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秋田県の建設業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)
秋田県の建設業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)について、公的統計(e-Stat)の数字と、そこから読み取れることを、順に整理します。
秋田の建設業の、開業と廃業の動き
秋田の建設業の、開業と廃業の動きは、どうなっていますか?
まず、全体像からお伝えしますね。
2016年から2021年の5年間に、秋田県の建設業では、事業所が634か所新しくでき、1,164か所が廃業しました。2021年の事業所のうち、この5年で新しくできたものは13.1%(全国22.2%)、2016年にあった事業所のうち、廃業したものは21.6%(全国23.7%)でした。
新設は2016年6月以降にできた事業所、廃業は2016年にあって2021年までになくなった事業所です。
この数字から読み取れること
この数字から、何が読み取れますか?
数字から言えることを、整理しますね。
新設から廃業を引くと−530か所です。5年間で、できる事業所より、なくなる事業所のほうが多い産業です。
新設も廃業も全国と同じくらいで、入れ替わりは落ち着いた産業です。既存の事業者との関係の中で、選ばれる理由を作ることが、出店の前提になります。
経営上のポイント
経営では、どんなことに気をつければいいですか?
ここは、押さえておきたいところです。
新規出店や開業を考えるときは、この数字を「入口」にして、実際に出店を考える市区町村の、競合の数や顧客の動きを確かめます。数字は都道府県全体の傾向で、市区町村ごとの差は、別に確認が必要です。
この業種の事業所のうち、個人経営は36.4%(全国22.9%)です。個人経営が多い産業では、経営者の高齢化と、事業の引き継ぎが、廃業の背景になっていることがあります。
秋田の中で、ほかの業種と比べる
同じ地域の、ほかの業種と比べると、どうですか?
見比べてみましょう。
秋田で従業者が多い業種を並べると、建設業は12業種中4番目です。従業者数の増え方が最も大きいのは不動産業・物品賃貸業(+13.6%)、最も小さいのは宿泊業・飲食サービス業(−10.3%)です。同じ地域の中で、働く人を取り合う関係にある業種と、並べて見ることが、採用や賃金を考える出発点になります。
| 業種 | 従業者数(割合) | 従業者の増減 |
|---|---|---|
| 卸売業・小売業 | 81,777人(20.5%) | −2.7% |
| 医療・福祉 | 69,560人(17.4%) | +10.0% |
| 製造業 | 64,789人(16.2%) | −1.9% |
| 建設業(この業種) | 38,150人(9.6%) | −3.1% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 27,855人(7.0%) | −10.3% |
| サービス業 | 27,037人(6.8%) | −1.4% |
| 運輸業・郵便業 | 18,821人(4.7%) | +3.4% |
| 生活関連サービス業・娯楽業 | 16,972人(4.3%) | −5.1% |
| 教育・学習支援業 | 9,689人(2.4%) | +9.9% |
| 専門・技術サービス業 | 8,085人(2.0%) | +3.0% |
| 不動産業・物品賃貸業 | 6,326人(1.6%) | +13.6% |
| 情報通信業 | 3,327人(0.8%) | −4.6% |
同じ地方の都道府県と比べる
近くの県と比べると、どうですか?
同じ地方の県と、並べてみますね。
全国47都道府県のうち、建設業が全産業の従業者に占める割合は、秋田が3番目に高く、この産業が地域経済の中で目立つ地域です。
従業者数の増減は47番目で、全国の中でも、減っている方の地域です。1事業所あたりの従業者数は15番目で、平均的な規模です。
| 都道府県 | 建設業の従業者の割合 | 従業者数の増減 |
|---|---|---|
| 青森県 | 10.3% | +4.9% |
| 岩手県 | 9.3% | −2.2% |
| 宮城県 | 9.5% | +3.0% |
| 秋田県(この地域) | 9.6% | −3.1% |
| 山形県 | 8.7% | −2.4% |
| 福島県 | 10.0% | +6.0% |
秋田で、いま使える制度(建設業の方向け)
今、使える制度は、ありますか?
