[3次公募]中小企業成長加速化補助金
- 補助上限額
- 5億円
- 補助率
- 1/2以内
- 主な対象
- 新たな事業・雇用・職場環境を改善し・設備整備・IT導入
[3次公募]中小企業成長加速化補助金(中小企業成長加速化補助金)の対象者、金額、対象経費、日程、注意点を、この制度の内容にそって整理しました。
この制度を一言でいうと
「[3次公募]中小企業成長加速化補助金」は、中小企業成長加速化補助金が実施する補助金・助成金です。対象の地域は全国です。
■目的・概要 日本経済は、賃上げ率・国内投資ともに30年ぶりの高水準にあり、変化の兆しが現れる中、多くの中小企業は、物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。経済の好循環を全国に行き渡らせるためには、中小企業全体の「稼ぐ力」を底上げするとともに、地域にインパクトのある成長企業を創出していくことが重要です。 特に売上高が100億円に及ぶ企業は、一般的に賃金水準が高く、輸出による外需獲得やサプライチェーンへの波及効果も大きいなど、地域経済に与えるインパクトも大きいものとなります。中小企業成長加速化補助金は、こうした観点から将来の売上高100億円を目指して、大胆な投資を進めようとする中小企業者の取組を支援することを目的とします。
受付の期間は、2026年9月29日から2026年11月12日まで。
| 制度名 | [3次公募]中小企業成長加速化補助金 |
|---|---|
| 実施機関 | 中小企業成長加速化補助金 |
| 種類 | 補助金・助成金 |
| 対象地域 | 全国 |
| 受付期間 | 2026年9月29日から2026年11月12日まで |
| 上限額 | 5億円 |
| 補助率・支援の内容 | 1/2以内 |
「[3次公募]中小企業成長加速化補助金」でいくら支援されるか
[3次公募]中小企業成長加速化補助金では、対象になる経費に対して2分の1(50%)が支援され、上限は5億円です。上限いっぱいを受けるには、対象と認められる経費が10億円必要です。これを下回る投資なら、上限に達する前に、補助率の分だけが支援されます。
対象経費(100%)/上限5億円(対象経費10億円で上限に到達)
| 対象経費 | 支援額の目安 | 自己負担 |
|---|---|---|
| 300万円 | 150万円 | 150万円 |
| 600万円 | 300万円 | 300万円 |
| 1,200万円 | 600万円 | 600万円 |
Q&A経営者の疑問に答える
Q. [3次公募]中小企業成長加速化補助金で、対象経費が600万円の場合、自己負担はいくらですか?
支援は300万円で、自己負担は300万円です。対象外の経費が混ざっていれば、その分は全額が自己負担に加わります。
「[3次公募]中小企業成長加速化補助金」の対象になる方
対象になるかどうかを、この制度で定められている条件ごとに整理します。
- 1地域全国
- 2対象者公募要領に記載の応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等 / なお応募資格の一つ
- 3対象の業種建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、複合サービス事業、サービ
- 4規模従業員数の制約は示されていません
| 確認すること | この制度の内容 |
|---|---|
| 地域 | 全国 |
| 対象者 | 公募要領に記載の応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等 / なお応募資格の一つに、100億宣言がポータルサイトに公表がされていることがございます。 / 補助金申請をご検討の方は、100億宣言の申請をお早めにお済ませくださいますようお願いいたします。 |
| 対象の業種 | 建設業、製造業、電気・ガス・熱供給・水道業、情報通信業、複合サービス事業、サービス業(他に分類されないもの)、鉱業、採石業、砂利採取業、運輸業、郵便業ほか、幅広い業種 |
| 規模 | 従業員数の制約は示されていません |
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| 団体 | NPO・組合・団体も対象に含まれています。定款や規約、会員の名簿など、団体としての実態を示す書類が必要になることがあります。 |
| 賃上げ | 賃上げに関する要件があります。いつの時点の賃金を、何%引き上げるのかの基準が厳密です。給与の改定の時期と、事業の期間の関係を、先に確認します。 |
| 中小企業 | 中小企業者・小規模事業者の定義に当たることが条件です。業種ごとに、資本金や従業員数の上限が決まっています。自社が当たるかを、定義の表で確認します。 |
「[3次公募]中小企業成長加速化補助金」が目指していること
日本経済は、賃上げ率・国内投資ともに30年ぶりの高水準にあり、変化の兆しが現れる中、多くの中小企業は、物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。経済の好循環を全国に行き渡らせるためには、中小企業全体の「稼ぐ力」を底上げするとともに、地域にインパクトのある成長企業を創出していくことが重要です。特に売上高が100億円に及ぶ企業は、一般的に賃金水準が高く、輸出による外需獲得やサプライチェーンへの波及効果も大きいなど、地域経済に与えるインパクトも大きいものとなります。中小企業成長加速化補助金は、こうした観点から将来の売上高100億円を目指して、大胆な投資を進めようとする中小企業者の取組を支援することを目的とします。
「[3次公募]中小企業成長加速化補助金」の経費で気をつけたいこと
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| ホームページ | システム・ソフトウェア・ウェブ関連の経費が含まれています。クラウドの月額利用料は「何か月分まで」と決められていることがあります。契約期間と補助事業の期間の関係を、見積もりの段階で確認します。汎用のパソコンやタブレットは対象外のことが多い点にも注意が必要です。この制度の補助率(2分の1(50%))で考えると、この項目の見積額が100万円なら、支援の目安は50万円、自己負担は50万円です。 |
| 賃金 | 人件費に関する項目があります。対象になる人の範囲(新規採用者のみ、など)と、計算の方法が決まっていることが多いので、算定の方法を、先に確認します。この制度の補助率(2分の1(50%))で考えると、この項目の見積額が100万円なら、支援の目安は50万円、自己負担は50万円です。 |
| 輸出 | 翻訳・通訳・海外関係の費用が含まれています。為替レートの前提と、海外とのやりとりの証拠(契約書、請求書)が、日本語以外で作られる場合の扱いを、確認します。この制度の補助率(2分の1(50%))で考えると、この項目の見積額が100万円なら、支援の目安は50万円、自己負担は50万円です。 |
申請の方法と、そろえる書類
| この制度の文章にある言葉 | ProdX Crowd編集部の見方 |
|---|---|
| Jグランツ | 申請は電子(オンライン)で行います。入力の画面が複雑なことがあるため、締切の直前ではなく、余裕を持って入力を始めます。入力内容は、一時保存して、第三者に見てもらいます。 |
