支援事例建設・住宅メンテナンス / 広告・LP・営業の一体設計
技術力があっても問い合わせが増えない。外壁塗装会社が広告・LP・営業プロセスを一体で見直す
一般の住宅向けに、外壁塗装、屋根と外壁の補修、雨樋の修理、庭木の剪定、外構部分のメンテナンスなどを提供し、職人の技術、独自の施工方法、既存顧客の評価、施工後の保証、アフターフォロー、住宅の外観に関するワンストップのサービスを強みとする会社が、顧客満足度や施工技術には強みがある一方で、新規顧客の認知の獲得が十分でなく、問い合わせを増やすためのWebサイトの改善も必要だったという課題を、ディスプレイ広告、新聞の折込チラシ、Webサイトとランディングページの改善を組み合わせ、認知から受注までを連続した経営プロセスとして見直す取り組みとして整理した事例です。真因は単に広告の予算が少ないことではなく、狙う顧客層に認知が届いていない、サイトを見ても問い合わせにつながりにくい、営業担当者が新規の見込み客に当たる時間がかかる、の三つにある点が読みどころです。

- 課題技術と満足度は高いが、新規顧客への認知が足りず、サイトを見ても問い合わせにつながりにくく、営業担当者の新規開拓に時間がかかっていた。
- 支援した打ち手ディスプレイ広告、新聞折込チラシ、Webサイト・LPの改善を組み合わせ、広告→サイト→問い合わせ→商談→受注を連続して設計する取り組みとして整理した。
- 目指す状態広告・LP・営業を一体で見直し、認知から受注までの流れを改善する計画。
+OUR SUPPORT
この事例での、ProdX Crowdの支援
事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。
- 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
- 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
- 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
- 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。
01BEFORE
この企業の事業と、強み
この会社は、一般の住宅向けに、外壁塗装、屋根と外壁の補修、雨樋の修理、庭木の剪定、外構部分のメンテナンスなどを提供しています。強みは、職人の技術、独自の施工方法、既存顧客の評価、施工後の保証、アフターフォロー、住宅の外観のワンストップのサービスです。単なる塗装工事ではなく、外壁塗装に外観の補修、庭木、住宅の外周のメンテナンスを組み合わせ、外観に関する複数のニーズに応えます。
02PROBLEM
直面していた課題と、その本当の原因
顧客の満足度や施工の技術には強みがあります。しかし、新規顧客への認知の獲得が十分ではなく、問い合わせを増やすためのWebサイトも改善が必要でした。既存の集客は、飛び込み営業、電話営業、Webサイト、看板、チラシなどでした。
真因は、単に広告の予算が少ないことではありません。(A)狙うべき顧客層へ認知が届いていない、(B)Webサイトを見ても問い合わせにつながりにくい、(C)営業担当者が新規の見込み客へのアプローチに時間がかかる、という三つです。
- 1A狙う顧客層に認知が届いていない。
- 2Bサイトを見ても問い合わせにつながりにくい。
- 3C営業の新規アプローチに時間がかかる。
03PROBLEM TREE
課題を掘り下げる
目に見える問題から、その原因、さらにその奥にある経営上の制約まで、順に掘り下げて整理しました。表面の症状に対処するだけでは、同じ問題が形を変えて戻ってくるためです。
- 1認知が届かない狙う顧客層。
- 2営業の新規開拓に時間480分/回。
04STRATEGY
選んだ打ち手と、その理由
過去に、Webサイトの開設、問い合わせフォーム、ブログ機能、看板の設置を実施しています。前回は「問い合わせできる場所をつくる」段階で、今回は「適切な顧客を集め、問い合わせへ転換する」段階です。これは段階的なマーケティングの改革です。
ターゲットは、主として40〜50代の住宅所有者の世帯などで、既存の営業実績で成約率が高いと考える層を中心に配信します。ただし年齢だけで選ぶのではなく、住宅の築年数、劣化の状況、工事を検討する時期、保証への関心、価格への不安、複数の工事の必要性といった、購買の動機を分析します。
施策は三つです。ディスプレイ広告(検索連動型の広告やSNSなど)で潜在顧客の認知を獲得し、新聞の折込チラシで地域の購読世帯に住宅メンテナンスの価値を伝え、Webサイトとランディングページを改善して、広告を見た人が施工実績と保証の内容を確認して問い合わせる導線を整えます。
