・GX
区分
公的支援制度・設備投資
公的支援制度
公的支援制度を活用
環境関連化学製品製造業のイメージ
イメージ画像です。実際の支援先を撮影したものではありません。

+OUR SUPPORT

この事例での、ProdX Crowdの支援

事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。

  • 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
  • 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
  • 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
  • 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。

01COMPANY

この企業の事業と、強み

この企業は、脱臭やガスの吸着の用途に使われる特殊な活性炭を、加工して販売しています。製品の需要に応えるには、製造の量を増やす必要があります。

脱臭・ガス吸着の用途に応える、特殊活性炭の加工と販売の実績が強みです。

脱臭やガス吸着を必要とする用途の顧客で、需要に応じた安定した供給が求められます。

02PROBLEM

直面していた課題と、その本当の原因

事業支援では、製造工程で出る廃液の処理と、使用する水の量が、生産能力を制約しており、受注の需要に合わせた製造量の拡大が難しかったと整理されています。製造能力の制約が、加工の機械ではなく、付帯する工程にあったことが、整理の要点です。

03STRATEGY

選んだ打ち手と、その理由

事業支援では、逆浸透膜を使った排水処理設備を導入し、排水処理工程の自動化、希釈水の使用量の見直し、作業負担の削減を行い、製造バッチ数の拡大と環境負荷の軽減、安定した生産体制の構築を図る方針が整理されています。効果は目標値として扱います。

04ACTIONS

取り組みの具体像

構想には、逆浸透膜を使った排水処理設備、排水処理工程の自動化、希釈水の使用量の見直しが含まれています。

  • 1逆浸透膜を使った排水処理設備製造で出る廃液を、水と不純物に分けて処理する設備です。処理の能力が、製造できる量の上限を決めていました。
  • 2排水処理工程の自動化手作業で行っていた処理を自動化し、処理の安定と、作業者の負担の軽減を図ります。
  • 3希釈水使用量の見直し使う水の量を減らし、廃液の量そのものを減らします。水の使用量の削減は、環境にも費用にも効きます。
  • 4作業負担の削減廃液処理にかかっていた人の作業を減らし、他の工程へ人員を回せます。
  • 5製造バッチ数の拡大付帯の制約が外れることで、一日にできる製造の回数が増えます。受注の需要に応えやすくなります。
  • 6環境負荷軽減排水の質と量を管理し、環境への影響を抑えます。取引先からの信頼にもつながります。
  • 7安定生産体制の構築付帯工程の制約を取り除くことで、需要に応じた安定した生産を目指します。
  • 8最初に確かめること環境関連化学製品製造業の事例では、まず「廃液処理と使用水量が生産能力を制約」という状況を、数字で確かめることから始めます。時間、件数、費用のうち、いちばん大きな制約になっているものを特定し、それが改善されたときに全体がどう変わるかを見ます。
  • 9打ち手の見方「排水処理設備と工程の自動化を整理」という打ち手は、導入そのものが目的ではありません。導入の前に比べる基準(現状の数字)を決め、導入の後に同じ条件で測り直して、目標との差を確かめます。

05PUBLIC SUPPORT

公的支援制度の活用

排水処理設備の導入は投資の規模が大きくなりやすいため、公的支援制度を資金計画の一つとして活用しています。事業支援では、事業内容、導入する設備・システム、実施時期を整理し、制約要因の解消が、製造能力の拡大と環境負荷の軽減にどう結びつくのかが伝わる内容にすることが重視されます。

06VISION

この取り組みが目指す姿

支援した内容は、排水処理の制約の解消による、製造能力の拡大と、環境負荷の軽減です。

07POINT

この事例から考えられること

製造能力の制約が、加工機械ではなく、排水処理などの付帯工程にある場合があります。投資の前に「本当の制約はどこか」を探ることが、効果の大きい投資につながります。

製造能力の制約が付帯工程にある場合、機械の増設では解決しません。排水の量と質の把握、設備の処理能力、運転時の管理を、あらかじめ数値で確かめておくことが重要です。排水に関する基準への適合も、設備の選定の条件に入れます。

08SUMMARY

この支援で整理した主なポイント

  • 廃液処理と使用水量の制約を、課題に置いた。
  • 排水処理設備の導入を整理した。
  • 排水処理の自動化と使用水量の見直しを、設定した。
  • 製造バッチ数の拡大を、目標に置いた。
  • 環境負荷の軽減を、位置づけた。

09RELATED SERVICES

関連するサービス

※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。

10RELATED CASES

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目指す方向
再生資材の製造能力の強化を目指す。

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目指す方向
費用だった工程を自社の能力に変え、新しい売上にもつなげる構造を整理した。

同じような課題を検討している方へ

同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。