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徳島県の運輸業・郵便業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)
徳島県の運輸業・郵便業の開業・廃業の動き(新規出店を考える前に)について、公的統計(e-Stat)の数字と、そこから読み取れることを、順に整理します。
徳島の運輸業・郵便業の、開業と廃業の動き
徳島の運輸業・郵便業の、開業と廃業の動きは、どうなっていますか?
まず、全体像からお伝えしますね。
2016年から2021年の5年間に、徳島県の運輸業・郵便業では、事業所が125か所新しくでき、152か所が廃業しました。2021年の事業所のうち、この5年で新しくできたものは16.9%(全国23.3%)、2016年にあった事業所のうち、廃業したものは19.8%(全国24.2%)でした。
新設は2016年6月以降にできた事業所、廃業は2016年にあって2021年までになくなった事業所です。
この数字から読み取れること
この数字から、何が読み取れますか?
数字から言えることを、整理しますね。
新設から廃業を引くと−27か所です。5年間で、できる事業所より、なくなる事業所のほうが多い産業です。
新設も廃業も全国と同じくらいで、入れ替わりは落ち着いた産業です。既存の事業者との関係の中で、選ばれる理由を作ることが、出店の前提になります。
経営上のポイント
経営では、どんなことに気をつければいいですか?
ここは、押さえておきたいところです。
新規出店や開業を考えるときは、この数字を「入口」にして、実際に出店を考える市区町村の、競合の数や顧客の動きを確かめます。数字は都道府県全体の傾向で、市区町村ごとの差は、別に確認が必要です。
この業種の事業所のうち、個人経営は7.3%(全国7.3%)です。個人経営が多い産業では、経営者の高齢化と、事業の引き継ぎが、廃業の背景になっていることがあります。
徳島の中で、ほかの業種と比べる
同じ地域の、ほかの業種と比べると、どうですか?
見比べてみましょう。
徳島で従業者が多い業種を並べると、運輸業・郵便業は12業種中7番目です。従業者数の増え方が最も大きいのは専門・技術サービス業(+22.6%)、最も小さいのは宿泊業・飲食サービス業(−7.7%)です。同じ地域の中で、働く人を取り合う関係にある業種と、並べて見ることが、採用や賃金を考える出発点になります。
| 業種 | 従業者数(割合) | 従業者の増減 |
|---|---|---|
| 卸売業・小売業 | 60,462人(19.8%) | +3.6% |
| 医療・福祉 | 59,125人(19.4%) | +15.4% |
| 製造業 | 52,528人(17.2%) | +4.0% |
| 宿泊業・飲食サービス業 | 22,513人(7.4%) | −7.7% |
| 建設業 | 21,348人(7.0%) | +5.6% |
| サービス業 | 20,352人(6.7%) | +19.2% |
| 運輸業・郵便業(この業種) | 13,623人(4.5%) | +6.9% |
| 生活関連サービス業・娯楽業 | 11,470人(3.8%) | −1.7% |
| 教育・学習支援業 | 10,246人(3.4%) | +5.5% |
| 専門・技術サービス業 | 6,879人(2.3%) | +22.6% |
| 不動産業・物品賃貸業 | 6,776人(2.2%) | +12.4% |
| 情報通信業 | 2,822人(0.9%) | +12.2% |
同じ地方の都道府県と比べる
近くの県と比べると、どうですか?
同じ地方の県と、並べてみますね。
全国47都道府県のうち、運輸業・郵便業が全産業の従業者に占める割合は、徳島が39番目に高く、この産業の存在感は、全国の中では小さい地域です。
従業者数の増減は21番目で、全国の中では中位の動きです。1事業所あたりの従業者数は44番目で、小さな事業所が多い地域です。
| 都道府県 | 運輸業・郵便業の従業者の割合 | 従業者数の増減 |
|---|---|---|
| 徳島県(この地域) | 4.5% | +6.9% |
| 香川県 | 6.1% | +9.2% |
| 愛媛県 | 5.9% | +5.4% |
| 高知県 | 4.3% | +15.0% |
徳島で、いま使える制度(運輸業・郵便業の方向け)
今、使える制度は、ありますか?
