支援事例建具工事・製造業 / 事業転換・省エネ市場・BtoB
シャッター施工の知見を、断熱製品の製造事業へ。
シャッターやサッシの施工・メンテナンスに携わり、建築現場と顧客ニーズへの理解を蓄積してきた事業者が、省エネ関連の需要を捉えた製品事業の確立を目指し、断熱性能の高いシャッターの製造を整理した事例です。

- 課題工事・施工中心の事業に、製品事業を加えたい。
- 支援した打ち手断熱製品の製造設備・販売先・供給体制を整理。
- 目指す状態断熱シャッターの製造・BtoB販売を計画。
+OUR SUPPORT
この事例での、ProdX Crowdの支援
事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。
- 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
- 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
- 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
- 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。
01COMPANY
この企業の事業と、強み
この事業者は、シャッターやサッシの施工・メンテナンスに携わり、建築の現場とお客様の要望への理解を蓄積してきました。従来は、製品を仕入れて設置する立場が中心でした。
建築現場とお客様の要望への理解、そして施工・メンテナンスで蓄積した経験が、既存の経営資源です。
工務店や建設関連企業が主な顧客として想定されており、ZEHなどの省エネ需要への対応も視野に入れています。
02PROBLEM
直面していた課題と、その本当の原因
支援では、工事・施工が中心の事業に加えて、省エネ関連の需要を捉えた新たな製品事業を確立する必要があったと整理されています。仕入れて設置する立場から、製品を作る側に回ることで、提供する価値と収益の構造を変えることが論点です。
03STRATEGY
選んだ打ち手と、その理由
支援では、断熱性能の高いシャッターを製造し、特注サイズにも対応するため、製造設備と加工工程を整え、施工経験を製品開発に応用する方針が整理されています。工務店や建設関連企業向けの、新たなBtoBの供給体制を構築します。
04ACTIONS
取り組みの具体像
支援では、製造設備と加工工程の整備、特注サイズへの対応、BtoBの供給体制の構築が挙げられています。
- 1断熱性能の高いシャッター省エネの需要に応える、断熱性能を高めた製品です。施工の現場で見てきた、顧客の悩みを製品に反映します。
- 2特注サイズへの対応建物ごとに異なる開口部の大きさに合わせて、製造します。特注に応えられることが、標準品との差になります。
- 3製造設備・加工工程の整備切断、加工、組み立ての設備と工程を整えます。品質の再現性と、納期の安定を狙います。
- 4施工経験の製品開発への応用取り付けの手間、メンテナンスのしやすさなど、施工者の視点を設計に取り入れます。使う人にとって扱いやすい製品になります。
- 5工務店、建設関連企業向け販売施工の取引先との関係を、製品の販売の入口にします。製品を知ってもらう機会として、現場での提案を活かします。
- 6ZEH等の省エネ需要への対応住宅の省エネ基準の高まりに合わせて、断熱性能の根拠を示せる製品にします。提案の説得力が高まります。
- 7新たなBtoB供給体制注文から製造、納品までの流れを整えます。工務店の工事の工程に合わせた納期の約束ができる体制にします。
- 8最初に確かめること建具工事・製造業の事例では、まず「工事・施工中心の事業に、製品事業を加えたい」という状況を、数字で確かめることから始めます。時間、件数、費用のうち、いちばん大きな制約になっているものを特定し、それが改善されたときに全体がどう変わるかを見ます。
- 9打ち手の見方「断熱製品の製造設備・販売先・供給体制を整理」という打ち手は、導入そのものが目的ではありません。導入の前に比べる基準(現状の数字)を決め、導入の後に同じ条件で測り直して、目標との差を確かめます。
05VISION
この取り組みが目指す姿
支援した内容は、施工の知見を活かして断熱シャッターを設計・製造し、法人向けに供給する製品事業です。
06POINT
この事例から考えられること
従来は仕入れて設置する立場だった企業が、製造側へ進出することで、提供価値と事業の構造が変わります。現場で得た経験を、製品の改良にどう反映できるかが、強みの源泉になります。
製品を作る側に回ると、品質の責任と在庫・納期の管理が新しく生じます。断熱性能の測定と記録、保証の考え方、アフターメンテナンスの体制を、販売の前に整えておくことが重要です。最初は特注の案件から始め、型を固めてから標準品へ広げる進め方もあります。
07SUMMARY
この支援で整理した主なポイント
- 施工・メンテナンスで蓄積した現場理解を、強みとして整理した。
- 工事中心の事業への依存を、課題にした。
- 断熱性能の高いシャッターの製造を整理した。
- 特注サイズへの対応を、差別化の軸にした。
- 工務店・建設関連企業向けのBtoB供給体制を整えた。
08RELATED SERVICES
関連するサービス
※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。
09RELATED CASES
関連する支援事例
ボタン製造の加工技術を、デザイン性の高い生活雑貨部品へ。
生活雑貨部品への展開を計画。
- 当初の課題
- 支援では、新たな収益の柱が必要だったと整理されています。
- 支援した打ち手
- 加工技術の応用先・新市場・設備を整理。
- 目指す方向
- 生活雑貨部品への展開を計画。
足場工事会社が持っていた「筋力」の専門性を、二毛作型ジム事業へ。
建設とは異なる収益源を持ち、同じ施設・設備を時間帯で使い分けて稼働率を高める、市況に左右されにくい経営を目指す。既存の関係の中から顧客を迎える、再現性のある進め方を示した。
- 当初の課題
- 足場事業への依存が大きく、建設市況の悪化が会社全体の売上に直結する。営業は経営者個人に依存し、従業員の高齢化や資材価格の上昇も重なっていた。収益の柱が一つで、その状態が外部の市況に左右される構造だった。
- 支援した打ち手
- 経営者のウエイトリフティングの競技・指導経験と人脈を活かし、昼は中高年の筋力維持、夜は競技者の本格トレーニングに使う二毛作型ジムを構想した。足場事業は継続しながら、経営資源の転用で新しい収益源をつくる設計とした。
- 目指す方向
- 建設とは異なる収益源を持ち、同じ施設・設備を時間帯で使い分けて稼働率を高める、市況に左右されにくい経営を目指す。既存の関係の中から顧客を迎える、再現性のある進め方を示した。
地域密着の顧客基盤を生かし、eスポーツ事業へ転換
中高生・若年層・若い社会人が集まる、新しい地域サービスの拠点を整理した。
- 当初の課題
- 既存の市場には、エネルギー構造の変化、他のエネルギーへの代替、価格競争といった中長期のリスクがあった。
- 支援した打ち手
- 「ガスとeスポーツのシナジー」という無理な説明をせず、転用するものを商品ではなく、地域の信用・顧客基盤・ネットワークと、社内の別の専門性だと整理した。
- 目指す方向
- 中高生・若年層・若い社会人が集まる、新しい地域サービスの拠点を整理した。
同じような課題を検討している方へ
同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。
補助金・経営支援顧問

