支援事例BPO / 社員と業務委託者の稼働データの一元管理

社員と業務委託者の稼働データを一元管理し、給与・報酬計算と工数把握を効率化

案件別の投入時間を把握して、どの案件が利益を生んでいるかを分析できるようにすることにあります。

業種
BPO・人材サービス
支援テーマ
稼働データの一元化と案件別原価
区分
公的支援制度・設備投資
公的支援制度
公的支援制度を活用
BPO・人材サービスのイメージ
イメージ画像です。実際の支援先を撮影したものではありません。

+OUR SUPPORT

この事例での、ProdX Crowdの支援

事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。

  • 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
  • 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
  • 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
  • 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。

01BEFORE

この企業の事業と、強み

この企業は、人材育成、営業代行、SNS運用代行、マーケティング支援、AI導入支援などを提供しています。社員に加えて、外部の業務委託の人材が、案件に参加する構成です。

業務の内容も働き方も多様なため、稼働のデータは、人ごと、案件ごとに異なる形で記録されがちです。

02PROBLEM

直面していた課題と、その本当の原因

勤務時間や作業時間を、別々のExcelで管理していました。その結果、同じ情報を何度も入力する二重入力、手作業の集計、集計ミス、工数の可視化の不足が発生していました。

現状の数値として、勤怠・工数の集計と、給与・報酬に関する月次の業務に、月に23時間がかかっていました。手作業が続く限り、ミスと時間の負担が残ります。

  • 1見えていた課題二重入力・手作業の集計・集計ミス。
  • 2一段奥の原因勤務時間・作業時間が、別々のExcelにある。
  • 3真因データの入口が分かれ、集計が人の手に依存している。

03PROBLEM TREE

課題を掘り下げる

目に見える問題から、その原因、さらにその奥にある経営上の制約まで、順に掘り下げて整理しました。表面の症状に対処するだけでは、同じ問題が形を変えて戻ってくるためです。

  • 1ミスが起きる二重入力と手作業の転記。

04STRATEGY

選んだ打ち手と、その理由

構想は、クラウドの管理システムを活用して、出勤、工数、作業の内容、管理のレポートを一元化することです。

計画の上で、月23時間から4時間への削減を見込んでいます。

05ALT

なぜこの打ち手か|他の選択肢との比較

Excelの管理を続け、集計の担当者を増やす選択もあります。手間は人で吸収できますが、ミスと属人化は残ります。勤怠だけの専用ツールを入れる選択もありますが、案件別の工数や作業内容までは把握しにくい場合があります。

導入時には、入力のルールと、社員・業務委託者の区別を、先に決めておく必要があります。

06PURPOSE

重要な経営の知見|勤怠管理の本質は、案件別の原価の把握

案件別の投入時間を把握することで、どの案件が利益を生んでいるかを分析できるようになります。

同じ売上の案件でも、投入した時間が違えば、利益は大きく変わります。案件別の工数が見えると、価格の見直し、受ける案件の選別、人員の配置の改善といった、経営の判断ができるようになります。事務作業の効率化が、収益の改善につながる経路です。

  • 1経営の判断価格の見直し、案件の選別、人員配置。

07STAKEHOLDERS

関係者ごとに見る|誰にとって何が変わるか

稼働データの一元管理は、複数の立場に影響します。

  • 1社員勤務時間の記録の方法が変わる。
  • 2業務委託者作業内容と時間の入力が必要になる場合がある。

08ACTION STEPS

実行に向けた段階(目標)

事業計画で整理された実行の順序を、段階として示します。時期や規模は、策定時点の想定です。

  • 1項目の整理社員と業務委託者の項目を分けます。
  • 2導入と周知入力のルールを共有します。

09DIAGNOSTIC QUESTIONS

自社に当てはめるときの問い

稼働データの管理を見直すときの問いです。

  • 1稼働のデータは、いくつの場所にあるか二重入力の有無を確認します。
  • 2社員と業務委託者を、どう区別しているか位置づけの違いに合わせて管理します。
  • 3削減した時間を、何に使うか経営の判断への活用を決めます。

10POINT

読み方のポイント|事務の効率化を、経営の情報に変える

事務の効率化は、時間の削減として語られがちですが、その時間の削減だけでは、収益は変わりません。この事例が示すのは、同じ入力から、工数の集計、管理レポート)が得られる、という構造です。

入力を一か所に集めると、情報の質が揃います。揃った情報は、経営の判断に使えます。事務の効率化を、経営の情報の整備として捉え直すと、システムの導入の価値が、時間の削減を超えて広がります。

11LEARNINGS

他社が学べること

データの入口が複数あると、集計のたびに人の手が必要になります。

ただし、社員と業務委託者の位置づけの違いは、システムで曖昧にしてはいけません。削減時間は目標値として扱い、削減した時間の使い道を決めて、価値につなげることが前提です。

12SUMMARY

この支援で整理した主なポイント

  • 課題は、別々のExcelによる二重入力・手作業の集計・集計ミスと、工数の可視化不足。
  • 本質は、案件別の投入時間を把握し、どの案件が利益を生んでいるかを分析できること。
  • 社員と業務委託者は法的な位置づけが異なるため、労働時間管理と報酬精算を混同しない。23時間→4時間は目標値。

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※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。

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目指す方向
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同じような課題を検討している方へ

同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。