この制度で、特に注意したいこと
| 区分 | 内容 |
|---|---|
| その他 | Jグランツの動作環境は以下のとおりです。 / ご不明点がある場合は、Jグランツの「よくあるご質問」をご確認ください。 |
「[3次公募]中小企業成長加速化補助金」の手続きの流れと日程
この制度の受付は2026年9月29日から2026年11月12日まで。締切の2026年11月12日から逆算した、準備の目安は次の表のとおりです。
- 申請計画書・見積書を提出
- 審査1〜3か月
- 交付決定ここから発注できる
- 発注・実施期間内に支払いまで
- 実績報告証拠書類を提出
- 検査・確定補助額が決まる
- 入金お金が入るのは最後
発注・契約は「交付決定」の後。お金が入るのは、最後の「入金」です。
| 時期(目安) | やること |
|---|---|
| 2026年9月12日ごろ | 公募要領を読み、対象かどうかを確認する |
| 2026年9月27日ごろ | 見積書の依頼、電子申請のアカウント取得、決算書・納税証明書の準備 |
| 2026年10月12日ごろ | 事業計画書の作成を始め、第三者(商工会議所・よろず支援拠点など)にも見てもらう |
| 2026年11月4日ごろ | 書類の最終確認。入力を前倒しで済ませる |
| 2026年11月12日 | 受付の終了日。この日までに提出が完了していること |
似た取り組みの支援事例
この制度の目的に近いテーマで、当社が事業計画の整理を支援してきた事例です(企業が特定されないよう匿名化しています)。
| 事例 | 内容 |
|---|---|
| 加工機ではなくコンプレッサーが生産能力を制限していた金属加工会社の設備投資 | 周辺設備の更新で加工機の稼働可能時間を広げ、量産の引き合いに応える計画。 |
| ボクシングと一般的なフィットネスを組み合わせ、新たな会員制ジムを構想 | フィットネスにボクシングを組み合わせて、選ばれる理由をつくる会員制ジムの構想。 |
| 軽貨物トレーラーの導入で積載量不足を解消し、輸送効率と受注対応力を改善 | 積載量の制約を設備で緩め、失注と余分な運行を減らす計画。 |
「[3次公募]中小企業成長加速化補助金」についてのよくある質問
Q&A[3次公募]中小企業成長加速化補助金
Q. [3次公募]中小企業成長加速化補助金の受付期間はいつですか?
2026年9月29日から2026年11月12日まで。
Q. [3次公募]中小企業成長加速化補助金は、いくらまで支援されますか?
上限は5億円です。対象経費に対して2分の1(50%)が支援されるため、10億円の対象経費で上限に達します。
Q. [3次公募]中小企業成長加速化補助金の対象になるのは、どんな事業者ですか?
公募要領に記載の応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等
Q. [3次公募]中小企業成長加速化補助金で、注意すべきことはありますか?
Jグランツの動作環境は以下のとおりです。
Q. [3次公募]中小企業成長加速化補助金で、注意すべきことはありますか?
ご不明点がある場合は、Jグランツの「よくあるご質問」をご確認ください。
この制度を検討するときの確認リスト
| 確認項目 | 状況 |
|---|---|
| 対象の地域(全国)に、事業所がある | □ はい □ いいえ |
| 対象者の条件に当てはまる | □ はい □ いいえ |
| 受付期間(2026年9月29日から2026年11月12日まで)に間に合う | □ はい □ いいえ |
| 自己負担を、上限5億円・補助率2分の1(50%)で計算した | □ はい □ いいえ |
| 交付決定(または承認)の前に、発注・契約をしない | □ はい □ いいえ |
| 後払いの資金繰り(つなぎ資金)の目処が立っている | □ はい □ いいえ |
OFFICIAL DATA
制度の基本情報(公式データ)
- 制度名
- [3次公募]中小企業成長加速化補助金
- 実施機関
- 中小企業成長加速化補助金
- 対象地域
- 全国
- 募集開始日
- 2026/09/29 13:00
- 募集終了日
- 2026/11/12 15:00
- 補助上限額
- 5億円
- 補助率
- 1/2以内
- 対象(従業員数)
- 従業員数の制約なし
- 対象業種
建設業・製造業・電気・ガス・熱供給・水道業 ほか13業種
建設業・製造業・電気・ガス・熱供給・水道業・情報通信業・複合サービス事業・サービス業(他に分類されないもの)・鉱業、採石業、砂利採取業・運輸業、郵便業・卸売業、小売業・金融業、保険業・不動産業、物品賃貸業・学術研究、専門・技術サービス業・宿泊業、飲食サービス業・生活関連サービス業、娯楽業・教育、学習支援業・医療、福祉
- 利用目的
- 新たな事業・雇用・職場環境を改善し・設備整備・IT導入
- 対象者・対象経費
- 上の解説と、公募要領でご確認ください
Jグランツの掲載文(目的・概要・応募資格など)を見る
■目的・概要
