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千葉県の製造業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)
千葉県の製造業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)について、公的統計(e-Stat)の数字と、そこから読み取れることを、順に整理します。
千葉の製造業の、開業と廃業の動き
千葉の製造業の、開業と廃業の動きは、どうなっていますか?
まず、全体像からお伝えしますね。
2016年から2021年の5年間に、千葉県の製造業では、事業所が1,746か所新しくでき、2,433か所が廃業しました。2021年の事業所のうち、この5年で新しくできたものは16.8%(全国14.6%)、2016年にあった事業所のうち、廃業したものは21.9%(全国22.1%)でした。
新設は2016年6月以降にできた事業所、廃業は2016年にあって2021年までになくなった事業所です。
この数字から読み取れること
この数字から、何が読み取れますか?
数字から言えることを、整理しますね。
新設から廃業を引くと−687か所です。5年間で、できる事業所より、なくなる事業所のほうが多い産業です。
新設が全国より多く、新しく参入する事業者が目立つ産業です。競争が強まりやすいため、立地や価格以外の強みを、早めに作っておく価値があります。
経営上のポイント
経営では、どんなことに気をつければいいですか?
ここは、押さえておきたいところです。
新規出店や開業を考えるときは、この数字を「入口」にして、実際に出店を考える市区町村の、競合の数や顧客の動きを確かめます。数字は都道府県全体の傾向で、市区町村ごとの差は、別に確認が必要です。
この業種の事業所のうち、個人経営は15.4%(全国23.5%)です。個人経営が多い産業では、経営者の高齢化と、事業の引き継ぎが、廃業の背景になっていることがあります。
千葉の中で、ほかの業種と比べる
同じ地域の、ほかの業種と比べると、どうですか?
見比べてみましょう。
千葉で従業者が多い業種を並べると、製造業は12業種中3番目です。従業者数の増え方が最も大きいのは情報通信業(+42.5%)、最も小さいのは宿泊業・飲食サービス業(−10.7%)です。同じ地域の中で、働く人を取り合う関係にある業種と、並べて見ることが、採用や賃金を考える出発点になります。
| 業種 | 従業者数(割合) | 従業者の増減 |
|---|---|---|
| 卸売業・小売業 | 440,421人(20.8%) | +4.8% |
| 医療・福祉 | 330,788人(15.6%) | +23.2% |
| 製造業(この業種) | 237,391人(11.2%) | +2.5% |
| サービス業 | 181,771人(8.6%) | +11.5% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 178,638人(8.4%) | −10.7% |
| 運輸業・郵便業 | 173,610人(8.2%) | +9.9% |
| 建設業 | 147,356人(6.9%) | +9.7% |
| 生活関連サービス業・娯楽業 | 119,016人(5.6%) | −2.6% |
| 教育・学習支援業 | 76,833人(3.6%) | +8.9% |
| 不動産業・物品賃貸業 | 58,467人(2.8%) | +18.9% |
| 専門・技術サービス業 | 57,082人(2.7%) | +25.3% |
| 情報通信業 | 36,804人(1.7%) | +42.5% |
同じ地方の都道府県と比べる
近くの県と比べると、どうですか?
同じ地方の県と、並べてみますね。
全国47都道府県のうち、製造業が全産業の従業者に占める割合は、千葉が43番目に高く、この産業の存在感は、全国の中では小さい地域です。
従業者数の増減は28番目で、全国の中では中位の動きです。1事業所あたりの従業者数は24番目で、平均的な規模です。
| 都道府県 | 製造業の従業者の割合 | 従業者数の増減 |
|---|---|---|
| 茨城県 | 23.1% | +3.0% |
| 栃木県 | 24.1% | +1.7% |
| 群馬県 | 25.3% | +1.4% |
| 埼玉県 | 17.7% | +1.6% |
| 千葉県(この地域) | 11.2% | +2.5% |
| 東京都 | 6.1% | +3.3% |
| 神奈川県 | 12.8% | +3.4% |
千葉で、いま使える制度(製造業の方向け)
今、使える制度は、ありますか?
