支援事例ペットサービス / 教育・商品・サービスの循環・会場の内製化・自社商品

教育・商品・サービスをつなぎ、ペット関連事業の収益源を多層化

ペットに関するセミナーを開く事業者が、外部の施設を借りてのセミナー開催から、自社の会場へ、輸入商品から自社企画の商品へ、そして設備を活用した継続サービスへと、四つの段階で事業を広げ、教育・商品・サービスが循環する複数の収益源をつくる取り組みを整理した草稿です。

業種
ペットサービス
支援テーマ
収益の多層化
区分
公的支援制度・設備投資
公的支援制度
公的支援制度を活用
ペットサービスのイメージ
イメージ画像です。実際の支援先を撮影したものではありません。

+OUR SUPPORT

この事例での、ProdX Crowdの支援

事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。

  • 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
  • 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
  • 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
  • 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。

01PROBLEM TREE

課題を掘り下げる

目に見える問題から、その原因、さらにその奥にある経営上の制約まで、順に掘り下げて整理しました。表面の症状に対処するだけでは、同じ問題が形を変えて戻ってくるためです。

  • 1表面|セミナーの運営に手間がかかる会場の調整が毎回発生します。
  • 2原因|外部会場に依存している日程と内容が会場の都合に左右されます。
  • 3さらに奥|収益がセミナーという単発に偏っている商品とサービスの接続が弱いです。
  • 4経営上の制約|輸入商品の供給と在庫機会損失と在庫の負担があります。

02PHASE1

フェーズ1|外部施設を借りたセミナー

最初の段階は、外部の施設を借りて、セミナーを開催することです。しかし、次のような課題がありました。

  • 1空きの確認希望する日に、会場が空いているかを確認する手間があります。
  • 2日程の調整会場の都合に合わせる必要があります。
  • 3告知の確認会場側と、告知の内容を確認する手間があります。
  • 4利用の制約会場の規則により、できることに制限があります。

これらは、賃料とは別にかかる、調整の費用(コーディネーションコスト)です。見えにくいが、事業の効率を下げます。

03PHASE2

フェーズ2|自社会場

次の段階は、自社の会場を持つことです。外部の施設への依存を減らし、日程の自由度、開催の頻度、運営の効率が高まります。会場の運営は、賃料の支払いから、自社の運営に変わります。

04PHASE3

フェーズ3|輸入商品から自社企画の商品へ

教育の場では、関連する商品を取り扱う場面があります。これまで、商品は海外から輸入していました。海外調達では、在庫・供給・機会損失の課題があります。

図解|輸入から自社ブランドへ
  1. 1輸入商品
  2. 2在庫・供給の課題
  3. 3自社で企画
  4. 4製造(OEM)
  5. 5自社ブランドの商品

教育で得た顧客の声が、商品企画の材料になる。

05COORDINATION COST

外部会場の見えない費用

外部の施設を借りるときのコストは、賃料だけではありません。空き状況の確認、日程の調整、告知内容の確認、利用の制約への対応という手間が、毎回発生します。これらは帳簿に出にくいため、会場を持つかどうかの判断で見落とされがちです。自社の会場を持つと、賃料が運営の費用に変わる一方、これらの手間がなくなり、開催の頻度と日程の自由度が高まります。

  • 1空き状況の確認希望の日に使えるかの確認が毎回必要です。
  • 2日程の調整会場の都合に合わせる必要があります。
  • 3告知の確認会場側と内容を確認する手間があります。
  • 4利用の制約できることに制限があります。

06IMPORT TO OWN

輸入商品から自社企画へ

輸入の商品は、供給の遅れ、在庫の過不足、欠品による機会損失の課題があります。自社で企画し、製造を委託(OEM)する形にすると、仕様と供給量を自社で調整でき、教育の場で伝える内容と商品を一致させられます。自社企画の商品は、教育の内容とともに売ることで、価格だけで比較されにくくなります。

07FLOW TO STOCK

単発から継続へ

セミナーは、開催のたびに売上が立つ単発の事業です。設備を活用した継続サービスを加えると、利用者が繰り返し使うことで、収益の積み上がり(ストック)が生まれます。単発の売上を、継続の接点に変えるのが、四つ目の段階の意味です。

図解|教育・商品・サービスの循環
  1. 1セミナーで知識を得る
  2. 2自社企画の商品を使う
  3. 3継続サービスを利用する
  4. 4利用で生まれた疑問・要望
  5. 5次のセミナー・商品の企画に反映

08STAKEHOLDERS

関係者ごとに見る|誰にとって何が変わるか

関係者ごとの意味を整理します。

  • 1参加者・飼い主学ぶ場から商品、継続のサービスまで、同じ事業者に相談できます。
  • 2外部の会場貸し出しの機会が減ります。
  • 3事業者運営の負担が増える一方、自由度が高まります。

09FACT PLAN

資料の読み分け|事実・計画・前提・編集部の解釈

同じ重みで読まないために、次の4つに分けて整理しました。この区別を保ったまま公開する想定です。

  • 1事実(FACT)ペットに関するセミナーを事業の中心にしていること。外部施設の利用には手間があること。輸入商品に在庫・供給の課題があること。
  • 2計画(PLAN)自社会場、自社企画の商品、設備を活用した継続サービス。
  • 3編集部の解釈(INFERENCE)「教育・商品・サービスの循環」は合理的に読める整理です。健康・獣医療に関する表現は用いません。

10ACTION STEPS

実行に向けた段階(目標)

事業計画で整理された実行の順序を、段階として示します。時期や規模は、策定時点の想定です。

  • 1外部会場の費用の把握見えない手間を数えます。
  • 2自社会場の設計運営と費用を確認します。
  • 3自社企画の商品化仕様と供給を決めます。
  • 4継続サービスの開始利用率を記録します。

11TAKEAWAY

この事例から分かること

以下は、この事例から一般的に考えられる経営上のポイントです。実際に行った支援内容とは区別しています。

  • 1外部の会場には、見えない調整費用がある賃料以外のコストも比べます。
  • 2輸入から自社企画へ供給と在庫の課題を、自社の商品で解消します。
  • 3教育・商品・サービスの循環で、単発を超える複数の収益源を、互いに支えさせます。

12HOW TO USE

自社の計画に使うときの読み方|段階的な事業の拡張

この事例を、自社の検討に使うときは、業種の違いに引きずられず、構造を取り出して当てはめると役に立ちます。次の問いに、自社の場合を書き込んでみてください。

  • 1外部に依存している調整は何か見えない手間を書き出します。
  • 2単発の売上を、継続の接点に変えられるか利用を繰り返す仕組みを考えます。

13SUMMARY

この支援で整理した主なポイント

  • 外部施設の利用には、賃料以外の調整の費用(コーディネーションコスト)も発生していた。
  • 自社会場にして、日程・開催頻度・運営の効率を高める。
  • 輸入商品から自社企画の商品へ、供給と在庫の課題を解消する。
  • 教育・商品・サービスが互いを呼び、再教育へ戻る循環の構造を整理した。

14RELATED SERVICES

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※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。

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