日本経済は、賃上げ率・国内投資ともに30年ぶりの高水準にあり、変化の兆しが現れる中、多くの中小企業は、物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。経済の好循環を全国に行き渡らせるためには、中小企業全体の「稼ぐ力」を底上げするとともに、地域にインパクトのある成長企業を創出していくことが重要です。
特に売上高が100億円に及ぶ企業は、一般的に賃金水準が高く、輸出による外需獲得やサプライチェーンへの波及効果も大きいなど、地域経済に与えるインパクトも大きいものとなります。中小企業成長加速化補助金は、こうした観点から将来の売上高100億円を目指して、大胆な投資を進めようとする中小企業者の取組を支援することを目的とします。
■応募資格
公募要領に記載の応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等
なお応募資格の一つに、100億宣言がポータルサイトに公表がされていることがございます。
補助金申請をご検討の方は、100億宣言の申請をお早めにお済ませくださいますようお願いいたします。
■100億企業成長ポータル
本補助金に関する公募要領、申請様式等の最新情報は、100億企業成長ポータルサイトにてお知らせいたします。
また、本補助金に関するよくあるご質問や各種資料、100億宣言に関する内容につきましても、同ポータルサイトよりご確認ください。
https://growth-100-oku.smrj.go.jp
■申請時の注意事項
Jグランツの動作環境は以下のとおりです。
下記のブラウザの最新バージョンをご利用ください。
なお、InternetExplorer等の下記以外のブラウザは、申請上のエラー等が生じますので利用しないでください。
・Windows:chrome、firefox、edge(※1)
・macOS:chrome、firefox、safari
・Android:chrome
※1 edgeの「InternetExplorerモード」は申請上のエラー等が生じますので利用しないでください。
また、文字入力する際に以下の文字が含まれないようにお願いします。
・ダブルクォーテーション:「"」・「“」・「”」
・カンマ:「,」
・タブ:「 」( ホームページ情報等を入力欄にコピー&ペーストをした際に生じる文字)
ご不明点がある場合は、Jグランツの「よくあるご質問」をご確認ください。
https://www.jgrants-portal.go.jp/faq
■これから申請をされる皆様へ
3次公募では、補助金申請時に100億宣言が本ポータルサイトに公表されていることが必要となります。
100億宣言の公表に係る手続は、通常2、3週間を要しますので、補助金申請を検討される場合は、お早めに100億宣言を進めて頂きますようお願いいたします。
■中小企業庁関連事業データ利活用ポリシー
https://www.chusho.meti.go.jp/hojyokin/data_policy/
本補助金にご提出いただいた情報は、この中小企業庁関連事業データ利活用ポリシーに則り活用されます。
本申請を行うことにより、本データ利用に同意したものとみなします。
募集期間
| 募集名 | 募集開始 | 募集終了 | 補助事業終了期限 |
|---|---|---|---|
| — | 2026/09/29 13:00 | 2026/11/12 15:00 | 2029/03/31 |
出典:Jグランツ(デジタル庁)|情報取得日時:2026/10/12 11:55
GUIDE
この制度を、くわしく読み解く
この制度の公式の案内文を、確認したい項目の順に整理しました。解釈や補足は、下の対話にまとめています。
目的・概要
日本経済は、賃上げ率・国内投資ともに30年ぶりの高水準にあり、変化の兆しが現れる中、多くの中小企業は、物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。経済の好循環を全国に行き渡らせるためには、中小企業全体の「稼ぐ力」を底上げするとともに、地域にインパクトのある成長企業を創出していくことが重要です。
特に売上高が100億円に及ぶ企業は、一般的に賃金水準が高く、輸出による外需獲得やサプライチェーンへの波及効果も大きいなど、地域経済に与えるインパクトも大きいものとなります。中小企業成長加速化補助金は、…
公式の記載をすべて見る
日本経済は、賃上げ率・国内投資ともに30年ぶりの高水準にあり、変化の兆しが現れる中、多くの中小企業は、物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。経済の好循環を全国に行き渡らせるためには、中小企業全体の「稼ぐ力」を底上げするとともに、地域にインパクトのある成長企業を創出していくことが重要です。
特に売上高が100億円に及ぶ企業は、一般的に賃金水準が高く、輸出による外需獲得やサプライチェーンへの波及効果も大きいなど、地域経済に与えるインパクトも大きいものとなります。中小企業成長加速化補助金は、こうした観点から将来の売上高100億円を目指して、大胆な投資を進めようとする中小企業者の取組を支援することを目的とします。