ここは、実際に使える制度を、見てみましょう。
補助金検索に載っている制度のうち、徳島県を対象にした、いま受付中・受付予定のものは55件です(全国どこでも使える国の制度は288件)。
徳島の制度を目的別に見ると、「設備整備・IT導入」10件、「人材育成」8件、「雇用・職場環境を改善したい」8件の順に多くなっています。設備やITへの投資を後押しする制度が、地域の制度の中心です。
開業・廃業に関係しそうな制度(創業・開業・出店)は、39件あり、うち徳島の制度は7件です。いちばん締切が近いのは、「ローカル10,000プロジェクト(地域経済循環創造事業交付金)に係る事業を募集します」(締切 2026年11月13日)です。地域の制度と国の制度は、同じ経費に重ねて使えないことが多いため、併用できるかを、公募要領で先に確かめます。
- ローカル10,000プロジェクト(地域経済循環創造事業交付金)に係る事業を募集します三好市|締切 2026年11月13日
- 徳島市中心市街地出店支援事業徳島市|締切 2027年1月29日
- 美馬市創業等促進事業奨励金美馬市|受付期間は公式で確認
- 創業・空き店舗等再生支援事業のお知らせ三好市|受付期間は公式で確認
- 「阿南市中小企業支援ガイドブック」を作成しました阿南市|受付期間は公式で確認
制度の数は、補助金検索のデータ(取得日:2026-10-13)から数えました。最新の受付状況は、各制度の公式ページで確認してください。
似た課題に取り組んだ、支援事例
似た課題に取り組んだ事例は、ありますか?
参考になりそうな事例が、あります。
当社が支援してきた事例のうち、開業・廃業に近い課題に取り組んだものを紹介します(企業が特定されないよう、匿名化しています)。業種が違っても、課題の構造が似ている事例は、自社の打ち手を考える材料になります。数字から見える地域の傾向を、自社の打ち手に結びつけるときの、参考にしてください。
数字と制度を重ねると、見えてくること
数字と制度を重ねると、何が言えますか?
ここが、いちばん大事なところです。
徳島を対象にした、開業・廃業に関係する制度が7件(国の制度を含めると39件)あります。締切が近いのは「ローカル10,000プロジェクト(地域経済循環創造事業交付金)に係る事業を募集します」(締切 2026年11月13日)です。使えるかを確かめるなら、早めの確認が安全です。
新しく開業・出店するときは、初期費用と、運転資金の両方が必要です。創業や出店を支える制度は、初期費用の一部を、補う位置づけです。制度に合わせて計画を作るのではなく、計画を作ってから、使える制度を探す順番が、安全です。
自社で確かめたい問い
自社に当てはまるかは、どう確かめればいいですか?
次の問いで、確かめてみてください。
数字は、地域全体の傾向です。自社に当てはまるかは、次の問いで確かめてください。
出店・開業を考えている市区町村で、同業の事業所は、この5年で増えていますか、減っていますか。
廃業した同業の顧客・取引先・人材を、受け止められる準備は、ありますか。
開業後に、売上が安定するまでの運転資金を、何か月分、確保できていますか。
考えられる打ち手
具体的に、どんな打ち手が考えられますか?
打ち手は、次のように考えられます。
出店前に、候補の市区町村の競合の数と、客層(年齢・世帯)を、公的統計や現地で確かめます。
開業の初期費用と、売上が安定するまでの運転資金を、先に見積もります。
創業・出店に使える補助金や、税制の対象になるかを、計画の初期に確認します。
徳島の運輸業・郵便業の、ほかのテーマ
使える制度の探し方
この内容に合う制度は、どうやって探せばいいですか?
数字から見える課題に合わせて、補助金検索で、次のキーワードを試してみてください。制度の対象・期限・上限額は、必ず各制度の公式ページで確かめてくださいね。
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