ここは、実際に使える制度を、見てみましょう。
補助金検索に載っている制度のうち、千葉県を対象にした、いま受付中・受付予定のものは94件です(全国どこでも使える国の制度は288件)。
千葉の制度を目的別に見ると、「新たな事業」6件、「設備整備・IT導入」5件、「エコ・SDGs活動支援」5件の順に多くなっています。
開業・廃業に関係しそうな制度(創業・開業・出店)は、40件あり、うち千葉の制度は8件です。いちばん締切が近いのは、「小規模事業者持続化補助金<一般型・創業型>について」(締切 2026年12月4日)です。地域の制度と国の制度は、同じ経費に重ねて使えないことが多いため、併用できるかを、公募要領で先に確かめます。
- 小規模事業者持続化補助金<一般型・創業型>について船橋商工会議所|締切 2026年12月4日
- 富津市あなたのチャレンジサポート!創業支援等事業補助金富津市|締切 2026年12月21日
- 令和8年度鎌ケ谷市空き店舗活用補助金鎌ケ谷市|締切 2027年1月15日
- 空き店舗などを活用して出店する事業者を募集します四街道市|締切 2027年3月31日
- 奈良県移住・就業・起業支援事業(移住支援金)のご案内奈良県|受付期間は公式で確認
制度の数は、補助金検索のデータ(取得日:2026-10-13)から数えました。最新の受付状況は、各制度の公式ページで確認してください。
似た課題に取り組んだ、支援事例
似た課題に取り組んだ事例は、ありますか?
参考になりそうな事例が、あります。
当社が支援してきた事例のうち、開業・廃業に近い課題に取り組んだものを紹介します(企業が特定されないよう、匿名化しています)。業種が違っても、課題の構造が似ている事例は、自社の打ち手を考える材料になります。数字から見える地域の傾向を、自社の打ち手に結びつけるときの、参考にしてください。
数字と制度を重ねると、見えてくること
数字と制度を重ねると、何が言えますか?
ここが、いちばん大事なところです。
千葉を対象にした、開業・廃業に関係する制度が8件(国の制度を含めると40件)あります。締切が近いのは「小規模事業者持続化補助金<一般型・創業型>について」(締切 2026年12月4日)です。使えるかを確かめるなら、早めの確認が安全です。
新しく開業・出店するときは、初期費用と、運転資金の両方が必要です。創業や出店を支える制度は、初期費用の一部を、補う位置づけです。制度に合わせて計画を作るのではなく、計画を作ってから、使える制度を探す順番が、安全です。
自社で確かめたい問い
自社に当てはまるかは、どう確かめればいいですか?
次の問いで、確かめてみてください。
数字は、地域全体の傾向です。自社に当てはまるかは、次の問いで確かめてください。
出店・開業を考えている市区町村で、同業の事業所は、この5年で増えていますか、減っていますか。
廃業した同業の顧客・取引先・人材を、受け止められる準備は、ありますか。
開業後に、売上が安定するまでの運転資金を、何か月分、確保できていますか。
考えられる打ち手
具体的に、どんな打ち手が考えられますか?
打ち手は、次のように考えられます。
出店前に、候補の市区町村の競合の数と、客層(年齢・世帯)を、公的統計や現地で確かめます。
開業の初期費用と、売上が安定するまでの運転資金を、先に見積もります。
創業・出店に使える補助金や、税制の対象になるかを、計画の初期に確認します。
千葉の製造業の、ほかのテーマ
使える制度の探し方
この内容に合う制度は、どうやって探せばいいですか?
数字から見える課題に合わせて、補助金検索で、次のキーワードを試してみてください。制度の対象・期限・上限額は、必ず各制度の公式ページで確かめてくださいね。
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