対象者・応募資格
公募要領に記載の応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等
なお応募資格の一つに、100億宣言がポータルサイトに公表がされていることがございます。
補助金申請をご検討の方は、100億宣言の申請をお早めにお済ませくださいますようお願いいたします。
申請方法・注意点
Jグランツの動作環境は以下のとおりです。
ご不明点がある場合は、Jグランツの「よくあるご質問」をご確認ください。
問合せ先・参照先・根拠法令
参照先
対話で理解する
Q&A[3次公募]中小企業成長加速化補助金について
Q. この補助金は、ひと言でいうとどんな制度ですか?
日本経済は、賃上げ率・国内投資ともに30年ぶりの高水準にあり、変化の兆しが現れる中、多くの中小企業は、物価高や人手不足などの経営課題に直面しています。経済の好循環を全国に行き渡らせるためには、中小企業全体の「稼ぐ力」を底上げするとともに、地域にインパクトのある成長企業を創出していくことが重要です。
Jグランツでの利用目的の区分は、「新たな事業を行いたい」・「雇用・職場環境を改善したい」・「設備整備・IT導入をしたい」です。
Q. いくらまで、どのくらいの割合で補助されますか?
Jグランツの掲載では、補助上限額は5億円、補助率は「1/2以内」です。
上限額や補助率は、申請する「枠」や事業者の区分によって異なる制度があります。自社が申請する枠の数字を、公募要領で確認します。
Q. いつまでに申請すればいいですか?
直近の募集は、2026/09/29〜2026/11/12です(現在募集中)。補助事業の終了期限は2029/03/31です。
締切の直前は電子申請が混み合うことがあるため、事業計画の準備は早めに始めます。
Q. うちの会社でも使えますか?
公式の記載では、「公募要領に記載の応募資格の要件をすべて満たす企業・団体等なお応募資格の一つに、100億宣言がポータルサイトに公表がされていることがございます。補助金申請をご検討の方は、100億宣言の申請をお早めにお済ませくださいますようお願いいたします。」とされています。
Jグランツの検索項目では、従業員数:従業員数の制約なし / 地域:全国 / 業種:建設業・製造業・電気・ガス・熱供給・水道業 ほかです。
自社が対象かどうかの最終判断は公募要領の要件で決まります。迷う場合は、会社の規模・業種・やりたい取り組みを整理して相談するのが近道です。
Q. どんな費用が補助の対象になりますか?
対象経費はJグランツの掲載文には詳しく書かれていません。公募要領の「補助対象経費」「対象外経費」の章で確認します。
見積を取る前に確認しておくと、後から対象外と分かるリスクを減らせます。
Q. 申請は、どのように進めますか?
公式の記載では、「Jグランツの動作環境は以下のとおりです。ご不明点がある場合は、Jグランツの「よくあるご質問」をご確認ください。」とされています。
申請は公式ページ(Jグランツ)から公募要領を確認し、電子申請または事務局の指定する方法で行います。
申請書類や加点項目は公募回ごとに変わることがあるため、必ず最新の公募要領を使います。
PLANNING ANALYSIS
中小企業成長加速化補助金(3次公募)を、売上高100億円に向けた投資判断に使う|100億宣言・賃上げ要件・対象経費の読み解き
3次公募の公募要領と概要資料から、対象者・100億宣言・投資額1億円以上・賃上げ4.5%要件・対象経費・審査・申請後の義務を整理。補助金より先に決めるべきことを解説。
この分析で分かること
- 売上高10億円以上100億円未満の中小企業が、将来の売上高100億円を目指して行う、投資額1億円以上の大きな投資が対象です
- 申請の前に「100億宣言」がポータルに公表されている必要があり、公表には通常2〜3週間かかります
- 賃上げは「補助事業完了年度から3事業年度後までの、1人当たり給与支給総額の年平均上昇率4.5%以上」で、未達の場合は未達成率に応じて補助金の返還が生じます
- 既存の老朽化設備の入れ替えなど、生産能力が向上しない更新投資は対象になりません
- 採択後も5年間、事業化と賃上げの状況報告が続きます。補助金は「もらって終わり」ではなく、5年の経営計画への約束です
PRODX INSIGHTこの制度を事業計画に使うための、ProdX Crowdの見方
- 補助金の前に「100億宣言」を済ませる。申請の締切から逆算すると、動き出しは約1か月前応募の要件として、申請までに100億宣言が100億宣言ポータルサイトに公表されている必要があります。公式資料は、公表の手続きに通常2〜3週間かかると案内しています。3次公募の締切は2026年11月12日15時で、事務局は10月26日までの宣言申請を推奨し、10月27日以降は締切までに公表が間に合わない可能性があると案内しています。つまり、設備の見積や事業計画を作り始める前に、まず経営者自身が「売上高100億円を目指す」という宣言を言葉にして公表する手順が必要です。宣言は書類の手続きではなく、会社の進む方向を従業員や取引先に示すことでもあります。
- 賃上げ要件は「4.5%・3年」の経営制約であり、未達なら返還になる賃上げは、補助事業が完了した日を含む事業年度(基準年度)の従業員1人当たり給与支給総額と、基準年度から3事業年度目(最終年度)の同額を比べ、年平均上昇率が全国の直近5年間の最低賃金の年平均上昇率(4.5%)以上であることが必要です。応募時に基準率以上の目標を掲げ、交付決定までに従業員等へ表明し、達成することが要件です。目標を達成できなかった場合は未達成率に応じて補助金の返還が求められます(天災など事業者の責めに帰さない理由がある場合を除く)。補助金を受けるかどうかは、設備の効果だけでなく、「3年後までに給与をこの水準まで上げ続けられるか」という財務と人材の計画で決まります。
