支援事例飲食・サービス / 新市場進出
飲食事業の強みを活かし、ペットホテルという新市場へ。
既存の飲食事業だけに依存する状態を減らし、新しい収益源をつくりたいと考えた企業の事例です。接客力、人材育成、SNS集客、顧客ネットワークといった既存の強みを整理し、ペット市場でのペットホテル・一時預かり・トリミングを提供する新規事業を設計しました。

- 課題既存事業だけへの依存を減らしたい。
- 支援した打ち手強み・市場・競合・サービス・設備を整理。
- 目指す状態ペット宿泊・預かり・トリミングの新規事業を設計。
+OUR SUPPORT
この事例での、ProdX Crowdの支援
事業の構想と計画を、経営の判断としてたどれるように整理する支援を行いました。支援の範囲は構想・計画の整理までで、実施や成果を示すものではありません。
- 課題と真因の整理表面の問題と、その奥の原因を切り分けました。
- 強みの棚卸しと打ち手の検討すでにある経営資源を、どう使うかを複数の選択肢で比べました。
- 取り組みの具体化進める順序と、現場で何が変わるのかを、言葉と図で整理しました。
- 実行の条件の整理法令・安全・体制など、進める前に確かめることを洗い出しました。
01COMPANY
この企業の事業と、強み
この企業は飲食事業を営んでおり、接客や店舗運営、SNSでの集客などで一定の強みを築いてきました。しかし、一つの事業に収益が集中している状態は、外部環境の変化や需要の波に左右されやすく、経営の安定という点で課題があります。そこで経営者は、既存の事業の外に新しい収益源をつくることを考えました。ただし、まったく関係のない分野に出ると、既存の強みが活かせず、立ち上げの負担も大きくなります。強みを活かしながら、今後の需要が見込める分野を探すことが、検討の出発点でした。
02PROBLEM
直面していた課題と、その本当の原因
新規事業の相談では、「何をやるか」が先に議論されがちです。この事例では、先に「自社には何ができるか」を整理しました。接客力、人材育成の仕組み、SNSでの集客、既存のお客様とのつながりといった強みを洗い出し、それらが活きる市場として、ペットに関連するサービスを候補に挙げました。次に、そこで提供するサービスの内容、想定するお客様、競合との違い、必要な設備を一つずつ確認し、強みが事業として成立するかを検討しています。
- 1表面的な課題新しい収益源をつくりたい。
- 2本質的な課題既存の強みがどの市場で活きるかが整理されていない。
- 3経営上の論点新市場で、競合と何が違うサービスを提供できるか。
03STRATEGY
選んだ打ち手と、その理由
支援では、まず既存の飲食事業が持つ強みを整理しました。接客の質、スタッフの育成方法、SNSによる集客、既存顧客とのネットワークを書き出し、新しい事業に転用できる部分を確認しています。次に、ペット市場を対象に、ターゲットとなるお客様、競合となるサービス、提供できるサービスの内容を検討しました。ペット宿泊、一時預かり、トリミングなどを組み合わせるサービス構成を軸に、必要となる設備、販売の方法、集客の考え方を整理し、事業計画としてまとめました。単に「ペットホテルを始める」ではなく、既存事業の強みがどう新事業に活きるかを説明できる計画にしています。
新規事業の候補は他にも考えられました。その中でペット関連を選んだ理由は、既存の接客力や人材育成の仕組み、SNS集客といった強みがそのまま活かしやすく、既存のお客様との接点も使えるからです。まったく新しい分野に比べ、立ち上げ時の不確実性を抑えやすいという点も、判断に影響しました。強みの転用、市場の見込み、実現のしやすさ、必要な投資の大きさを合わせて検討し、サービスの組み合わせを決めています。
04ACTIONS
取り組みの具体像
実行に向けて、必要な設備、スタッフの配置と育成、サービスの提供フロー、SNSを使った集客の進め方、既存のお客様への案内方法、開始後に確認する指標を整理しました。既存事業の運営と両立できる体制になっているかも確認しています。
- 1既存事業の強み|接客力・人材育成・SNS集客・顧客網飲食で磨いた「初めての人にも安心してもらう接客」は、大切なペットを預ける飼い主の不安に応える土台になります。人材育成の仕組み、SNSでの集客、既存のお客様とのつながりが、そのまま初期の集客力になります。
- 2ペット市場|需要の構造家族の一員として扱われるペットへの支出が、預かり・ケア・トリミングといった複数のサービスに広がっている点を整理します。旅行や外出の際の預かりは、定期的に発生する需要です。
- 3ターゲット|どの飼い主に向けるか既存のお客様の中のペットの飼い主、近隣の飼い主、旅行や仕事で預ける機会のある人など、利用の場面ごとに想定します。最初は既存のお客様から案内すると、信頼を土台にして始められます。
- 4競合|既存のペットホテルとの違い価格だけで比べられないよう、接客の質、預かり中の様子の共有、清潔感、スタッフの対応など、飼い主が安心を感じる要素で差をつける方針にします。
- 5サービス|宿泊・一時預かり・トリミングの組み合わせ宿泊だけでなく、短時間の預かりやトリミングを組み合わせると、利用の頻度と単価が上がります。サービスの組み合わせで継続利用の流れをつくります。
- 6必要設備|安全と衛生を守る設備犬と猫の動線の分離、清掃のしやすい床と壁、空調、見守りの設備を、安全と衛生の観点から決めます。設備の質は、そのまま飼い主の安心に直結します。
- 7販売方法|予約と案内SNSでの情報発信、既存のお客様への案内、予約の取りやすさを整えます。預かり中の様子を写真で共有することが、次回の利用と口コミにつながります。
05VISION
この取り組みが目指す姿
整理した事業は、ペット宿泊、一時預かり、トリミング等を提供する新規事業です。
06POINT
この事例から考えられること
新規事業は、新しいアイデアの質より、既存の強みとどれだけつながっているかが実行の成否に影響します。この事例では、接客や人材育成、SNS集客といった「すでに持っているもの」を最初に言葉にしたことで、新市場でも戦える理由を説明できるようになりました。また、提供するサービスを一つに絞らず、組み合わせで考えたことで、お客様の利用場面を広げる設計になっています。強みの棚卸しから始めるという進め方は、どの業種の新規事業にも応用できます。
ペットを預かる事業では、動物の健康管理、事故時の対応、預かりに関する同意の取り方が信頼の根幹です。衛生の手順、緊急時の連絡先、預かる動物の条件を、運営の決まりとして開始前に整えます。立ち上げ時は預かる頭数を抑え、運営の型を確立してから広げる進め方が確実です。
07SUMMARY
この支援で整理した主なポイント
- 接客力・人材育成・SNS集客・顧客網を、新事業に活かせる強みとして棚卸しした。
- ペット市場の需要と、想定する飼い主を整理した。
- 価格以外の安心で選ばれる、競合との違いを設計した。
- 宿泊・一時預かり・トリミングを組み合わせたサービスを設計した。
- 安全と衛生を守る設備と、予約・案内の方法を整えた。
08RELATED SERVICES
関連するサービス
※掲載事例は、過去の支援内容(事業の構想・計画の整理)をもとに、企業・個人が特定されないよう情報を匿名化・再構成しています。
09RELATED CASES
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同じような課題を検討している方へ
同じ業種・同じ取り組みでなくても構いません。設備投資、新規事業、販路開拓、AI活用など、現在考えていることを伺い、まず何を整理すべきか一緒に考えます。
補助金・経営支援顧問