- 1ディスプレイ広告・折込チラシ認知
- 2Webサイト/LP施工実績・保証の確認
- 3問い合わせコンバージョン
- 4商談・見積・受注営業
- 5施工・アフターサービス再受注・紹介
05ALT
なぜこの打ち手か|他の選択肢との比較
営業担当者を増やす選択は、確実ですが、人件費が増え、新規開拓の工数は変わりません。
広告だけを増やす選択は、アクセスを増やせますが、サイトの転換率が低ければ効果が出ません。広告・サイト・営業を一体で見直す選択は、ファネル全体を改善できますが、全体を設計する手間がかかります。
06ACTION STEPS
実行に向けた段階(目標)
事業計画で整理された実行の順序を、段階として示します。時期や規模は、策定時点の想定です。
- 1顧客の分析成約しやすい顧客の特徴を整理します。
- 2LPの改善施工実績と保証を伝えます。
- 3広告の出稿少額から測ります。
07DIAGNOSTIC QUESTIONS
自社に当てはめるときの問い
認知から受注までを見直すときの問いです。
- 1狙う顧客の購買動機は何か年齢以外の特徴。
- 2クリックから問い合わせまで、どこで離脱しているかサイトとLP。
- 3問い合わせから受注までの割合は商談化率・受注率。
- 4数字の定義(表示・クリック・配布枚数)は揃っているか混同しない。
08POINT
読み方のポイント|アクセスではなく、受注までの連続した流れで見る
広告は、アクセスを増やす手段ですが、問い合わせ、商談、受注、施工、アフターサービスまでを一連の流れとして見ると、どこが詰まっているかが分かります。
数字は定義を揃え、売上ではなく利益で評価することが、広告投資の判断を確かにします。
09LEARNINGS
他社が学べること
技術力と集客力は別であり、認知から受注までを連続した経営プロセスとして改善すると、どこが詰まっているかが見えます。
広告表示・クリック・配布枚数・問い合わせ・受注を混同せず、利益で投資を評価します。
10SUMMARY
この支援で整理した主なポイント
- 課題は、新規顧客への認知不足、サイトから問い合わせへの転換の弱さ、営業の新規開拓の工数。
- 打ち手は、ディスプレイ広告・新聞折込・Webサイト/LPの改善と、ファネル全体の設計。
- クリック・配布枚数は接触人数や見込み客数ではない。
11RELATED SERVICES
関連するサービス
※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。
12RELATED CASES
関連する支援事例
中古車事業の販促力を生かし、若年層向け飲食事業へ進出
若年層に向けた飲食店で、既存の販促力が顧客獲得に使えるかを検証する多角化の取り組みを整理した。
- 当初の課題
- 自動車という単一の領域に事業が集まっており、市場の変化に対する事業の幅が限られていた。
- 支援した打ち手
- 飲食を「中古車の派生事業」として無理に説明せず、販促・ネットワークの運用力という転用可能な資産に絞って事業を整理した。
- 目指す方向
- 若年層に向けた飲食店で、既存の販促力が顧客獲得に使えるかを検証する多角化の取り組みを整理した。
工具卸の現場理解を、一般消費者向け作業服販売へ展開
実店舗に加え、WEB・SNS・ECによる販路を併用し、BtoCへ顧客層を広げる取り組みを整理した。
- 当初の課題
- 販売先が工務店等の法人に限られ、実際に商品を使う個人(職人)と直接の接点を持っていなかった。
- 支援した打ち手
- 現場の理解を「工務店→現場→職人→仕事の動き方→必要な機能→作業服の提案」という知識の転用として整理した。
- 目指す方向
- 実店舗に加え、WEB・SNS・ECによる販路を併用し、BtoCへ顧客層を広げる取り組みを整理した。
スポーツ玩具の卸売から、自社ECによる消費者直販へ
データを次の商品選定に戻し、卸売と直販が互いを支える循環を整理した。
- 当初の課題
- 卸売だけでは最終消費者との接点が少なく、購入者・購入理由・支持された商品・不満・次に求めるものを直接把握しにくかった。
- 支援した打ち手
- 卸売に自社ECを加える複線化として整理し、ECの最大の価値を売上ではなく一次顧客データの取得に置いた。
- 目指す方向
- データを次の商品選定に戻し、卸売と直販が互いを支える循環を整理した。
同じような課題を検討している方へ
同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。
補助金・経営支援顧問