- 対象は「生産能力が上がる成長投資」。老朽化設備の入れ替えは含まれない公募要領は、既存の老朽化設備を入れ替えるなど生産能力等が向上しない投資(更新投資)は認められないと明記しています。投資額は建物費・機械装置費・ソフトウェア費(資産計上するものに限る)の合計で1億円以上(税抜)であり、外注費と専門家経費はこの投資額に含まれません。さらに外注費と専門家経費の合計は、投資額未満でなければなりません。工場や物流拠点の新設・増設、自動化による生産性向上、イノベーション創出に向けた設備の導入といった「事業の規模と稼ぐ力を押し上げる投資」であることを、まず1文で書き出せるかが出発点です。
- 審査されるのは設備の性能ではなく、「今後5年のシナリオ」と実現の確からしさ審査基準は、経営力(中長期のビジョン、今後5年程度の経営者の明確なシナリオ、売上高成長率、付加価値増加率、売上高に占める設備投資の比率、賃上げの持続可能性、外部・内部環境の分析、成果目標と管理体制)、波及効果(域内仕入れの拡大や地域における価値創造、地域のモデル企業としての取組)、実現可能性(実施できる経営体制、財務状況、金融機関のコミットメント)の三つの柱です。審査は書面審査(1次)とプレゼンテーション審査(2次、経営者が出席)の二段階で、概要資料では採択倍率が1次公募で約6.0倍、2次公募で約3.9倍と示されています。設備の仕様を並べるより、「なぜこの規模の投資が、この会社の5年の成長に必要なのか」を経営者自身の言葉で語れる状態にすることが、いちばんの準備になります。
- 補助対象経費は「交付決定後の発注・銀行振込・相見積」が前提。使い方の落とし穴が多い対象経費は、交付決定を受けた日付以降に発生し、かつ契約(発注)を行い、補助事業期間内に納品・検収・支払が完了したものです。交付決定より前に契約(発注)した経費は、いかなる事情があっても補助対象になりません。支払は銀行振込の実績で確認され、現金払いや手形払いは対象外です。建物費・機械装置費・ソフトウェア費は単価100万円(税抜)以上のものに限られ、パソコン・タブレット・スマートフォンの本体費用は対象外です。採択後の交付申請では、原則2者以上の同一条件の相見積が必要になります。また、応募時に計上した経費がすべて補助対象になるとは限らず、最終的には確定検査で補助金額が確定します。
- 採択は入口にすぎない。5年間続く報告と、財産処分の制限を前提に決める補助事業者は、基準年度の終了後を初回として、以降5年間(合計6回)、事業化の状況と賃金引上げ等の状況を、毎事業年度終了後60日以内に報告する必要があります。補助事業関係の書類は事業終了後5年間保存します。取得した単価50万円(税抜)以上の機械等は処分制限があり、制限期間内に処分する場合は事前に事務局の承認が必要です。補助金を使うことは、5年間の経営の約束を結ぶことでもあります。採択の確率より先に、「5年間、この計画に責任を持てる体制があるか」を確かめることが大切です。
この制度を30秒で理解する
中小企業成長加速化補助金は、将来の売上高100億円を目指して、大胆な投資を進めようとする中小企業を支援する補助金です。目的は、賃上げへの貢献、輸出による外需獲得、域内の仕入れによる地域経済への波及効果が大きい「成長企業」を、地域に生み出すことにあります。
3次公募の要点は次のとおりです。いずれも公募要領(Ver1.4)と概要資料(Ver1.3)に基づく公式情報です。
- 補助上限額5億円、補助率1/2、補助事業期間は交付決定日から24か月以内
- 対象は売上高10億円以上100億円未満の中小企業で、「100億宣言」の公表が必須
- 補助事業の要件は、投資額が税抜1億円以上、賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画、日本国内での実施
- 賃上げ要件は、補助事業完了年度から3事業年度目の1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が4.5%以上
- 対象経費は建物費・機械装置費・ソフトウェア費・外注費・専門家経費。申請はJグランツのみ
応募の受付期間は2026年9月29日(火)から11月12日(木)15:00までです。ただし、この補助金で本当に大切なのは、締切より前の準備です。
3次公募の制度概要(公募要領・概要資料)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助上限額・補助率 | 5億円・1/2 |
| 補助事業期間 | 交付決定日から24か月以内(採択決定日から2か月以内に交付申請) |
| 対象者 | 売上高100億円を目指す中小企業(売上高10億円以上100億円未満) |
| 補助事業の要件 | 投資額1億円以上(税抜)/100億宣言の公表/賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画/国内での実施 |
| 賃上げ要件 | 基準年度から3事業年度目の1人当たり給与支給総額の年平均上昇率が4.5%以上 |
| 対象経費 | 建物費、機械装置費、ソフトウェア費、外注費、専門家経費 |
| 申請方法 | Jグランツのみ(GビズIDプライムアカウントが必要) |
1. 補助金より先に決めること|100億宣言という入口
この制度は、補助金の申請の前に、経営者が「売上高100億円を目指す」と宣言し、それが100億宣言ポータルサイトに公表されていることを求めています。公式資料は、公表の手続きには通常2〜3週間かかると案内しています。事務局は3次公募について、10月26日までの宣言の申請を推奨し、10月27日以降の申請は締切までに公表が間に合わない可能性があると注意喚起しています。
