支援事例繊維・タオル製造 / 生産性向上・設備投資

多品種・小ロット生産の強みを伸ばす、製造ボトルネック改善計画。

アーティストやスポーツ関連のオリジナルグッズ向けに、多品種・小ロットのタオルを製造する企業が、受注増の中で一部工程の処理能力が制約となり、短納期対応に課題が生じていた状況に対し、ボトルネック工程の特定と設備投資を検討した事例です。

業種
繊維・タオル製造
支援テーマ
設備投資
区分
公的支援制度・設備投資
公的支援制度
公的支援制度を活用
繊維・タオル製造のイメージ
イメージ画像です。実際の支援先を撮影したものではありません。

+OUR SUPPORT

この事例での、ProdX Crowdの支援

事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。

  • 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
  • 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
  • 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
  • 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。

01COMPANY

この企業の事業と、強み

この企業は、アーティストやスポーツに関連するオリジナルグッズ向けに、多品種・小ロットでタオルを製造しています。需要が高まる一方、商品ごとに仕様が異なるため、柔軟な製造対応が必要です。

多品種・小ロットで、オリジナルグッズ向けのタオルを製造できる対応力が強みです。

アーティストやスポーツ関連のグッズ需要があり、短納期と品質の両立が求められます。

02PROBLEM

直面していた課題と、その本当の原因

多品種・小ロット化が進むほど、柄の変更が頻繁になり、電子ジャガード織機の段取り、柄データの修正、反おろし、清掃、注油といった作業で設備の停止時間が増えていくことも、支援では課題として整理されています。事業支援では、受注量が増える一方で、製造ラインの一部の工程が処理能力の制約となり、短納期への対応や生産能力の拡大に課題が生じていたと整理されています。

03STRATEGY

選んだ打ち手と、その理由

多品種・小ロット化 → 柄変更の頻度増加 → 段取り・停止時間の増加 → 電子化・省力化、という流れで整理し、特殊サイズや高付加価値な商品にも対応できる体制を目指します。事業支援では、製造工程を分析してボトルネックとなっている工程を特定し、設備投資を検討して生産能力を改善する方針が整理されています。小ロット対応力を維持し、品質と納期を両立しながら、繁忙期の受注対応と、利益の確保・安定した生産を目指します。市場の需要が伸びている企業こそ、受注の増加を利益につなげるために、生産の制約を取り除くことが重要です。

04ACTIONS

取り組みの具体像

構想には、電子ジャガード設備の活用による柄変更・データ修正の効率化、清掃・注油などの付帯作業を含めた設備停止時間の削減、B品と材料ロスの削減、特殊サイズへの対応、製造工程の分析、ボトルネック工程の特定、設備投資の検討、繁忙期の受注対応が含まれています。

  • 1電子ジャガードによる柄変更・データ修正小ロット化で増える柄の切り替えを、電子化したデータで素早く行い、段取りの手間を減らします。
  • 2停止時間とロスの削減反おろし、清掃、注油などで止まる時間を減らし、B品と材料ロスも抑えます。特殊サイズや高付加価値商品にも対応できる余地を広げます。
  • 3製造工程の分析材料調達から納品までの工程を並べ、各工程の処理能力を比べます。
  • 4ボトルネック工程の特定全体の処理能力を決めている工程を見つけ出します。
  • 5設備投資の検討制約となっている工程に、的を絞って投資を行います。
  • 6小ロット対応力の維持生産能力を高めても、多品種・小ロットという強みを失わないようにします。
  • 7品質と納期の両立・繁忙期の受注対応急ぐあまり品質が落ちないよう、検品と納期のバランスを整理し、繁忙期にも取りこぼしなく対応します。
  • 8最初に確かめること繊維・タオル製造の事例では、まず「受注増の中で、一部工程が制約となり短納期に課題」という状況を、数字で確かめることから始めます。時間、件数、費用のうち、いちばん大きな制約になっているものを特定し、それが改善されたときに全体がどう変わるかを見ます。
  • 9打ち手の見方「工程分析とボトルネックの特定・設備投資を整理」という打ち手は、導入そのものが目的ではありません。導入の前に比べる基準(現状の数字)を決め、導入の後に同じ条件で測り直して、目標との差を確かめます。

05PUBLIC SUPPORT

公的支援制度の活用

設備投資は投資の規模が大きくなりやすいため、公的支援制度を資金計画の一つとして活用しています。事業支援では、事業内容、導入する設備・システム、実施時期を整理し、ボトルネックの解消が、受注増を利益につなげる生産体制にどう結びつくのかが伝わる内容にすることが重視されます。

06VISION

この取り組みが目指す姿

支援した内容は、ボトルネック工程の改善による、生産能力の拡大と、品質・納期の両立です。

07POINT

この事例から考えられること

需要が伸びている企業ほど、受注を利益に変えるために、生産の制約を取り除く必要があります。工程全体を並べて「どこが詰まっているか」を可視化することが、投資の第一歩です。

設備投資は、ボトルネックの特定が正確であって初めて効果が出ます。工程ごとの所要時間、受注が集中する時期、小ロット対応に必要な切り替えの回数を、数で記録してから投資の対象を決めます。柄データの管理の方法も、効率化の対象に含めます。

08SUMMARY

この支援で整理した主なポイント

  • 受注増と工程の制約を、課題に置いた。
  • 多品種・小ロット化による柄変更と停止時間の増加を、整理した。
  • 製造工程の分析から、ボトルネックの特定へ進めた。
  • 電子化・省力化と設備投資を、組み合わせた。
  • 小ロット対応力の維持と、品質・納期の両立を、目標に置いた。

09RELATED SERVICES

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※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。

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同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。