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福岡県の生活関連サービス業・娯楽業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)
福岡県の生活関連サービス業・娯楽業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)について、公的統計(e-Stat)の数字と、そこから読み取れることを、順に整理します。
福岡の生活関連サービス業・娯楽業の、開業と廃業の動き
福岡の生活関連サービス業・娯楽業の、開業と廃業の動きは、どうなっていますか?
まず、全体像からお伝えしますね。
2016年から2021年の5年間に、福岡県の生活関連サービス業・娯楽業では、事業所が3,936か所新しくでき、5,573か所が廃業しました。2021年の事業所のうち、この5年で新しくできたものは22.5%(全国19.6%)、2016年にあった事業所のうち、廃業したものは29.1%(全国26.5%)でした。
新設は2016年6月以降にできた事業所、廃業は2016年にあって2021年までになくなった事業所です。
この数字から読み取れること
この数字から、何が読み取れますか?
数字から言えることを、整理しますね。
新設から廃業を引くと−1,637か所です。5年間で、できる事業所より、なくなる事業所のほうが多い産業です。
新設も廃業も全国より多く、事業所の入れ替わりが激しい産業です。新しく入る側には機会がありますが、続けられずに退出する事業者も多いため、開業後の資金繰りと、顧客の獲得に、力を入れる必要があります。
経営上のポイント
経営では、どんなことに気をつければいいですか?
ここは、押さえておきたいところです。
新規出店や開業を考えるときは、この数字を「入口」にして、実際に出店を考える市区町村の、競合の数や顧客の動きを確かめます。数字は都道府県全体の傾向で、市区町村ごとの差は、別に確認が必要です。
この業種の事業所のうち、個人経営は62.2%(全国62.5%)です。個人経営が多い産業では、経営者の高齢化と、事業の引き継ぎが、廃業の背景になっていることがあります。
福岡の中で、ほかの業種と比べる
同じ地域の、ほかの業種と比べると、どうですか?
見比べてみましょう。
福岡で従業者が多い業種を並べると、生活関連サービス業・娯楽業は12業種中8番目です。従業者数の増え方が最も大きいのは専門・技術サービス業(+33.7%)、最も小さいのは生活関連サービス業・娯楽業(−3.6%)です。同じ地域の中で、働く人を取り合う関係にある業種と、並べて見ることが、採用や賃金を考える出発点になります。
| 業種 | 従業者数(割合) | 従業者の増減 |
|---|---|---|
| 卸売業・小売業 | 478,627人(20.9%) | +3.6% |
| 医療・福祉 | 392,969人(17.1%) | +17.4% |
| 製造業 | 261,695人(11.4%) | +8.3% |
| サービス業 | 218,222人(9.5%) | +19.9% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 185,291人(8.1%) | −1.1% |
| 建設業 | 160,842人(7.0%) | +12.4% |
| 運輸業・郵便業 | 141,912人(6.2%) | +8.8% |
| 生活関連サービス業・娯楽業(この業種) | 82,615人(3.6%) | −3.6% |
| 専門・技術サービス業 | 73,741人(3.2%) | +33.7% |
| 教育・学習支援業 | 73,599人(3.2%) | +7.7% |
| 不動産業・物品賃貸業 | 66,743人(2.9%) | +19.4% |
| 情報通信業 | 59,920人(2.6%) | +20.1% |
同じ地方の都道府県と比べる
近くの県と比べると、どうですか?
同じ地方の県と、並べてみますね。
全国47都道府県のうち、生活関連サービス業・娯楽業が全産業の従業者に占める割合は、福岡が41番目に高く、この産業の存在感は、全国の中では小さい地域です。
従業者数の増減は29番目で、全国の中では中位の動きです。1事業所あたりの従業者数は14番目で、平均的な規模です。
| 都道府県 | 生活関連サービス業・娯楽業の従業者の割合 | 従業者数の増減 |
|---|---|---|
| 福岡県(この地域) | 3.6% | −3.6% |
| 佐賀県 | 3.7% | −14.7% |
| 長崎県 | 4.1% | −10.9% |
| 熊本県 | 4.1% | −1.7% |
| 大分県 | 3.9% | −2.1% |
| 宮崎県 | 4.2% | −0.7% |
| 鹿児島県 | 4.0% | −3.1% |
| 沖縄県 | 4.5% | +8.5% |
福岡で、いま使える制度(生活関連サービス業・娯楽業の方向け)
今、使える制度は、ありますか?