つまり、見積を集める前、事業計画を書き始める前に、次のことを先に決める必要があります。
- 会社として、売上高100億円を目指すのか(あるいは、さらなる成長を目指すのか)
- そのために、今後5年程度で何を変えるのか
- 従業員や取引先に、その方向を伝える覚悟があるか
宣言は、補助金を取るための書類ではなく、会社の進む方向を言葉にして社内外に示す経営判断です。この順番を逆にすると、補助金のための計画になり、審査でも、採択後の経営でも苦しくなります。
2. 何の制度か、何の制度ではないか
目的は、「稼ぐ力」を底上げし、地域にインパクトのある成長企業を創出することです。特に売上高100億円に及ぶ企業は、賃金水準が高く、輸出による外需獲得やサプライチェーンへの波及効果も大きいことが、制度の背景として示されています。
対象になる投資の例として、概要資料は次のような活用イメージを挙げています。
- 工場、物流拠点などの新設・増築
- イノベーション創出に向けた設備の導入
- 自動化による革新的な生産性向上
一方で、公募要領は、既存の老朽化設備を入れ替えるなど生産能力等が向上しない投資(更新投資)は認められないと明記しています。また、次のような事業は不支給要件に当たり、不採択や取消の対象になります(主なもの)。
- 具体的な補助事業の実施の大半を他社に外注・委託し、企画だけを行う事業
- 事業の実施にあたり、実質的に労働を伴わない事業や、専ら資産運用的性格の強い事業
- 購入した設備を自ら占有せず、特定の第三者に長期間貸与させるような事業
- 主として従業員の解雇を通じて賃上げ要件を達成するような事業
- 同一事業者が今回の公募で複数申請を行っている事業
- 国庫及び公的制度からの二重受給となる事業
3. 対象者を、順番に確認する
制度に当てはまるかは、次の順番で確認すると手戻りが少なくなります。
申請できるかの判定フロー(3次公募)
- 01中小企業者の定義に当たるか(業種別の資本金・従業員数。医療法人・一般社団等は対象外)
- 02売上高が10億円以上100億円未満か(日本国内に本社と実施場所があるか)
- 03みなし大企業・みなし同一法人に当たらないか、不支給要件に当たらないか
- 04100億宣言がポータルに公表されているか(申請までに必要)
- 05投資額(建物費・機械装置費・ソフトウェア費)が税抜1億円以上か(更新投資のみは対象外)
- 06賃上げ要件(年平均上昇率4.5%以上)を満たす今後5年程度の事業計画を作れるか
中小企業者の定義は、業種ごとに資本金と従業員数の基準が異なります(例:製造業・建設業・運輸業等は資本金3億円以下または従業員300人以下、卸売業は1億円以下または100人以下、サービス業は5,000万円以下または100人以下、小売業は5,000万円以下または50人以下など)。これに加えて、次のような条件があります。
- 売上高が10億円以上100億円未満であること
- 日本国内に本社と補助事業の実施場所を有していること
- 公募開始日時点で、確定している直近過去3年分の課税所得の年平均額が15億円を超えていないこと
- みなし大企業(大企業が株式の2分の1以上を所有している等)やみなし同一法人でないこと
最後の点は見落とされがちです。グループ会社や親会社との資本関係によっては、思わぬ形で対象外になることがあります。公募要領の定義を、顧問の専門家と一緒に早めに確認してください。
共同申請(コンソーシアム)も可能で、販路やブランドに強みがある企業が特殊技術に強みを持つ企業と連携する場合などが例示されています。リース会社を使った設備の取得にも、共同申請の形で対応できます。
4. 賃上げ要件|「4.5%・3年」を財務計画に組み込む
賃上げ要件は、この制度でもっとも重い条件です。
賃上げ要件の考え方
最終年度の1人当たり給与支給総額(A)÷ 基準年度の同額(B)×その3乗根(1/3乗)=1を引いて年平均上昇率とし、基準率4.5%以上か確認
「基準年度」は、補助事業が完了した日の属する事業年度です。「最終年度」は、そこから3事業年度目を指します。この2つの年度の「従業員(非常勤を含む)の1人当たり給与支給総額」を比べて、年平均上昇率が、全国の直近5年間の最低賃金の年平均上昇率(4.5%)以上であることが必要です。給与には、給料、賞与、各種手当など、給与所得として課税対象になる経費が含まれます。
応募時に基準率以上の目標を掲げ、その目標を、交付決定までに従業員または従業員代表、役員に対して表明することが求められます。表明していない場合は、交付決定の取消と補助金の全額返還の対象になります。また、「従業員の1人当たり給与支給総額」と「従業員の給与支給総額」のどちらを目標に掲げるかは、応募申請時に選択し、申請後の変更はできません。
返還が生じる主な場合は、次のとおりです。
- 交付決定までに目標を従業員等に表明しなかった場合
- 基準年度の1人当たり給与支給総額が、応募申請時の直近の事業年度を下回っている場合
- 応募時に掲げた目標を達成できなかった場合(未達成率に応じて返還)
ただし、天災など事業者の責めに帰さない理由がある場合は、返還を求めないとされています。また、取引先への適切な労務費の価格転嫁を図るため、公正取引委員会の指針の遵守も求められています。
5. 補助対象経費|単価100万円(税抜)以上と、発注の順番
対象経費は、次の五つの区分で構成されています。
補助対象経費の区分と主な注意点
| 区分 | 内容 | 主な注意点 |
|---|---|---|