ここは、実際に使える制度を、見てみましょう。
補助金検索に載っている制度のうち、秋田県を対象にした、いま受付中・受付予定のものは49件です(全国どこでも使える国の制度は288件)。
秋田の制度を目的別に見ると、「人材育成」10件、「雇用・職場環境を改善したい」10件、「設備整備・IT導入」6件の順に多くなっています。雇用・人材に関する制度が、地域の制度の中心です。
開業・廃業に関係しそうな制度(創業・開業・出店)は、36件あり、うち秋田の制度は4件です。いちばん締切が近いのは、「起業・創業支援事業補助金」(締切 2027年1月29日)です。地域の制度と国の制度は、同じ経費に重ねて使えないことが多いため、併用できるかを、公募要領で先に確かめます。
- 起業・創業支援事業補助金横手市|締切 2027年1月29日
- 東成瀬村地域経済活性化事業東成瀬村|受付期間は公式で確認
- 鹿角市再エネ推進補助金(地域向け電源導入促進事業)令和8年度民有地活用型太陽光発電事業の発電事業者募集について鹿角市|受付期間は公式で確認
- 美郷町空き店舗等出店促進事業補助金美郷町|受付期間は公式で確認
- 令和8年度「水力発電導入促進支援事業費補助金(事業性評価支援事業)」(新規事業 追加公募分)水力発電導入促進支援事業費補助金|締切 2026年10月28日
制度の数は、補助金検索のデータ(取得日:2026-10-13)から数えました。最新の受付状況は、各制度の公式ページで確認してください。
似た課題に取り組んだ、支援事例
似た課題に取り組んだ事例は、ありますか?
参考になりそうな事例が、あります。
当社が支援してきた事例のうち、開業・廃業に近い課題に取り組んだものを紹介します(企業が特定されないよう、匿名化しています)。業種が違っても、課題の構造が似ている事例は、自社の打ち手を考える材料になります。数字から見える地域の傾向を、自社の打ち手に結びつけるときの、参考にしてください。
数字と制度を重ねると、見えてくること
数字と制度を重ねると、何が言えますか?
ここが、いちばん大事なところです。
秋田を対象にした、開業・廃業に関係する制度が4件(国の制度を含めると36件)あります。締切が近いのは「起業・創業支援事業補助金」(締切 2027年1月29日)です。使えるかを確かめるなら、早めの確認が安全です。
新しく開業・出店するときは、初期費用と、運転資金の両方が必要です。創業や出店を支える制度は、初期費用の一部を、補う位置づけです。制度に合わせて計画を作るのではなく、計画を作ってから、使える制度を探す順番が、安全です。
自社で確かめたい問い
自社に当てはまるかは、どう確かめればいいですか?
次の問いで、確かめてみてください。
数字は、地域全体の傾向です。自社に当てはまるかは、次の問いで確かめてください。
出店・開業を考えている市区町村で、同業の事業所は、この5年で増えていますか、減っていますか。
廃業した同業の顧客・取引先・人材を、受け止められる準備は、ありますか。
開業後に、売上が安定するまでの運転資金を、何か月分、確保できていますか。
考えられる打ち手
具体的に、どんな打ち手が考えられますか?
打ち手は、次のように考えられます。
出店前に、候補の市区町村の競合の数と、客層(年齢・世帯)を、公的統計や現地で確かめます。
開業の初期費用と、売上が安定するまでの運転資金を、先に見積もります。
創業・出店に使える補助金や、税制の対象になるかを、計画の初期に確認します。
秋田の建設業の、ほかのテーマ
使える制度の探し方
この内容に合う制度は、どうやって探せばいいですか?
数字から見える課題に合わせて、補助金検索で、次のキーワードを試してみてください。制度の対象・期限・上限額は、必ず各制度の公式ページで確かめてくださいね。
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