ここは、実際に使える制度を、見てみましょう。
補助金検索に載っている制度のうち、福岡県を対象にした、いま受付中・受付予定のものは127件です(全国どこでも使える国の制度は288件)。
福岡の制度を目的別に見ると、「設備整備・IT導入」20件、「雇用・職場環境を改善したい」17件、「人材育成」15件の順に多くなっています。設備やITへの投資を後押しする制度が、地域の制度の中心です。
開業・廃業に関係しそうな制度(創業・開業・出店)は、50件あり、うち福岡の制度は18件です。いちばん締切が近いのは、「【福岡県宗像市】令和8年度 食のまち宗像推進補助金」(締切 2026年12月25日)です。地域の制度と国の制度は、同じ経費に重ねて使えないことが多いため、併用できるかを、公募要領で先に確かめます。
- 【福岡県宗像市】令和8年度 食のまち宗像推進補助金食のまち宗像推進補助金|締切 2026年12月25日
- 【福岡県宗像市】令和8年度 宗像市創業応援補助金(“宗業”者応援補助金)宗像市創業応援補助金(“宗業”者応援補助金)|締切 2026年12月25日
- 【福岡県宗像市】令和8年度 宗像市がんばる中小企業者応援補助金宗像市がんばる中小企業者応援補助金|締切 2026年12月25日
- 創業応援補助金(”宗業”者応援補助金)宗像市|締切 2026年12月25日
- 【久留米市】久留米市キッチンカー導入事業費補助金(令和8年度)久留米市キッチンカー導入事業費補助金(令和8年度)|締切 2026年12月28日
制度の数は、補助金検索のデータ(取得日:2026-10-13)から数えました。最新の受付状況は、各制度の公式ページで確認してください。
似た課題に取り組んだ、支援事例
似た課題に取り組んだ事例は、ありますか?
参考になりそうな事例が、あります。
当社が支援してきた事例のうち、開業・廃業に近い課題に取り組んだものを紹介します(企業が特定されないよう、匿名化しています)。業種が違っても、課題の構造が似ている事例は、自社の打ち手を考える材料になります。数字から見える地域の傾向を、自社の打ち手に結びつけるときの、参考にしてください。
数字と制度を重ねると、見えてくること
数字と制度を重ねると、何が言えますか?
ここが、いちばん大事なところです。
福岡を対象にした、開業・廃業に関係する制度が18件(国の制度を含めると50件)あります。締切が近いのは「【福岡県宗像市】令和8年度 食のまち宗像推進補助金」(締切 2026年12月25日)です。使えるかを確かめるなら、早めの確認が安全です。
新しく開業・出店するときは、初期費用と、運転資金の両方が必要です。創業や出店を支える制度は、初期費用の一部を、補う位置づけです。制度に合わせて計画を作るのではなく、計画を作ってから、使える制度を探す順番が、安全です。
自社で確かめたい問い
自社に当てはまるかは、どう確かめればいいですか?
次の問いで、確かめてみてください。
数字は、地域全体の傾向です。自社に当てはまるかは、次の問いで確かめてください。
出店・開業を考えている市区町村で、同業の事業所は、この5年で増えていますか、減っていますか。
廃業した同業の顧客・取引先・人材を、受け止められる準備は、ありますか。
開業後に、売上が安定するまでの運転資金を、何か月分、確保できていますか。
考えられる打ち手
具体的に、どんな打ち手が考えられますか?
打ち手は、次のように考えられます。
出店前に、候補の市区町村の競合の数と、客層(年齢・世帯)を、公的統計や現地で確かめます。
開業の初期費用と、売上が安定するまでの運転資金を、先に見積もります。
創業・出店に使える補助金や、税制の対象になるかを、計画の初期に確認します。
福岡の生活関連サービス業・娯楽業の、ほかのテーマ
使える制度の探し方
この内容に合う制度は、どうやって探せばいいですか?
数字から見える課題に合わせて、補助金検索で、次のキーワードを試してみてください。制度の対象・期限・上限額は、必ず各制度の公式ページで確かめてくださいね。
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