| 建物費 | 事業に不可欠な生産・加工・販売・検査施設、倉庫等の建設・増築・改修・中古建物の取得 | 単価100万円(税抜)以上。単なる購入・賃借、土地代、門・塀等の構築物、撤去・解体費用は対象外 |
| 機械装置費 | 機械装置・工具・器具の購入・製作・借用、一体で行う改良・修繕・据付け・運搬 | 単価100万円(税抜)以上。構築物・船舶・航空機・車両及び運搬具は対象外。既存設備の改修等は対象外 |
| ソフトウェア費 | 専用ソフトウェア・情報システム等の購入・構築・借用、クラウドサービス利用 | 単価100万円(税抜)以上。PC・タブレット・スマホ本体は対象外。販売目的のソフト構築は対象外 |
| 外注費 | 建物・機械装置・ソフトウェアの取得に必要な加工・設計・検査等の一部の外注 | 事業計画の作成費用等は対象外。外注費と専門家経費の合計は、建物費等の合計額未満 |
| 専門家経費 | 取得に必要な技術指導・助言を受けるための専門家への経費 | 事業計画の作成に要する経費は対象外 |
経費の扱いで、特に大切な点を整理します。
- 発注の順番:交付決定より前に契約(発注)した経費は、いかなる事情があっても補助対象になりません。採択されたことは、発注してよいことを意味しません。
- 支払の方法:支払は銀行振込の実績で確認されます。現金払い・手形払い・L/C決済等は対象外です。
- 相見積:交付申請の際、原則として2者以上の同一条件の相見積が必要です(建物・機械・ソフトウェアは単価100万円(税抜)以上、外注費・専門家経費は契約先1件あたりの見積額の合計が50万円(税抜)以上の場合)。相見積を取っていない場合や最低価格の者を選定していない場合は、選定理由書と価格の妥当性を示す書類が必要です。
- 消費税:補助対象経費から消費税等を除外して算定します(免税事業者等を除く)。
- 精査:補助対象経費の精査は交付申請時に行われます。応募時に計上した経費がすべて補助対象になるとは限らず、応募時に計上していない経費を交付申請時に新たに計上することは認められません。
6. 審査|設備ではなく、5年のシナリオが問われる
審査は、書面審査(1次)とプレゼンテーション審査(2次)の二段階です。概要資料によると、申請の流れは、申請の後に①書面審査、②プレゼンテーション審査(経営者のプレゼンに基づき外部有識者が評価)を経て採択されます。採択倍率は、1次公募で約6.0倍、2次公募で約3.9倍と示されています。これは過去の公募の数字であり、個別の計画が採択される確率ではありません。
審査基準の柱は三つです。
経営力
- 将来の売上高100億円(または更なる成長)に向けた中長期のビジョンや計画、今後5年程度の経営者の明確なシナリオ、成長余力を最大限伸張した事業戦略
- 売上高成長率、付加価値増加率、売上高における設備投資額の比率(企業の収益規模に応じたリスクをとった投資か)
- 賃上げと投資の持続可能性(補助事業の期間中に実施する「足下の賃上げ」も評価)
- 市場や顧客動向、経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)の分析、市場ニーズの検証、競合との差別化
- 適切な成果目標と、達成に向けて効率的に管理する体制
波及効果
- 域内仕入れの拡大や地域における価値創造(サプライチェーン、ものづくりの高度化、イノベーション、地域資源の活用)
- 下請取引先への適切な取引姿勢、レジリエンス、経済安全保障、女性活躍などに配慮した地域のモデル企業としての取組
実現可能性
- 計画を実施できる経営体制、早期の投資の実行
- 補助事業を適切に遂行できる財務状況
- 金融機関のコミットメント(財務基盤の改善・強化、成長資金の供給や増加運転資金への対応姿勢など)
設備の仕様や性能は、この審査の中心ではありません。「なぜこの規模の投資が、この会社の5年の成長に必要なのか」を、市場・顧客・競合・自社の強みから論理的に説明できるかが問われます。
7. 申請から補助金の受領まで、そしてその後
3次公募の主なスケジュール(概要資料。目安であり変更の可能性あり)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 9月下旬 | 公募説明会(動画配信) |
| 2026年9月29日(火) | 申請受付開始 |
| 2026年11月12日(木)15:00 | 申請締切(Jグランツ) |
| 1月中旬 | 1次審査(書面)結果の通知 |
| 2月15日〜3月5日 | プレゼンテーション審査(経営者等が出席) |
| 3月下旬以降 | 採択結果の公表(以降、順次交付決定) |
補助事業の流れは、公募・応募申請(Jグランツのみ)→ 書面審査 → プレゼンテーション審査 → 採択 → 交付申請(採択決定日から2か月以内)→ 交付決定 → 補助事業の実施(進捗状況確認)→ 額の確定(事業報告・証憑類による検査)→ 補助金の交付、という順です。補助金は検査で額が確定した後に支払われるため、補助事業の期間中の支払は、いったん自社で賄う必要があります。資金繰りと、金融機関との関係が重要になるのはこのためです。
補助事業の終了後も、次の義務があります。
- 実績報告:補助事業の完了から30日を経過した日、または補助事業期間の終了日のいずれか早い日までに実績報告書を提出
- 事業化・賃上げ状況の報告:基準年度の終了後を初回として、以降5年間(合計6回)、毎事業年度終了後60日以内
- 書類の保管:事業終了後5年間
- 財産処分の制限:取得した単価50万円(税抜)以上の機械等は、処分制限期間内に処分する場合、事前に事務局の承認が必要
- 実地検査等への協力、事業リスク(倒産・撤退等)の速やかな報告
事業化により収益を得られたと認められる場合でも、収益納付は求められないと明記されています。
8. 申し込む前に、決めておきたいこと
最後に、この制度を使うかどうかの判断のために、次の問いを書き出してみてください。
- 売上高100億円という目標は、会社の本心から出た方向か。それとも補助金のための目標か
- 今回の投資は、生産能力や稼ぐ力を、どう押し上げるか。更新投資にとどまっていないか
- 3年後までの賃上げ(年平均4.5%以上)を、財務と人材の計画として約束できるか
- 補助金の入金前に、投資額の全額を支払える資金繰り(融資を含む)があるか
- 補助金が不採択でも行う投資か。行うなら、いつ、どの規模か
- 5年間の報告と書類保管を、実行できる体制があるか
補助金は、投資の「必要性」と「時期」が決まった後に、資金計画の一部として検討するものです。制度の名前に合わせて投資を決めるのではなく、投資の必要性から逆算して、使える制度を探してください。
なお、本記事は2026年10月9日時点の公募要領・概要資料に基づいています。補助率、上限額、対象要件、スケジュールは変更されることがあります。申請の前には、必ず最新の公式資料(100億企業成長ポータル、Jグランツ)を確認してください。
情報源(確認した公式資料)
ACTION PLAN
自社で確認すること
- 100億宣言を、締切(2026年11月12日15時)から逆算して申請する(事務局の推奨は10月26日まで。公表に通常2〜3週間)
- 「今回の投資が、生産能力や稼ぐ力をどう押し上げるか」を1文で書き出す(更新投資のみなら対象外であることを確認する)
- 建物費・機械装置費・ソフトウェア費(資産計上するもの)の合計が、税抜で1億円以上になるかを、見積から確認する
- 売上高が10億円以上100億円未満であること、中小企業者の定義(業種別の資本金・従業員数)、みなし大企業・みなし同一法人に当たらないことを確認する
- 基準年度の従業員1人当たり給与支給総額を賃金台帳から算出し、3年後に4.5%以上の年平均上昇が可能な水準を、賃金計画に落とす
- 賃上げ目標(1人当たり給与支給総額か、給与支給総額か)は応募時に選択し、申請後は変更できないことを踏まえて決める
- 見積は、補助事業者自身が同一の仕様で複数社に依頼し、交付申請に備える(交付決定前の発注は不可)
- Jグランツ申請に必要なGビズIDプライムアカウントを、2週間程度の余裕をもって取得しておく
- 金融機関に、事業計画と資金調達の方針を共有し、審査で問われるコミットメントの状況を確認する
この利用目的の補助金で、一般的に確認したいこと
- 新しい事業の内容、対象顧客、必要な投資を、事業計画として説明できるかが重要になります。
- 既存事業との違いを整理しておくと、制度の要件と照らし合わせやすくなります。
- 取り組みの目的(採用、定着、働き方の改善など)を明確にしておくと、合う制度を探しやすくなります。
投資の内容・時期・金額を整理したうえで、この制度が自社に合うかを確認できます。利用できる制度を確認する
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よくある質問
対象になるのは、どんな会社ですか。
公募要領では、中小企業者であって、売上高が10億円以上100億円未満であること、日本国内に本社と補助事業の実施場所を持つこと、収益事業を行っていること、補助事業の要件(投資額1億円以上、100億宣言の公表、賃上げ要件を満たす今後5年程度の事業計画)を満たすことなどが定められています。みなし大企業・みなし同一法人に当たらないことも必要です。詳細は必ず公募要領で確認してください。
100億宣言とは何ですか。いつまでに必要ですか。
中小企業の経営者が「売上高100億円」という目標を目指し、実現に向けた取組を行っていくことを宣言するもので、100億宣言ポータルサイトに公表されます。補助金の公募の申請時までに公表されている必要があり、公表の手続きには通常2〜3週間かかります。3次公募では、事務局が10月26日までの宣言申請を推奨しています。
補助金の上限額と補助率はいくらですか。
上限額は5億円、補助率は1/2です(概要資料)。補助事業期間は交付決定日から24か月以内です。最新の数字は、必ず公募要領とJグランツで確認してください。
賃上げ要件を達成できなかった場合は、どうなりますか。
応募時に掲げた目標を達成できなかった場合は、未達成率に応じて補助金の返還が求められます。また、基準年度の従業員1人当たり給与支給総額が応募時の直近の事業年度を下回っている場合などは、補助金の全額返還の対象になる場合があります。天災など事業者の責めに帰さない理由がある場合は返還を求めないとされています。
老朽化した設備を新しくする投資も対象ですか。
公募要領は、既存の老朽化設備を入れ替えるなど生産能力等が向上しない投資(更新投資)は認められないと明記しています。生産能力の向上や新たな価値の創出につながる投資であることが必要です。
申請書類は専門家に作ってもらってもよいですか。
外部の専門家の助言を受けること自体は考えられますが、審査では経営者自身がプレゼンテーションを行い、事業の確からしさを説明します。専門家経費は補助対象経費の区分としてありますが、投資額には含まれず、外注費と合わせて投資額未満であることが必要で、「事業計画の作成に要する経費」は対象外です。
採択された後の義務には、どんなものがありますか。
実績報告、基準年度の終了後を初回とする5年間(合計6回)の事業化・賃上げ状況の報告、関係書類の5年間の保存、実地検査への協力、取得財産の処分制限などがあります。報告で賃上げ要件を満たしていないことが判明した場合は、補助金の返還が求められることがあります。
補助金・経営支援顧問